【六枚落ちマニュアル】第2部第5章第1節 四間飛車定跡の基本

◆本節では、四間飛車定跡の基本を解説します。


1、四間飛車定跡って何ですか?

四間飛車基本図のように、平手と同じように四間飛車に組む定跡です。

2,四間飛車定跡はどれくらい指されている?

長い間、振り飛車の中でも四間飛車は人気ナンバーワンの戦法でした。しかし、六枚落ちで四間飛車を指す方は、三間飛車と比べても少ない印象です。これはここ十年あまり平手において、四間飛車よりも三間飛車や中飛車を指す方が増え、その影響で最近将棋を覚えた方の中で四間飛車を指す方があまり多くないことが影響しているのかもしれません。

3.四間飛車定跡はどれくらい本で解説されている?

ほとんど解説されていません。だからこそ今回上野が書くべきと考えました。

4,四間飛車定跡の長所は?

平手で四間飛車が好きな人でしたら、やはり指し慣れている戦型で指せるのが一番の長所です。

5,四間飛車定跡の短所は?

同じ振り飛車である三間飛車定跡に比べ、桂が攻めに参加しにくいという面があります。その理由を簡単に言えば、四間飛車側が▲6五歩と突くので▲6五桂と跳べないからです。

6,四間飛車定跡を指しこなすコツは?

上手の形を見て、▲6六銀をどう使うか考えることです。

7,上手の指し方はどんなステップに分かれている?

以下の4つのステップに分かれています。

ステップ1 上手△4三金型①
ステップ2 上手△4三金型②
ステップ3 上手△5三金型①
ステップ4 上手△5三金型②

以上「四間飛車定跡の基本」でした。
次回は「四間飛車基本図までの手順」を解説します。

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