1人で生きるより

この悲しみも切なさも、1人で綺麗に昇華できるほど出来た人間ではないので、言葉を綴ることで自分を楽にしたい。

上手く言葉には出来ないけれど、僕は彼が大好きで、彼も僕を好きだったんだ。けど、上手くはいかず、彼に新しい人ができて、僕は諦めた。けど、時間が経っても、まだ、あなたを心のどこかでずっと思ってしまう自分がいるし、あなたはもう僕の見えないところで新しい幸せを楽しんでいるのに、僕はいつまでここにいるのだろうか。

宇多田ヒカルは、1人で生きるより永久に傷つきたい、と歌っている。その意味が最初は分からなかったし、今も完全に理解してるわけじゃない。けど、誰かと一緒になって時には傷ついた方が、きっと人生が色濃く映るんじゃないかって最近思えるようになってきた。

けど、この孤独感や寂しさはまだ消えてくれはしない。多分、きっとこの苦さは薄まっても心のどこかにこべりついて、時に僕を苦しませるのかもしれない。でも、それでもあなたを好きになれてよかったと思いたい。一緒にいれた時間はとても素敵なものだった。

あなたと歩いた新宿の歩道を、今は1人で歩いています。僕はもう少し時間がかかっちゃいそうです。だから、僕のことは気にせず先に行っててくださいな。

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