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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】自宅周りの危険な場所を事前にチェックしておくと、思わぬ発見が!散歩のすすめ

私たちの日常は予測不可能な自然災害によって一瞬にして変わります。だからこそ、普段から周囲の環境をよく観察し、危険が潜む場所を把握しておくことが重要です。

避難経路などに以下のような危険がないか確認しておきましょう。
・古い建物や土蔵
・大きな看板
・古いブロック塀
・狭い路地
・ため池
・川
・側溝や用水路
・がけ
・銅像やお墓

一見すると日常生活に溶け込んでいるこれらの場所が、地震が発生した時には大きなリスクとなり得ます。避難所への安全なルートを確認するため、事前に周辺を散歩することをおすすめします。

そうすることで、普段は気づかないような危険な場所や、もしもの時に避けるべきルートが明らかになるかもしれません。実際に散歩をしてみることで、自分の足で安全な道を見つけ、心にも体にもルートを覚えさせることができます。

私は震災直後、近所の家族連れ5人と一緒に避難所である公民館へ向かいました。その中にいた小学生に「広い道と狭い道、どっちを行けばいいと思う?」と質問したところ、「狭い道は近道だけど、神社があるので何か崩れているかもしれない」と答え、広い道を選びました。案の定、神社の玉垣はすべて崩れ落ちていました。

子供たちに安全を見極める力が身に付いていて、小学校での防災教育の成果を感じました。

このように、日頃からの準備と知識が、緊急時には大きな力となります。自宅の周囲をチェックし、普段からの散歩を通じて、避難経路を確認しておくことは、自分だけでなく、家族や地域社会の安全を守るためにも非常に重要です。できることから始めてみましょう。

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