見出し画像

上岡龍太郎さんを悼む

本日のお昼に、上岡龍太郎さんが、肺がんと間質性肺炎のため、5月19日にお亡くなりになったとの速報が流れました。

ほんとうに悲しいニュースです。昭和漫才の生き字引でしたね。1960年に漫画トリオの一員としてデビューし、人気司会者としてテレビで引っ張りだこだった2000年に芸能界を引退しました。1942年生まれでしたので、60歳になる前の引退に多くの人が驚きました。

私の個人的な記憶は1980年、4歳のときに始まります。このとき、関西の土曜お昼の人気番組『ノックは無用』を見ていたんです。そう、私は幼いころから上岡さんを見ていたんですね。

でも、本格的に上岡さんにハマったのは、『鶴瓶・上岡パペポTV』と『探偵ナイトスクープ』です。中学生のころでした。当時、『パペポ』は読売テレビに観覧に行ったこともあります。

『ナイトスクープ』は「ラインバック」「アホバカ分布図」「爆発タマゴ」「ホーミー」「ガッツ石松」の頃によく見ました。

それから、引退後の横山ノックさんへの弔辞です。これは引退後のことですが、その内容もさることながら、ひとつの完成された話芸でもありました。

批評眼も鋭かった。『一杯のかけそば』に疑問を呈したり、占い師の顔に×を書いたり、EXテレビで「低俗の限界」というのもあったなぁ。もちろん、漫才を熟知している。

そして、SNSで批判が飛び交う今の混沌とした芸能界のありようを予見してか、2000年にスパッと引退。慧眼というほかない。

とにかく、上岡さんのようなインテリジェンスと毒のある芸人はもういない。高学歴芸人はたくさんいるが、ふにゃふにゃ頭ばっかり。直接お会いしてお話を聴きたかったなぁ…。

また、上岡さんのことは書きます。合掌。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?