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2024年元旦に能登半島地震で被災した女性防災士です。防災士としての知識を基に、非常用…

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2024年元旦に能登半島地震で被災した女性防災士です。防災士としての知識を基に、非常用リュックの中身、どうすれば災害に強い生活を送れるか、地震保険に関するあまり知られていない事実、災害後の行政手続きの進め方など、被災者ならではのリアルな声を伝えます。

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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】まさか!能登に大地震が起きるなんて:生の経験に学ぶ防災の教訓

令和6年1月1日午後4時10分、最大震度7を記録した能登半島地震が起きました。2020年頃から地震が頻繁に起きていましたが、1000年に一度とも言われるような大災害が起こるとは、誰も想像していませんでした。 石川県は、地震保険の掛金が東京に比べて低いこともあり、「地震が少ない地域」という認識がありました。しかし、予想外の大地震が発生したのです。 地震が発生した際、まずは自分を守ることが最優先です。私の住む地域では震度5強を記録し、家がきしむほどの強い横揺れが約2分間続きま

    • 【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】「災害高血圧」って知ってますか?医師が警告を鳴らす「生活不活発病」のリスク

      災害が発生した直後から、私たちは多くの健康リスクに直面します。今回は、災害時に特に注意が必要な「災害高血圧」と「生活不活発病」についてお話ししたいと思います。 災害高血圧とは? 災害高血圧とは、災害後のストレスや環境の変化によって血圧が上昇する現象を指します。日本心臓病学会によると、不眠や脱水、精神的ストレスが原因で、被災直後から発生し、発災後2~4週間で収縮期血圧(最高血圧)が平均5~25mmHg上昇することが報告されています。震災前には130mmHg程度と良好な血圧コン

      • 【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】災害ボランティアが被災地でピース?インスタ写真を見てムカッとした話

        先日、能登半島地震の被災地でボランティア活動をしている知人2人が、インスタグラムにピースサインをした写真を投稿しているのを見かけました。彼らの善意の行動を評価したい気持ちもありますが、正直なところ、その投稿にはあきれてしまいました。 被災地でのピース写真、果たして適切なのか? 被災地でのボランティア活動は非常に重要です。多くの人々が支援を必要としており、ボランティアの手助けが欠かせません。しかし、そんな中でピースサインをして写真を撮り、SNSにアップすることが、本当に適切な

        • 【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】水害・洪水対策の緊急時の対応を再確認!みんなで一緒に行動するのが大切です

          水害が発生した場合、一人ひとりの心構えや準備が非常に重要です。緊急時の対応についてまとめました。 1. 警戒警報・避難命令に速やかに従う 市町村、消防署などからの警戒警報・避難命令には速やかに従いましょう。川の増水などは短時間で一気に危険な状態になります。避難命令が出るということは、すでに相当危険な状態になっているため、無視せず迅速に避難することが重要です。 2. 避難する時はみんなと一緒に行動する 単独で避難することは非常に危険です。川に流されてしまったり、側溝に落ちて

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          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】水害・洪水対策で大切なのは、日常の備え!心がけを確認しよう

          水害が発生した場合、一人ひとりの心構えや準備が非常に重要です。洪水対策として最も大切なのは、日頃からの備えです。以下に、水害に備えるための日常の心がけを紹介します。 天気予報や気象状況に気をつける 梅雨時や台風シーズンなど、洪水が起こりやすい時期には、テレビ、ラジオ、新聞の天気予報に注意し、天気の変化に敏感になりましょう。大雨や洪水等の注意報・警報はテレビやラジオでも流れるため、見落とさないように注意しましょう。 非常食や持ち出す物などを準備しておく 非常食には、調理の手

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】水害・洪水対策で大切なのは、日常の備え!心がけを確認しよう

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】「能登の翼」は能登半島地震の復興応援ソング!亡くなった13歳の想いを引き継ぐ

          七尾市の2つの中学校で、能登半島地震の復興を祈る音楽イベント「希望の翼 in 七尾」が開催されました。同市在住の作詞家で歌手の椿れいさんや作曲家の渡辺俊幸さんのパフォーマンスとトークを楽しんだほか、「能登の翼」を全員で合唱しました。 パフォーマンスとトークを楽しむ 音楽イベントは一般社団法人のと龍ノ翼プロジェクト(七尾市)が主催。同法人は被災地を応援するために発足し、音楽イベントの企画や被災地の児童・生徒への寄付募集などに取り組んでいます。 イベントでは、椿れいさん、二胡

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】「能登の翼」は能登半島地震の復興応援ソング!亡くなった13歳の想いを引き継ぐ

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】NPO輪島朝市に使用差し止めの仮処分を申請!対立している場合じゃないと思う

          2024年1月1日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の朝市通り。露店の店主らでつくる輪島市朝市組合は7月5日、NPO法人「輪島朝市」に対し、「輪島朝市」と「わじまるしぇ」の商号などの使用禁止を求める仮処分を金沢地裁に申し立てました。 NPO法人「輪島朝市」は、2021年に元組合長らによって設立された団体です。 朝市組合とNPO法人「輪島朝市」の対立 朝市組合は、NPO法人「輪島朝市」が「輪島朝市」や「わじまるしぇ」と冠した催しを開いていることや、「輪島

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】NPO輪島朝市に使用差し止めの仮処分を申請!対立している場合じゃないと思う

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登の魅力を紹介する季刊誌「能登」を応援しよう!

          能登半島の知られざる魅力を伝え続けてきた季刊情報誌「能登」が、2024年5月に復刊しました。この情報誌は、能登半島の豊かな自然や文化を紹介することで、多くの読者に親しまれてきました。編集長の経塚幸夫さん(70)は、ほぼ全ての作業を一人で担ってきましたが、能登半島地震後にやむなく休刊を決断。しかし、「こんな時だからこそ」という周囲の後押しを受け、地震の教訓を伝える誌面の編集に取りかかりました。 編集長は「ツール・ド・のと400」の立役者 金沢市出身の経塚さんは、地元新聞社で約

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登の魅力を紹介する季刊誌「能登」を応援しよう!

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】奥能登の釣具店がピンチ!穴水では唯一の店が廃業!被災地でのレジャーは不謹慎?

          奥能登地域では、能登半島地震の影響で多くの釣具店が厳しい状況に追い込まれています。地震による海底の隆起で釣りスポットが減少し、さらに被災地でのレジャーが不謹慎とされる風潮から、釣り人が極端に減っているのが現状です。このため、釣具店の売上が激減し、廃業する店も出てきています。 穴水町唯一の釣具店「釣侍」の廃業 穴水町では唯一の釣具店であった「釣侍」が廃業を余儀なくされました。この店は、年間を通じてクロダイ釣りが楽しめるリアス式海岸沿いに位置し、多くの釣り人に愛されていました。

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】奥能登の釣具店がピンチ!穴水では唯一の店が廃業!被災地でのレジャーは不謹慎?

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】線状降水帯の恐怖!雨音や川の音で洪水が分かる!地震で地盤が緩んでいる場所は要注意

          能登半島地震から半年以上経つのに、今でもブルーシートの家が数多く見られます。梅雨の季節に良く耳にする線状降水帯について調べてみました。音で分かる洪水の危険も紹介します。 線状降水帯とは? 線状降水帯とは、同じ場所に長時間にわたって強い雨を降らせる気象現象です。この現象が発生すると、短時間で大量の雨が降り、洪水や土砂災害を引き起こす可能性があります。特に、石川県のように地震の影響で地盤が緩んでいる地域では、さらに危険が増します。 音で分かる洪水の危険 洪水の危険を早期に察知

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】線状降水帯の恐怖!雨音や川の音で洪水が分かる!地震で地盤が緩んでいる場所は要注意

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】復興の実感「ない」7割 地元新聞のアンケートから分かった不満や怒り、やるせなさ

          2024年6月18日から26日にかけて、地元新聞社が能登半島地震に関するアンケートを実施しました。10代から80代までの210人が回答し、その結果、復旧・復興の実感について多くの人々が不満や怒り、やるせなさを感じていることが明らかになりました。 復興の実感に関するアンケート結果 アンケートの結果、77人が「ない」、72人が「あまりない」と答え、復旧・復興の実感が乏しいことが浮き彫りになりました。一方で、「ある」と答えた人は12人、「ややある」と答えた人は39人にとどまりまし

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】復興の実感「ない」7割 地元新聞のアンケートから分かった不満や怒り、やるせなさ

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】明けましておめでとうは言えるのか?来年以降の年賀の挨拶はどうしよう

          2024年7月1日、能登半島地震から半年が経過しました。毎月の1日16時10分になると、県内各地で多くの人々が手を合わせて黙祷を捧げる姿が見られます。地震の発生時刻を心に刻み、失われた命や被災した人々への思いを胸に抱いているのです。 新年の挨拶「あけましておめでとう」の葛藤 私たちは、毎年1月1日になると「明けましておめでとう」と新年の挨拶を交わします。しかし、来年からこの言葉を口にできるのかという不安が胸をよぎります。震災から1年が経過する中で、心に傷を負った多くの人々に

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】明けましておめでとうは言えるのか?来年以降の年賀の挨拶はどうしよう

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登半島地震の死者300人に!災害関連死に新たに18人追加、さらに増える可能性も

          能登半島地震による避難生活の負担などから生じた災害関連死について、石川県と珠洲市、穴水町、能登町による合同の審査会は6月25日、新たに18人を関連死と認定する答申を出しました。この地震による死者は、市町の正式認定を経て300人(直接死230人、関連死70人)に達する見通しです。 災害関連死の認定状況 審査会では、遺族からの申請を受けた23人について審査が行われ、珠洲市で3人、能登町で9人、穴水町で6人の計18人が関連死と判断されました。なお、穴水町で関連死の認定が出るのは初

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登半島地震の死者300人に!災害関連死に新たに18人追加、さらに増える可能性も

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登の復興割の補助率が7割!お得だけど来てくれるのか。岸田首相の人気取り?

          2024年7月1日、岸田総理が被災地である能登地域を訪れ、旅行費用を補助する「復興応援割」を発表しました。補助率を7割とする方針を明らかにしたことが、大きな波紋を呼んでいます。旅館などの受け入れ態勢が整っていない現状での補助率7割について様々な意見が飛び交っています。 補助率7割の「復興応援割」とは? 岸田総理は七尾市の和倉温泉を訪れ、旅館周辺の護岸を視察し、復旧状況を確認しました。その後、能登地域への旅行費用を補助する「復興応援割」について補助率を7割とする方針を示しまし

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登の復興割の補助率が7割!お得だけど来てくれるのか。岸田首相の人気取り?

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】さいはての珠洲市に20~30代が集まっている!若者を引き寄せる限界集落の魅力とは?

          能登半島のさいはて珠洲市では近年、20代~30代の若い移住者が増えています。若い移住者は手入れが行き届かない地域資源を活かし、新しい価値を生み出そうとする取り組みを進めています。特に「真浦(まうら)」という人口減・高齢化が著しい集落で進行中の「現代集落」プロジェクトが注目されています。 「現代集落」プロジェクトとは? このプロジェクトを手がけるのは、金沢市内で一棟貸しの宿『旅音/TABI-NE』を23棟経営する株式会社こみんぐるの林俊伍さんです。林さんは、「100年後も持続

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】さいはての珠洲市に20~30代が集まっている!若者を引き寄せる限界集落の魅力とは?

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】限界集落を現代集落へ!新しい発想で最先端まちにする取り組みにエールを

          能登半島は、過疎化と少子高齢化が進む地域であり、人口の50%以上が65歳以上を占める限界集落が点在しています。限界集落とは、農作業や生活道路の管理、冠婚葬祭などの社会的共同生活の維持が困難になりつつある集落を指します。 しかし、今年1月1日に発生した能登半島地震は、既に限界に近い状態だった能登半島にさらなる打撃を与えました。30年かけてゆっくりと衰退していくはずだった地域が、一瞬でその時間が短縮されてしまったのです。断水は解消されたのですが、復旧の見通しが立っていない地域も

          【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】限界集落を現代集落へ!新しい発想で最先端まちにする取り組みにエールを