【六枚落ちマニュアル】第2部第6章第1節 中飛車の基本

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◆本節では、中飛車定跡の基本を解説します。


1,中飛車定跡って何ですか?

基本図は多少変更する可能性があります

中飛車基本図(↑)のように、平手と同じように中飛車に組む定跡です。

2,中飛車定跡はどれくらい指されている?

全体ではあまり多くないのですが、中飛車は人気戦法の一つなので、時折指されることがあります。

3.中飛車定跡はどれくらい本で解説されている?

ほとんど解説されていません。
高橋道雄著「棒銀と中飛車で駒落ちを勝て!」で解説されているくらいです。

4,中飛車定跡の長所は?

平手で中飛車が好きな人なら、やはり指し慣れている戦型で指せるのが一番の長所です。また、5筋は飛車角銀桂を集中させて攻めやすい面があります。

5,中飛車定跡の短所は?

スズメ刺しや9筋攻めなどの定跡は、上手の弱点である端(1筋か9筋)を攻めます。しかし中飛車では上手の金や銀が守っているところを攻めるので、指し手のレベルは上がります。5筋は飛車角銀桂を集中して攻めやすい筋である反面、上手側も金銀を集めて守りやすいのです。

6,中飛車定跡を指しこなすコツは?

最初に飛車を振る5筋にこだわらず、上手の形をよく見て攻めやすい筋(特に6筋)を攻めるのがコツです。

7,上手の指し方はどんなステップに分かれている?

以下の4つのステップに分けて解説します。

ステップ1 基本図で△2五歩①
ステップ2 基本図で△2五歩②
ステップ3 基本図で△2五歩③
ステップ4 基本図で△6四歩

以上「中飛車の基本」でした。
次回は「中飛車基本図までの手順」を解説します。(8月4日公開予定)
※8月もやや仕事量が多く、2日~3日おきにのんびり公開する予定です。


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