u_ko

書き溜めたもの。色々なこと。拙いながらもせっせと綴ります。

u_ko

書き溜めたもの。色々なこと。拙いながらもせっせと綴ります。

マガジン

  • つぶやき

    日々感じたこと、思ったことを書いています。

  • 半分日記

  • 短編

    短いお話を書いています

記事一覧

とうめい

漂う空気は透明で 色もなにもないのにね 誰がかけてる 色のついた眼鏡だったら きっと単色に映るんだろう そのココロを黒と決めたもの それ自体が優しさに 他ならないのに…

u_ko
1年前

キラキラ

綺麗事ばかりを並べたてて 浮かれていたい 汚い感情から目を背けて 生きてたい 快晴のアスファルトの真ん中で アレもコレも 目を細めているうちに 干からびればいい

u_ko
3年前
2

夢をみながら

真夜中に聞いたその声は 決して 幻聴なんかじゃない 悶えて転げて七転八倒 磨かれた感性が聴きとったんだ そんなに深く考えるな どんなに深く考えたって 所詮 この頭じ…

u_ko
3年前
1

休日

糸はだいぶ増えて絡まって 脳の8割型を占めてしまって 残り2割で生きてる 私ってすごいな それを受け入れつつ あがいたり、もがいたりする キミってすごいな 星がまたた…

u_ko
3年前
1

それでもいいから

誰も知らない街の片隅で 思い切り号泣したい 何も知らない人たちにだけ 訳もなく慰められてたい 誰も知らないその街で 下だけ向いて泣いてたい 何も知らない人たちにだけ …

u_ko
3年前

空をみている

空は晴れていて なんとはなしに 少し憂鬱 答えのないこと いろいろ考えて ごちゃごちゃになって 見上げた空は晴れていた 私がここにいることになんて 意味なんかない た…

u_ko
3年前
2

修羅場

体重計が壊れた 今日 ちょうどよく 体重計が壊れた うん。 そうそう。最近食欲旺盛で よく食べるから 毎日 体重計に乗るのがストレスだったもの。 ちょうどよく お気に…

u_ko
3年前
1

予防線

最近 休みがない彼に言った 『もし、あなたが浮気をしたら、私はもう一生誰のことも信じずに、たったひとりで生きていく。パッサパサの砂漠のような心でね』 これでもし …

u_ko
3年前
2

そこからはじめよう

職場入口に新しく 非接触型体温計が立った 月曜日 わたしは彼の前に立って 大写しになった寝ぼけ眼の自分の顔を見る  無反応 近寄ってみたり 離れたり 色々してみる  …

u_ko
3年前
4

かくれんぼ

もういいかいって もう一回だけ いわせてよ       気づかないフリして 知らんぷりしていいから 気配だけは残しといて なんせ キミが見えなくなってから 昼夜問わず探…

u_ko
3年前
2

ひみつ

そしらぬ顔して 風が入る窓と わたしの間のキミを見る ほんの僅か 誰にも怪しまれないくらいの ギリギリの数秒 どうか 目が合いませんように どうかこちらを 見ませんよ…

u_ko
3年前
6

日常

つまらないコトを言って ゲラゲラ笑いたい ゴロゴロ寝転んだり 歌って暮らしたい 晴れた日には散歩に出て 雨の日には 窓から外だけ眺めてたい しあわせをしあわせと…

u_ko
3年前
4

きっと

わかっている どこか遠くで あなたは息をしている わかっている もう二度と同じ時間を 過ごすことはないって わかっている どれだけ泣いても そこからは見えない あなた…

u_ko
3年前
2

三日月の夜

消え入りそうな三日月は 爪痕みたいに喰い込むから 鋭い光に泣く 細い細い張り詰めた弦から ピンと音が跳ねたような そんな空気 それでも夜を照らして わたしはどこまで…

u_ko
3年前
2

いいんだよ

みんなが ずっとしあわせでいてほしい ただそこにいるだけで あなたは大切な存在で それは もし誰かが否定したとしても 私の中では 確固たる事実 なのに 私はわた…

u_ko
3年前
2

メンドクサイ

そんな事に意味なんかないって キミは言うけど じゃあ 『意味がある事』ってなんだろ 意味がある事があるなら 意味のない事なんかないし 意味のない事があるなら 意味のあ…

u_ko
3年前
2
とうめい

とうめい

漂う空気は透明で
色もなにもないのにね
誰がかけてる
色のついた眼鏡だったら
きっと単色に映るんだろう

そのココロを黒と決めたもの
それ自体が優しさに
他ならないのに

千切れそうなまま
キラキラ ギザギザになってんだ

どうか
笑った顔して 泣かないで
茶化した声で 語らないで
キレイなものなんか 手放しちゃって
ちゃんと こっちを みてよ

ただここに存在している
ただそれだけで
見たことも

もっとみる
キラキラ

キラキラ

綺麗事ばかりを並べたてて
浮かれていたい
汚い感情から目を背けて
生きてたい

快晴のアスファルトの真ん中で
アレもコレも
目を細めているうちに
干からびればいい

夢をみながら

夢をみながら

真夜中に聞いたその声は
決して 幻聴なんかじゃない

悶えて転げて七転八倒
磨かれた感性が聴きとったんだ

そんなに深く考えるな
どんなに深く考えたって
所詮 この頭じゃ
表層僅か1ミリメートル

しあわせはどっち?
悲しみのあっち?
足が向くまま歩きたい
気の向くまま歌いながら

休日

休日

糸はだいぶ増えて絡まって
脳の8割型を占めてしまって
残り2割で生きてる
私ってすごいな

それを受け入れつつ
あがいたり、もがいたりする
キミってすごいな

星がまたたいているだけで
1秒ですら戻れないって知る

何にもしない日曜日
世界は何一つ止まらなかった

それでもいいから

それでもいいから

誰も知らない街の片隅で
思い切り号泣したい
何も知らない人たちにだけ
訳もなく慰められてたい

誰も知らないその街で
下だけ向いて泣いてたい
何も知らない人たちにだけ
悲しい気持ちを知ってほしい

夕焼け雲が好きなのは
もうすぐ夜を連れてくるから
一番星が好きなのは
もうすぐ夜を連れてくるから

悲しい悲しい悲しくて
泣きたい泣けない苦しくて
ずっと夜ならいいけれど
朝は来るから 朝が来るから

もっとみる
空をみている

空をみている

空は晴れていて
なんとはなしに
少し憂鬱

答えのないこと いろいろ考えて
ごちゃごちゃになって
見上げた空は晴れていた

私がここにいることになんて
意味なんかない
たまたまで
偶然で 
ただ それだけなんだ

誰かの求めに答えるとか
誰かに従うとか
誰かを癒すとか

そんなためにここにいるわけじゃない
私が 今 ここにいるのは
たまたまで
ただの偶然

なにをするか
どうするか
全て私が私のた

もっとみる
修羅場

修羅場

体重計が壊れた

今日
ちょうどよく
体重計が壊れた

うん。
そうそう。最近食欲旺盛で
よく食べるから
毎日
体重計に乗るのがストレスだったもの。

ちょうどよく
お気に入りのパン屋さんが
お休みだった。
最近、食べすぎだったから。

ちょうどよく
時計を忘れた
たまには、時間を気にせず
過ごしたかった。

『ちょうどよく』ってあたまにつけると
なかなか良い感じ
私の脳みそが
自動検索して
良い

もっとみる
予防線

予防線

最近
休みがない彼に言った

『もし、あなたが浮気をしたら、私はもう一生誰のことも信じずに、たったひとりで生きていく。パッサパサの砂漠のような心でね』

これでもし
彼が浮気を続行したら
わたしは彼になんの未練もない

そこからはじめよう

そこからはじめよう

職場入口に新しく
非接触型体温計が立った

月曜日
わたしは彼の前に立って
大写しになった寝ぼけ眼の自分の顔を見る
 無反応
近寄ってみたり 離れたり
色々してみる
 無反応

火曜日 水曜日 木曜日 
彼は全くわたしを認識しなかった

金曜日
結局 彼は一方的にアプローチするわたしを
一週間無視し続けた

どうか来週こそは
彼がわたしを
人として
認知してくれますように

かくれんぼ

かくれんぼ

もういいかいって
もう一回だけ
いわせてよ
     
気づかないフリして
知らんぷりしていいから
気配だけは残しといて

なんせ
キミが見えなくなってから
昼夜問わず探してるんだから

思いつくところは
全部探したんだけど

夕焼け空の向こうまで
探しに行けたら
いいのにな

ひみつ

ひみつ

そしらぬ顔して
風が入る窓と
わたしの間のキミを見る

ほんの僅か
誰にも怪しまれないくらいの
ギリギリの数秒

どうか
目が合いませんように
どうかこちらを
見ませんように

だって
ひみつなんだ
いつまでも ひみつなんだ

グレーな時間

いつまでも続いて

日常

日常

つまらないコトを言って

ゲラゲラ笑いたい

ゴロゴロ寝転んだり

歌って暮らしたい

晴れた日には散歩に出て

雨の日には

窓から外だけ眺めてたい

しあわせをしあわせと知っている人は

たくさんの悲しみと

たくさんの苦味と

たくさんの苦しみを

抱えた人かもしれない

何事もなく繰り返される日常が 

当たり前にあることが しあわせだなんて

知らなかった人は

きっととてもしあわせだっ

もっとみる
きっと

きっと

わかっている
どこか遠くで
あなたは息をしている

わかっている
もう二度と同じ時間を
過ごすことはないって

わかっている
どれだけ泣いても
そこからは見えない

あなたはきっと
今頃電車に揺られてる
そこからは
きっとこの空が雲が見えている

きっと

今はもう
これからはもう
きっと ってしか言えない

わかっている
頭ではちゃんと
わかっているから

三日月の夜

三日月の夜

消え入りそうな三日月は
爪痕みたいに喰い込むから
鋭い光に泣く

細い細い張り詰めた弦から
ピンと音が跳ねたような
そんな空気

それでも夜を照らして

わたしはどこまでいくんだろう
美しいものって
痛いほど冷たくて透明だから
ただただ空を見上げて泣く

わたしには何もない
非力な私にはきっとちょうどいい
なんにも

だけど
願いはあるんだよ
どうか どうか って
願うんだよ
叶ったって 叶わなく

もっとみる

いいんだよ

みんなが

ずっとしあわせでいてほしい

ただそこにいるだけで

あなたは大切な存在で

それは

もし誰かが否定したとしても

私の中では

確固たる事実

なのに

私はわたしを

いつまでも いつまでも いつまでも

ずっと 非難している

あれができないとか

これもできないとか

強くないとダメだとか

明るくて元気でないとダメだとか

そんなことばかり言っている

そろそろ

もう い

もっとみる
メンドクサイ

メンドクサイ

そんな事に意味なんかないって
キミは言うけど
じゃあ
『意味がある事』ってなんだろ

意味がある事があるなら
意味のない事なんかないし
意味のない事があるなら
意味のある事なんてないんじゃないか

とか

メンドクサイ事を
悶々と考えて
メンドクサイなぁって
笑ってんだ

だって
難しい事が多すぎて
書いてもいない空気の読み方とか
暗黙の了解とか
偽善とか

いくつになっても
クリアできない

もっとみる