見出し画像

【UW映画感想】#62『パーフェクトデイズ』【押川賢吾】

ルーティンって良いですよね。
憧れます。
なんかカッコいいし。
やっぱ優れたビジネスマンとかアーティスト、アスリート達って自分だけのルーティンみたいなの持ってたりするじゃないですか。
あれカッコいいですよね。俺もやりたい。
でも無理。すぐ飽きるから。

この映画の主人公はビジネスマンでもアーティストでもアスリートでもないトイレ掃除のおじさんです。
けど毎日のルーティンを大事にしてます。
一日を丁寧に、大切に過ごす為にルーティンを大事にしてます。

決まった時間や場所で決まった所作・動作を繰り返す事で、心の安寧を保ってます。
心の安寧を保てない日もあります。
ルーティンをこなせない日もあります。
でも日々を丁寧に、大切に生きています。
ルーティンがあるからこそ小さな変化や幸せに気付けるんです。

みんなそれぞれ大変なんです。本当色々大変なんです。
全て自分で選んできた人生じゃないじゃないですか。
時には流されたり、逃げたりした事もあるじゃないですか。
それでもこの現状を、今を、丁寧に大切に生きる事。

変わらない事を大切にする事で変わっていく事があるんですよ、きっと。
変わらないわけがないじゃないですか、って主人公も言ってた。

だから上手くいかなかった日もパーフェクトデイだし、上手くいった日もパーフェクトデイなんです。
その日々が連なってパーフェクトデイズになるんだから、まずは明日を丁寧に大切に生きてみます。

その為のルーティン。
日々を丁寧に、大切に生きる為のルーティン。
初めてみるか。
でも無理、すぐ飽きるから。

あぁ?!
うるせェなァ!
ルーティンがなくても一日を大切に生きる事はできるだろ!
出来らあっ!

「映画というのは映画館で観る為に作られてる」って意味が「言葉」でなく「心」で理解できる映画でした。
映画好きならぜひ映画館で見て欲しいです。
映画好きじゃ無いって人は何だろ、キャンプとか釣りとかすりゃいんじゃないすか?
その時間を丁寧に、大切にしてください。
僕からは以上。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?