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#年金
退職金はどうあるべきか?:振り返り(1)
退職金の問題点に関して取り上げてきた記事。
この辺りで振り返りたいと思います。
繰り返して申し上げてきたことは、
退職金の原資が多くの企業で保全されていない。
労使関係で退職金の制度は変わるということ。
経営者は退職金を功労報酬と捉えているのに対して、従業員は賃金後払い、生活保障と捉えており、ギャップが存在していること。
の3つにあります。
私が懸念しているのは、倒産に伴い退職金が支
経営者の立場から退職金を考える
これまでは退職金をもらう方、つまり従業員の立場から退職金について考えてきました。
では、視点を変えて経営者の立場から退職金の問題を考えていきましょう。
1.なぜ経営者の立場を理解する必要があるのか?労使の交渉を行う上で、経営者の立場、考え方を理解しておく、ということがとても大事だからです。
なぜか、それは前回触れたことに関係しています。
前回のnoteで確認した様に、日本の退職金(企業年金
日本の企業年金制度をどのように捉えるか?
退職金・・・どうなるんでしょうね。コロナで。
そもそも年金の運用も落ち込みが予想されます。
私の専門である企業年金・退職金のお話をしてみようと思います。
まず、現状の確認です。
ここでいう企業年金はいわゆる老齢年金における上乗せになる部分です。
1. 企業年金・退職金退職した際にはまとまったお金をもらったり、老後の資金を年金として受け取ったり、こうした給付を、公的年金とは別に受けることが
退職金ってずるく無い?
多くのいいね、ありがとうございます。
調子に乗って?もう一つ記事書きたいと思います。
1. 退職給付(退職金、企業年金)はズルい!!退職金、企業年金含めた退職給付制度って複雑で分かりにくい!
まぁ私はみなし公務員なわけです。
退職給付に関する本も書きました(どさくさに宣伝させてください))
といいながら、自分の職場の給付のこともよく分からなくなることがあります。
その理由は、
そもそ
退職金は労使関係で自由自在に変化する
新型コロナウィルスが猛威を振るってます。こうした中でも「出来る事」をやります。
志村けんさん‥‥ご冥福をお祈りいたします。
私の気持ちを表したトップの写真にしました。
ここでは退職金の問題を取り上げます。
厳密には退職金(退職一時金)、企業年金の二つに分けて、これらを包括する退職給付という概念で考えるべき、なのですが、皆さんへの分かりやすさを重視して、勤務を自由として退職以後に支払われる給