【UW映画感想】＃76『オッペンハイマー』【押川賢吾】

いやー、凄い。
３時間ほぼ会話の作品がこんなに面白いの本当に意味わかんない。
演技はもちろん凄いんですが、固定された画に臨場感を感じたのは初めてです。
カメラマン、ホイテ・ヴァン・ホイテマの新境地でしたね。
あと、シンプルにあの時代の事を勉強しなきゃな、と思いました。
こんな作品をノーランが作ってくれた事が本当にありがたいですね。

広島長崎目線のシーンがカットされている事に不満の声が出ているらしいのですが、それはもう仕方ないと思います。
二度と同じ過ちが起こらないように後世に伝えなきゃいけない、絶対に忘れてはいけない大切な事なのは前提として、原爆で人が死ぬシーンなんて入れたらR-18確定で、この素晴らしい映画を見て歴史に興味を持つ人が減っちゃいますしね。
広島出身の僕が言うのも何だけど。

納得いかないなら日本で映画を作るしかないんですよね。
定期的に海外では作られてるけど、日本ではお客さんが入らないから作れないんでしょうか？
火垂るの墓をジブリが作ってくれたのが、すごく幸せな事だったんだなぁと
今しみじみ思います。

今こそ戦争についてしっかり学ぶべきだと思いました、本当に。
この映画を通じて同じように想った人、特に若い人がいたら嬉しいなぁ。
僕からは以上。