松本人志監督が世界とつながろうとした『しんぼる』
以前、『電波少年』で自分の笑いが世界に通用するのかを試した松本人志。あの企画が成功したかどうかはわからないが、『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM』のオーディオコメンタリーかなにかで、松本の下ネタのコントを見たアメリカ人の親子がかんかんに怒って帰っていった、というエピソードを語っていたと記憶している。
そんな「世界」との相性がよくなかったはずの松本人志監督は、『大日本人』を引っ提げて、カンヌ映画祭で「世界」と直面した。おそらく、上々の反応だったのだろう。こ