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とうめい

漂う空気は透明で
色もなにもないのにね
誰がかけてる
色のついた眼鏡だったら
きっと単色に映るんだろう

そのココロを黒と決めたもの
それ自体が優しさに
他ならないのに

千切れそうなまま
キラキラ ギザギザになってんだ

どうか
笑った顔して 泣かないで
茶化した声で 語らないで
キレイなものなんか 手放しちゃって
ちゃんと こっちを みてよ

ただここに存在している
ただそれだけで
見たこともない遠くの誰かの
どっかに繋がってんだ

有色無色
決めるのはボク
虹色だって お手の物

描く未来なんて
描く明日なんて
希望に満ちて見えなくたって
今は ここで 息をしてる
それが全て


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