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【六枚落ちマニュアル】総目次
六枚落ちマニュアルの総目次です。
◆六枚落ちマニュアル、書き始めます
◆六枚落ちマニュアルを書く理由
【第1部 六枚落ちの基本】
第1章 六枚落ちの基礎知識
第2章 六枚落ちの下手の方針
第3章 上手はどんな方針で指すか(あくまで上野の場合)
【第2部 六枚落ちの定跡】
◆第2部の概要
(第2部第1章 スズメ刺し)
第1節 スズメ刺しの基本
第2節 スズメ刺し定跡 基本図までの手順
第3節
【六枚落ちマニュアル】第2部第6章第1節 中飛車の基本
(六枚落ちマニュアル総目次はこちら)
◆本節では、中飛車定跡の基本を解説します。
1,中飛車定跡って何ですか?
中飛車基本図(↑)のように、平手と同じように中飛車に組む定跡です。
2,中飛車定跡はどれくらい指されている?
全体ではあまり多くないのですが、中飛車は人気戦法の一つなので、時折指されることがあります。
3.中飛車定跡はどれくらい本で解説されている?
ほとんど解説されていませ
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第13節 四間飛車定跡 ステップ4-4
◆本節では、四間飛車定跡ステップ4-4を解説します。
前回のステップ4-3では、上手が△4三同玉と「と金」を取った168図まで解説しました。では解説再開です。
現在、下手の角が狙われている状況です。そこで▲2二角成と逃げながら角を成る手も自然ですが、もっと良い手があります。▲4八飛(169図)です。
この▲4八飛は、角を成る前に飛車も働かせようという手です。上手は△5二玉(170図)と逃げます
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第12節 四間飛車定跡 ステップ4-3
◆本節では、四間飛車定跡ステップ4-3を解説します。
前回ステップ4-2では、上手が△3四同玉と銀を取った150図まで解説しました。では続きを。
その前に、この局面では次の上手の手番で「△5七銀」と打つ手に注意する必要があります。この△5七銀は飛車金両取りの厳しい手ですから、これが決まって飛車と金どちらかをただで取られるといっぺんに下手が不利になります。それを踏まえた上で、ここは▲3六歩(151
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第11節 四間飛車定跡 ステップ4-2
◆本節では、四間飛車定跡ステップ4-2を解説します。
前回ステップ4-1では、上手が△5二金寄と寄った144図まで解説しました。この局面は下手の岐路です。次の2つの攻め方があります。
1)▲4四歩(自然に歩を取り込む)
2)▲4六金(金を攻めに加える・本手順)
本手順の▲4六金は後ほど解説しますので、先に1)▲4四歩(参考100図)と取りこんだらどうなるかを解説します。
この▲4四歩は、ぶつか
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第10節四間飛車定跡 ステップ4-1
◆本節では、四間飛車定跡ステップ4-1を解説します。
ステップ4基本図は、ステップ3で解説した33手目の局面で△2四歩に代えて△3四銀と上がった局面です。上手は3筋を銀で守ったのが工夫です。下手は、まずはステップ3と同じく▲5五歩(133図)と突きます。
この▲5五歩は一気に攻めようという手ではなく、例の「銀の繰り替え」を目指した手です。上手は△同歩(134図)と取ります。
下手はもちろん▲
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第9節 四間飛車定跡 ステップ3-3
◆本節では、四間飛車定跡ステップ3-3を解説します。
前回ステップ3-2では、上手が△1四歩と突いた115図まで解説しました。現在、下手は攻め駒を4筋に集中しています。ただし飛車が参加していないので、▲4八飛(116図)が好手です。
この▲4八飛は今攻めている4筋に攻めの大将である飛車を加えた手です。これで飛角金銀桂歩(!)が4筋を狙っています。「全員集合!」と言いたくなる攻めの形です。上手は
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第8節 四間飛車定跡 ステップ3-2
◆本節では、四間飛車定跡ステップ3-2を解説します。
前回ステップ3-1では、上手が△2四歩と突いた95図まで解説しました。ではここから下手が攻撃を開始します。ただし、一気に攻めるのではなく、良い形を作るための攻めです。まずは▲5五歩(96図)と突きます。
この▲5五歩は5筋の歩交換をする目的です。上手は△同歩(97図)と取ります。
下手は▲同銀(98図)と取ります。
上手は銀を追い返した
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第7節 四間飛車定跡 ステップ3-1
◆本節では、四間飛車定跡ステップ3-1を解説します。
あらためて、四間飛車基本図です。ここで上手が△4三金と上がる形をステップ1および2で解説しました。
ステップ3と4では、ここで△5三金(87図)と上がる形を解説します。
この△5三金は6筋の守りを強化した手です。さらに△4三玉と玉自ら前線で受ける手も可能にしています。下手はいつもの▲6六銀型を作りましょう。その前にまず▲1六歩(88図)と突
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第6節 四間飛車定跡 ステップ2-2
◆本節では、四間飛車定跡ステップ2―2を解説します。
前回のステップ2-1では、上手が△3三玉と逃げた69図まで解説しました。この局面は下手が攻めているのですが、よく見ると△9六歩があり角取りがかかっています。そこで角を逃げつつ▲5三角成!(70図)が強烈な攻めです。
この▲5三角成は駒損を覚悟で一気に攻め切る狙いです。上手は△同銀(71図)と取るよりありません。
下手はもちろん▲同飛成(7
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第5節 四間飛車定跡 ステップ2-1
◆本節では、四間飛車定跡ステップ2-1を解説します。
ステップ2スタートです。ステップ2基本図は上手が△6二銀と引いた局面です。この△6二銀は、もともと「6四のマスを守っていた△7三銀」を6二に引いた手です。そしてここは下手の岐路です。選択肢は2つです。
1)▲5八飛(本手順・5筋を狙う)
2)▲6四歩(予定通り6筋を攻める)
1)▲5八飛はのちほど解説しますので、まずは2)▲6四歩(参考20図
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第4節 四間飛車定跡 ステップ1-2
◆本節では、四間飛車定跡ステップ1-2を解説します。(ステップ2を作成中に上手の好手が見つかった関係でステップ1を改訂して解説しています)
前回ステップ1―1では、43図の▲6四歩に対して2)△5五歩を解説しました。この1―2では残りの2つを順に解説します。1)△同歩はのちに解説しますので、まずは3)△5三金(参考8図)から。
この△5三金は△5五歩と銀を取るよりも6三のマスを守ることが大事と
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第3節 四間飛車定跡 ステップ1-1
◆本節では、四間飛車定跡ステップ1-1を解説します。
※ステップ2を作成中に上手の好手があることが分かり、このステップ1の手順を改訂します。36図で▲7五歩と仕掛ける手に代えて▲7七桂と跳ねる手順を本手順とします。
それでは、四間飛車基本図から解説します。
この局面は上手の岐路です。
1,△4三金(4筋を中心に守る)
2,△5三金(6四のマスも守る)
結論から言えば、△5三金の方が下手にとって手
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第2節 四間飛車基本図までの手順
◆本節では、四間飛車基本図までの手順を解説します。
全国の四間飛車ファンの皆様、お待たせしました。
四間飛車定跡の解説をはじめます。
上手(うわて)の初手はおなじみ△4二玉(1図)です。
この△4二玉は、居玉を避けつつ、3三のマスを守る手です。
下手(したて)は▲7六歩(2図)と突きます。
この▲7六歩は、一手で角の働きをよくする大事な手です。
上手は△8二銀(3図)と上がります。
この△
【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第1節 四間飛車定跡の基本
◆本節では、四間飛車定跡の基本を解説します。
1、四間飛車定跡って何ですか?
四間飛車基本図のように、平手と同じように四間飛車に組む定跡です。
2,四間飛車定跡はどれくらい指されている?
長い間、振り飛車の中でも四間飛車は人気ナンバーワンの戦法でした。しかし、六枚落ちで四間飛車を指す方は、三間飛車と比べても少ない印象です。これはここ十年あまり平手において、四間飛車よりも三間飛車や中飛車を指
【六枚落ちマニュアル】第2部第3章第15節三間飛車定跡 ステップ4-4
◆本節では、三間飛車定跡ステップ4-4を解説します。
前回ステップ4-3では、上手が△5三銀と引いた205図まで解説しました。今回はここから上手玉を詰ますまでを解説します。
205図は下手が駒得したものの、どう攻めるのか分かりにくい局面です。ここから下手は工夫して攻めます。まずは▲8四歩(206図)と打ちます。
この▲8四歩は「合わせの歩」の手筋です。次に▲8三歩成とされたくないので上手は△同