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株式会社UW社員達の映画感想。

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記事一覧

【UW映画感想】#76『オッペンハイマー』【押川賢吾】

いやー、凄い。 3時間ほぼ会話の作品がこんなに面白いの本当に意味わかんない。 演技はもちろん凄いんですが、固定された画に臨場感を感じたのは初めてです。 カメラマン…

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13日前
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【UW映画感想】#75『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』【押川賢吾】

見ました!! 仕事終わりに急いで予約したので間違えて吹き替え版での鑑賞になりましたが、みんな惑星アラキスの古代語?みたいな言葉で結構喋ってたのでほぼ字幕でした! …

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2週間前
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【UW映画感想】#74『DUNE/デューン 砂の惑星』【押川賢吾】

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督めちゃくちゃ好きなのに今まで観てなくて本当にごめんなさい。 PART2が大層評判が良いので遅ればせながらPART1を鑑賞させていただきました。 本…

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3週間前
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【UW映画感想】#73『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』【押川賢吾】

〝音楽は世界を救う〟的な内容で、割と強引なやり方で話進めてたけどまぁ楽しめた。 ジャイアンが令和も普通にスネ夫をボコボコにしてたのには驚いた。 それはそうと見終…

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1か月前
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【UW映画感想】#72『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』【上田昌宏】

20年ぶりに帰ってきたガンダムSEED。 もう最高でした。最高すぎて言葉にならないほど最高でした。ケチのつけようがないぐらい完璧でした。 強いて言うならラクスのパイロッ…

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2か月前
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【UW映画感想】#71『TALK TO ME』【芳賀隆之】

ユーチューバーが監督した映画。A24制作にして、A24ホラー史上最高興行を記録したとか。アメリカでも大評判。23年度末に見てきたちょっと今更のレビュー。 ある置物を介し…

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2か月前
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【UW映画感想】#70『ザ・ミル』【上田昌宏】

あるビジネスマンが目を覚ますと独房のようなところに閉じ込められ、毎日毎日無意味にも思われる巨大なミル(粉挽き機)を回し続けるタスクを負わされる。同じタスクを背負…

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3か月前
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【UW映画感想】#69『哀れなるものたち』【芳賀隆之】

映画フリークの間で昨年から何かと話題になっていたヨルゴスランティモスの最新作。エマストーン主演。早くもアカデミー女優賞の声が名高い。見てきました。怪作!!見る人…

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3か月前
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【UW映画感想】#68『すずめの戸締まり』【上田昌宏】

日本を代表するアニメーション作家、新海誠監督の作品を「君の名は。」以来に久しぶりに観てみた。 画を見ただけで、新海誠だとわかる空の色調、水や雨の繊細な表現としつ…

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3か月前
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【UW映画感想】#67『MEG ザ・モンスター・MEG ザ・モンスターズ2』【押川賢吾】

我らがジェイスン・ステイサム主演の映画 「MEG ザ・モンスター」シリーズ1と2合わせての考察and感想です。 ネタバレ全開なので、映画を観た方向けとなります。 そうで…

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3か月前
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【UW映画感想】#66『哀れなるものたち』【タケウチユウイ】

ランティモス。 イメージフォーラムで『籠の中の乙女』を観たのが20年以上前。心臓ぶち抜かれてから今日までこの監督のTORIKOです。この世の全ての食材に感謝を込めていた…

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3か月前
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【UW映画感想】#65『AIR』【芳賀隆之】

エアジョーダンの黎明期を描いたサクセスストーリー。ベンアフレック監督、マット・デイモン主演。実話をベースにした、”無鉄砲な男が無謀な挑戦で周りを巻き込み最後はエ…

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3か月前
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【UW映画感想】#64『きっとうまくいく』【タケウチユウイ】

パンゴンレイクをご存知でしょうか。 インドの北部ラダックにあるその湖は、標高5000〜6000mの山々に囲まれています。 白い山肌と、鮮やかな青色の湖はまるでブルーハワイ…

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3か月前
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【UW映画感想】#63『すばらしき世界』【上田昌宏】

「シャバは我慢の連続ですよ!我慢のわりに大して面白うもなか!やけど空が広いち言いますよ!」 役所広司の映画ですよ。役所広司の映画ですけど、個人的に印象に残ったの…

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3か月前
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【UW映画感想】#62『パーフェクトデイズ』【押川賢吾】

ルーティンって良いですよね。 憧れます。 なんかカッコいいし。 やっぱ優れたビジネスマンとかアーティスト、アスリート達って自分だけのルーティンみたいなの持ってたり…

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3か月前
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【UW映画感想】#61『ダゲレオタイプの女』【芳賀隆之】

もう一人の「世界のクロサワ」、黒沢清のフランス映画。黒沢清といえば、回路だのCUREだの90年代Jホラーを牽引してきた男。立教大学時代に蓮實重彦の教鞭を受け、8mm自主映…

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3か月前
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【UW映画感想】#76『オッペンハイマー』【押川賢吾】

【UW映画感想】#76『オッペンハイマー』【押川賢吾】

いやー、凄い。
3時間ほぼ会話の作品がこんなに面白いの本当に意味わかんない。
演技はもちろん凄いんですが、固定された画に臨場感を感じたのは初めてです。
カメラマン、ホイテ・ヴァン・ホイテマの新境地でしたね。
あと、シンプルにあの時代の事を勉強しなきゃな、と思いました。
こんな作品をノーランが作ってくれた事が本当にありがたいですね。

広島長崎目線のシーンがカットされている事に不満の声が出ているらし

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【UW映画感想】#75『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』【押川賢吾】

【UW映画感想】#75『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』【押川賢吾】

見ました!!
仕事終わりに急いで予約したので間違えて吹き替え版での鑑賞になりましたが、みんな惑星アラキスの古代語?みたいな言葉で結構喋ってたのでほぼ字幕でした!

すげぇ〜!
前作がスターウォーズEP1だとしたら、今作はEP2.3.4.5続けて見た、くらいの満足感でした!
個人的にはPART1くらいじっくりと見せてくれる方が好きかもしれません!

でもサイコー!出てくるキャラが軒並み旬のハリウッド

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【UW映画感想】#74『DUNE/デューン 砂の惑星』【押川賢吾】

【UW映画感想】#74『DUNE/デューン 砂の惑星』【押川賢吾】

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督めちゃくちゃ好きなのに今まで観てなくて本当にごめんなさい。
PART2が大層評判が良いので遅ればせながらPART1を鑑賞させていただきました。

本当に観てなくて申し訳ないですけど、このタイミングで観れて本当に良かった。
映画館で観れなかった事は本当に悔しいけど、そもそもこの作品を正当に評価できるタイミングは今しかないのでは?とすら思ってます。

賛否両論、というか否寄りの

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【UW映画感想】#73『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』【押川賢吾】

【UW映画感想】#73『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』【押川賢吾】

〝音楽は世界を救う〟的な内容で、割と強引なやり方で話進めてたけどまぁ楽しめた。
ジャイアンが令和も普通にスネ夫をボコボコにしてたのには驚いた。

それはそうと見終わった後もずっとモヤモヤと引っかかる部分があったのでそれを書きたい。

作中で『運命の赤い糸』という強引なひみつ道具が登場するんだけど、まぁ文字通り自分と運命の赤い糸で結ばれた楽器が分かる、という道具。

上の画像を見て分かる通り何故かス

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【UW映画感想】#72『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』【上田昌宏】

【UW映画感想】#72『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』【上田昌宏】

20年ぶりに帰ってきたガンダムSEED。
もう最高でした。最高すぎて言葉にならないほど最高でした。ケチのつけようがないぐらい完璧でした。
強いて言うならラクスのパイロットスーツ姿狙いすぎじゃない?

ガンダムSEED以降ガンダムシリーズを観てなかったので、20年ぶりのガンダムだったけど、昨今のアニメ技術の向上によって大進化を遂げていた。すべてがカッコいい。戦闘シーンのエフェクトとかもうすごい、すご

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【UW映画感想】#71『TALK TO ME』【芳賀隆之】

【UW映画感想】#71『TALK TO ME』【芳賀隆之】

ユーチューバーが監督した映画。A24制作にして、A24ホラー史上最高興行を記録したとか。アメリカでも大評判。23年度末に見てきたちょっと今更のレビュー。
ある置物を介して死んだ人に憑依できる海外版コックリさんてきなストーリー。キャッチコピーは「霊、やばい、キモチいい」。これは逸品のコピー。実際、本当にアッパー系ドラッグよろしく、霊を身体に入れてぶっ飛びまくる描写や演出は斬新で良かった。しかし、まず

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【UW映画感想】#70『ザ・ミル』【上田昌宏】

【UW映画感想】#70『ザ・ミル』【上田昌宏】

あるビジネスマンが目を覚ますと独房のようなところに閉じ込められ、毎日毎日無意味にも思われる巨大なミル(粉挽き機)を回し続けるタスクを負わされる。同じタスクを背負わされたものが他にも何人かいて、タスクをこなせなかったり、最下位をとったものは解雇(処刑)される。

なぜこんな事をさせられているのか、ここから脱出する方法があるのか、謎だらけの設定で始まる。
話が進むにつれ、この施設のシステムであったり、

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【UW映画感想】#69『哀れなるものたち』【芳賀隆之】

【UW映画感想】#69『哀れなるものたち』【芳賀隆之】

映画フリークの間で昨年から何かと話題になっていたヨルゴスランティモスの最新作。エマストーン主演。早くもアカデミー女優賞の声が名高い。見てきました。怪作!!見る人は確実に選ぶ問題作でもあります。なんといってもエマストーン、NGないの?!ってくらい怪演してます。早い話ヤリまくってます。彼女は今作のプロデューサーも兼任してて、つまりはヤラされてるわけではなく自らヤッてる。すごい覚悟と、パッション。こりゃ

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【UW映画感想】#68『すずめの戸締まり』【上田昌宏】

【UW映画感想】#68『すずめの戸締まり』【上田昌宏】

日本を代表するアニメーション作家、新海誠監督の作品を「君の名は。」以来に久しぶりに観てみた。
画を見ただけで、新海誠だとわかる空の色調、水や雨の繊細な表現としつこいまでのレンズフレア。
代名詞のような画作りはさすがだなと思いました。

取材をしっかりしてるんだろうなとわかる、実際の風景との忠実さ。主人公(すずめ)が九州地方から四国、関西、東京と移動していくなかで、ちゃんと登場人物のセリフの方言が、

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【UW映画感想】#67『MEG ザ・モンスター・MEG ザ・モンスターズ2』【押川賢吾】

【UW映画感想】#67『MEG ザ・モンスター・MEG ザ・モンスターズ2』【押川賢吾】

我らがジェイスン・ステイサム主演の映画
「MEG ザ・モンスター」シリーズ1と2合わせての考察and感想です。

ネタバレ全開なので、映画を観た方向けとなります。
そうでない方はブラウザバックをお願いいたします。



1と2両方のあらすじ

「ステイサムがデケェ鮫を倒す」

はい。星5。

もう星5です。
ステイサムがデケェ鮫を倒す映画ですよ?
星5でしょ。

1から見た方がそりゃ良いけど、別

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【UW映画感想】#66『哀れなるものたち』【タケウチユウイ】

【UW映画感想】#66『哀れなるものたち』【タケウチユウイ】

ランティモス。
イメージフォーラムで『籠の中の乙女』を観たのが20年以上前。心臓ぶち抜かれてから今日までこの監督のTORIKOです。この世の全ての食材に感謝を込めていただきます。
そして『女王陛下のお気に入り』から待つこと5年。途中傑作短編『Nimic』を挟みましたけど、本当に本当に待ちに待った、、、
期待せず待ってました。待が重なっちゃってます。
重待、待の渋滞。
まぁ期待しないなんて無理っすよ

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【UW映画感想】#65『AIR』【芳賀隆之】

【UW映画感想】#65『AIR』【芳賀隆之】

エアジョーダンの黎明期を描いたサクセスストーリー。ベンアフレック監督、マット・デイモン主演。実話をベースにした、”無鉄砲な男が無謀な挑戦で周りを巻き込み最後はエモーションで大成功!”という、典型的アメリカな映画。役作りのために太ったのかわからないけどデブでも絵になるマット・デイモン。

言わずとしれたエアジョーダン。現在のスポーツブランド覇者であるNIKEが1982年当時はコンバースやadidas

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【UW映画感想】#64『きっとうまくいく』【タケウチユウイ】

【UW映画感想】#64『きっとうまくいく』【タケウチユウイ】

パンゴンレイクをご存知でしょうか。
インドの北部ラダックにあるその湖は、標高5000〜6000mの山々に囲まれています。
白い山肌と、鮮やかな青色の湖はまるでブルーハワイのかき氷。
夏祭りの風物詩とも言える白と青のハイコントラストデザート"ブルーハワイ"。今では敬遠しがちですが、男子はこれ一択でしたよね。目瞑って食べたらどれも同じ味なんて話もあります。

青と白でもう一つ思い浮かぶのがブルーアイズ

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【UW映画感想】#63『すばらしき世界』【上田昌宏】

【UW映画感想】#63『すばらしき世界』【上田昌宏】

「シャバは我慢の連続ですよ!我慢のわりに大して面白うもなか!やけど空が広いち言いますよ!」

役所広司の映画ですよ。役所広司の映画ですけど、個人的に印象に残ったのは、ヤクザの姐さんのこのセリフです。

タイトルのすばらしき世界という意味が、映画を観ただけでは一見意味がわからないし、人によっていろんな捉え方ができるのだろうけど、僕は上のセリフが一番意味を現してるように思えた。

人間社会はめんどくさ

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【UW映画感想】#62『パーフェクトデイズ』【押川賢吾】

【UW映画感想】#62『パーフェクトデイズ』【押川賢吾】

ルーティンって良いですよね。
憧れます。
なんかカッコいいし。
やっぱ優れたビジネスマンとかアーティスト、アスリート達って自分だけのルーティンみたいなの持ってたりするじゃないですか。
あれカッコいいですよね。俺もやりたい。
でも無理。すぐ飽きるから。

この映画の主人公はビジネスマンでもアーティストでもアスリートでもないトイレ掃除のおじさんです。
けど毎日のルーティンを大事にしてます。
一日を丁寧

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【UW映画感想】#61『ダゲレオタイプの女』【芳賀隆之】

【UW映画感想】#61『ダゲレオタイプの女』【芳賀隆之】

もう一人の「世界のクロサワ」、黒沢清のフランス映画。黒沢清といえば、回路だのCUREだの90年代Jホラーを牽引してきた男。立教大学時代に蓮實重彦の教鞭を受け、8mm自主映画から始まりその作家性は唯一無二だが結構難解というかシュールというか。ホラーはものすごく怖い。心理的に追い込まれる。そんな彼が全編フランスロケ、フランスキャスト・スタッフという布陣で撮影した本作。を、8年越しにようやく鑑賞。

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