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鮎を喰らう12ケ月 鮎漁師の呟き

どうしても観たかった映画
土を喰らう12ヶ月
早朝より観てきた。


開演時間に家を出ると間に合う
田舎の映画館
封切り二週間も経って無いのだが…
観客は3人だけだった

どこかで 観た景色
そう信州白馬の景色が美しい

その中で繰り広げられる 仙人暮らし
季節の移ろいを 上手く写し
そして 目の前の畑の食材を手にする

料理監修は 土井善晴が手掛ける
著書 一汁一菜あればいいの世界観

ただ この映画の根底にあるのは
三途の川から帰って来て唯一
読めた禅の本 “臨済録”があると
感じた。

逆に 臨済録を何度も読んでから
観ているから
サラッと観れたぐらいで…

深い深い映画だった。

エネルギーを使う映画は 観終わると
枯渇したかのように
ケンタッキーを買いに行き 貪り喰い
寝込むのがパターン

この映画は 何ら変化無く….
日常と重なるからなのであろう

帰りに 漁場を観に行く

静かな 静かな水面
鮎の気配は 無い

リハビリ リハビリ
昼から出かけよう 
川を歩きに投網を手に

冷凍庫の中は 鮎三昧

鮎を喰らう12カ月
食卓の大鉢には いつも鮎の甘露煮が
ある暮らし

それでいい

平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲

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