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アートなのかデザインなのか:創造とアート(与謝野晶子の言葉から)
婦人公論から1919年の婦人公論の記事に、女性の参政権に関する与謝野晶子の投稿がある。
婦人公論のホームページにアーカイブされているその記事の中に、創造に関する思いを述べた部分がある。
少し長いが引用する。
創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です。この能力は個人のものです。個性的のものです。多数は之を助長し、併せて之を受容し、之と同化する作用はあっても、或(ある)一つの新
アートなのかデザインなのか:今だからクリエイティブクラスを考える
クリエイティブと町づくりを徒然と…。日本を海外に売り込むという政策を掲げていた経産省のクール・ジャパン質を設立したのが2010年。
その後、官民ファンドとして海外需要開拓支援機構を立ち上がったのが、2013年である。
この「クール・ジャパン」はイギリスの国家ブランド戦略「クール・ブリタニア」を参考にしたネーミングで、日本の文化的資産を海外に発信するものであった。
後述する三島デザイン塾の開催を
アートなのかデザインなのか:子どもたちとの取り組みCOLOMAGA Project(2)
COLOMAGA SUMMITの開催子どもたちと取り組んだ冊子づくりの8年越しの活動が実を結んだようなイベントが2020年10月17日に開催された。
現在、同じ活動を5つの地域(伊豆市・伊豆の国市・沼津市・山梨県北杜市・東京都文京区)で展開している。各地域の活動に携わっている代表が集まって意見交換、コミュニケーションを取ってみようと言うことで、伊豆市で活動している「KURURA制作実行委員会」の
アートなのかデザインなのか:子どもたちとの取り組みCOLOMAGA Project(1)
COLOMAGA Projectとは子どもローカルマガジンの略で、「コロマガ」と名付けたこのプロジェクトは、子どもたちが自分の住んでいる町を調べて、取材して、記事にして、それをマガジン(雑誌)として出版するプロジェクト。
地域活性と子どもの創造性の育成を同時におこないながら、シビックプライドを醸成していく活動として、静岡県伊豆市の仲間たちと始めたプロジェクトである。
このプロジェクトを始めた当
アートなのかデザインなのか:これからのデザインとデザイン経営
人材育成とデザインの考え方私自身のことで恐縮だが、三浪までして美術大学に入学し、デザインの勉強をしたにもかかわらず、30代の頃はデザイナーの友人はほとんどいなかった。
40代になってもデザイナーとして仕事をしていたにも関わらず、デザイナーの友人よりも、人事・人材育成を生業としている友人が多かった。
私自身のデザイン哲学を形成している主要な部分は、この友人たちからの影響を非常に多く受けていると思っ
アートなのかデザインなのか:ヒッピーカルチャー(4)ニューエイジ
7月からNUMAZU DESIGN CENTER主催で「VISION × DESIGN クリエイティブマインド講座」というアート・デザイン思考をベースにしたセミナーを行っている。
募集したのは0期生。
ほとんど実験に近い内容の講座なので0期生なのだが、これに興味を持って参加してくれた奇特な受講生の方たちは、 いい意味で全員変わり者である。
その受講生の中から「水瓶座の時代」という言葉が出て来た。
アートなのかデザインなのか:アート思考の4つの力
アート思考に関わっていると、アート思考という言葉がインターネット上で頻繁に見かけるようになり、社会的なトレンドになっているように思えてしまうが、実際は、まだまだ関心をもたれていない。
時々、一般の社会人向け(東京特別区の職員・大手企業のビジネスマンなど)にデザインの研修などを行っているが、デザイン思考やアート思考という言葉を聞いたことあるという質問をすると、手を挙げる人は30人中2〜3人なので、