僕たちはどこへ向かうのだろうか

朝、ジムに行った。その前に髪も切った。これだけで今日の1日はやり切ったと思う。よくやった自分、ナイス。

最近読んだ記事に、共感するものがあった。テーマは豊かさと幸福、みたいな感じだったと思う。昔はコンビニは深夜営業していなかったし、スマホもなければパソコンも普及していなかった。きっと、今の自分がそんな昔にタイムスリップしたら、ストレスが半端じゃないかと思う。きっと僕だけでなく、この日本に住む人たちのほとんどが。僕はまだ20前半の人間だけど、小さい頃と比べて便利なことが増えたと思おう。何か困ったことがあればスマホで解決。買い物も、メールも、暇つぶしさえも。

では、僕らは果たして幸せになっているのだろうか。スマホには多くの広告、インスタを見ればおしゃれな写真、ツイッターは不平不満の声。便利な世の中なはずなのに、何か胸につっかえるものがあるのは、きっと僕だけじゃないと思う。スマホやネットを便利に使うはずが、スマホやネットのせいで心を浪費している人は結構いると思う。機能的にはもちろん便利なのだが、使い方や、そもそも使うにあたってのマインドセットがきっと整っていないのでないかと考えてしまう。

僕らはどこに向かっていくのだろう。最悪働かなくても生きていけるのに、どうしてこんなにどんよりしているんだろう。僕らは何に囚われているのだろう。自分が囚われていることに気づけない限りは、このどんよりとした気持ちは僕たちの心を、そして心は体を蝕むっていくかもしれない。

ただ、そこから抜け出すのはもしかしたら簡単かもしれない。朝早く起きる、顔をしっかり洗う、朝ごはんを食べる、日差しを浴びる、誰かと話す、笑う、伸びをする、私服に着替える、外にでて大きく息を吸う、散歩をするでもいいし、サイクリングでもドライブでもいい、インスタは閉じて、ツイッターも閉じる、映画を見る、蔦屋書店にいく、本を読む、海を眺めたっていい、兄弟や親に連絡する、会いたいと思った人に連絡してみる、電車では外の景色を眺める、いいなと思ったものを撮ってみる、食べ歩きをする、山に登る、家電を見る、行ったことない場所に行ってみる、知らない人と友達になってみる、そんなことだけでいいのかもしれない。

今、この瞬間を実感し、味わう、過ぎたことに囚われないで、起きていないことに恐れを抱かず、今を精一杯に実感する。

もしかしたら、僕らは選択肢が多過ぎるせいで、頭の中がごちゃごちゃになっているのかもしれない。自分で意識的に情報をシャットダウンする必要があるのかもしれない。

きっと、全部が一気にめんどくさく、投げ出したくなる時も、生まれたことを後悔することもあるのかもしれない。

それでも、それでもいいんだと思う。そんな時は自分を攻めすぎず、ちょっとだけ熱いコーヒーでもお茶でも飲んで、リラックスするのがいいのかもしれない。