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植木意志
2022年12月28日 18:46
振り返ってみると、今年は「イラスト」を描くというよりも、主に練習のための人体デッサンやクロッキーを集中的に描いた年だった。 なので、人に見せるような絵をあまり描いた年ではなかったから、来年はそっちの方にも力を入れていきたい。 ロサンゼルスのドーナツショップ。 夜の尾道の路地裏。 去年の夏に訪れた時、夜道を散歩した際に撮った写真を参考に。 煉瓦造りの建物。 シアトルとロサンゼル
2022年10月24日 12:40
こんなタイトルをつけておきながら、実は本数自体はそんなに観ていない。 去年の2分の1以下だ。 でも、去年に観た以上に、今年は自分の心に深い影響を与えてくれた作品と巡り会えた気がする。 そのなかから5つの作品を選出して、拙いイラストつきで(ネタバレなしで)紹介しようと思う。 ちなみに、自分は決して〈映画好き〉でもなければ〈映画マニア〉でもない。 映画と読書、どちらが好きかと問われれば
2022年5月31日 13:30
海外の好きな街を訊かれたら、迷わずサンフランシスコを選ぶと思う。 サンフランシスコはアメリカ合衆国カリフォルニア州、西海岸に位置する海辺の都市だ。 自分はそんなサンフランシスコが好きなわけであるけど、実際にその地を訪れたことはない。 と言うか、まず日本列島から出たことがない。 高校の修学旅行では行き先に3つの選択肢があって、シンガポール、オーストラリア、沖縄の中から選べたのだが、自
2022年5月30日 18:18
バイト帰りの奇妙な出来事《あらすじ》まだ冷たさが残る3月の夜、大学生の僕はバイト帰りの道を自転車で走っていた。 すると、前方から子供たちのはしゃぎ声が聞こえる。こんな時間、こんな季節に、川遊びをしているらしい。 彼らの傍まで近寄って、自転車のライトで照らしてみると、見てはいけない光景がそこには広がっていた。彼らは生きた人間ではなかったのだ。 ジャンルとしては、いわゆる怪奇に該当する作品
2022年5月14日 20:55
今週、学校帰りに自転車に乗って海辺の町に行ってきた。 つい最近投稿した、『テスト前夜の調査』という短編小説の舞台にした町である。 坂が多い町で、それも結構な急勾配だ。だから、自転車で坂道を登る時はかなり苦労した。 作品内で、主人公たちは町で聞こえる奇妙な祭りの音を探るために、山に向かって歩いていく。彼らが自転車ではなく徒歩で移動したことは、合理的で正しい選択だったことを、作者自ら