見出し画像

土を喰らう12か月 鮎漁師の呟き

朝 映画館に出かけた

深い深い 美しい映画だった
鑑賞後 寝込む事も無く 漁場に
出かけた

静かな静かな水面
鮎の気配が無い

“鮎見てから 打て”は 師匠の鉄則
漁場に 鮎漁師は居ない

リハビリ リハビリ
川の中に 居る事がリハビリ

漁場をわたり歩く
打てども 打てども鮎は 居ない

“オイ 喰うきか?”
モクズ蟹が呟く

大きくなったら また考えると
川へ戻す

映画の中で 土の味の話をしていた。
御意

鮎は 生まれ育った水の味がする。
石灰岩質の山々にある漁場の水は 
甘い
そこで 育つ苔も甘いのだろう
鮎も 甘いのである。

そんな 瀬の中には
ヒレピンの魚がいる

打てども 打てども
鮎は居ない….
堰堤に寝転び空を仰ぐ

“なんと 青き空なことよ”

さて 帰って 土を喰らうとするかな

舌が痺れるくらい柑橘で 土の味がする

平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲

主治医に いつも言われる

御意


この記事が参加している募集

#今日やったこと

30,871件

#今こんな気分

75,935件

#映画感想文

67,710件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?