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【UW映画感想】#70『ザ・ミル』【上田昌宏】

あるビジネスマンが目を覚ますと独房のようなところに閉じ込められ、毎日毎日無意味にも思われる巨大なミル(粉挽き機)を回し続けるタスクを負わされる。同じタスクを背負わされたものが他にも何人かいて、タスクをこなせなかったり、最下位をとったものは解雇(処刑)される。

なぜこんな事をさせられているのか、ここから脱出する方法があるのか、謎だらけの設定で始まる。
話が進むにつれ、この施設のシステムであったり、謎は少しずつ解ってくるのだけど、そこはあまり重要な部分ではなかったりする。

この映画の主題は、現代におけるビジネスマンの働き方に対する社会風刺的なところにあるんじゃないかと思う。
何のために働いているのか、何のために昇進したいのか、「生き方を問う」というところに重きを置いてるのだと感じた。

今一度、「自分の人生を振り返るきっかけにしてください」と言うメッセージを込めた作品だと思う。
エンタメってよりは哲学的な内容なので、そういうのが好きって方にはオススメします。

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