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役職定年で給料が激下がり…転職だ【typeで見つけた!タイプな仕事vol.10】

頑張るパパさん/56歳/男性/2回目

Profile
家電量販店で担当していたPC設定などの経験を活かし、5,000人規模のSIerに転職。キッティングやサーバーエンジニア、営業、営業支援などのキャリアを経て昨年、役職定年。その後組織再編による待遇変更があり、経済的な不安から早期退職を決意。7月から100名規模のSES企業に転職し、営業・エンジニア育成のスキーム構築に従事予定。


超大手企業で勤続27年。

ー現在勤めている企業(※6月に退職予定)でのキャリアについて教えてください。
初めは企業がPCを導入する際に必要な各種設定やインストールなどをおこなうキッティング担当として入社しました。その後サーバーエンジニア、営業職を経て営業支援部門に異動し、昨年役職定年を迎えました。今年で入社して28年目となります。

56歳で役職定年。グループ会社再編で、さらに給料が下がる。

ー転職を決意したきっかけは何だったのですか?
当初は60歳の定年まで勤めるつもりだったのですが、グループ会社の再編により給与が大幅に下がることになってしまったんです。その前に役職定年で給与が下がっていたこともあり、「このままでは子どもたちの大学の学費が払えなくなる」と妻から言われて。ちょうどそのタイミングで会社から早期退職の話があったんです。今退職すれば退職金が上乗せになるという話を聞き、「転職するなら今しかない」と転職を決意しました。

「50代の転職だから、とにかく応募してください」とアドバイスをもらう。

ー転職活動直後はどのように情報を集めていましたか?
まずは大手人材紹介サービスに登録しました。キャリアアドバイザーの方には「50代で転職を成功させるなら、とにかく数を打つべし」とアドバイスをいただいて。まずはブラウザの検索画面で当時従事していた「RPA」「ノーコード」「ローコード」と入力して出てきた求人サイトにどんどん登録して、次々と応募していきました。このときは転職サイトと転職エージェントの違いもよくわからず、いろいろな転職支援サービスに登録したと思います。typeに登録したのもおそらくこのときですね。

ー転職活動期間の3ヶ月の内訳を教えてください。
最初の2週間くらいは、条件が合う求人があれば手当たり次第に応募していました。応募企業をエクセルで管理して、二重応募にならないようにだけは気をつけていましたね。2週間が経つころにはかなりの数の求人に応募していたので、そこからは不合格通知がきた分だけ追加で応募するようなイメージで、常に選考中の企業が50社あるような状態を心がけていました。ただ、少しニッチな領域なこともあってだんだん応募できる企業が限られてきて。途中からはマネジメント系の業務まで領域を広げるなど試行錯誤していました。

スケジュールとしては、2月から転職活動を開始して3月くらいまでは応募と書類選考がメイン。4月くらいから面接選考も増えてきて、有給休暇を使いながら活動していました。

まずは学費が払えるかどうか。仕事内容は二の次でした。

ー理想とする転職先の条件は何でしたか?
①収入
②定年時期
③仕事内容

そもそも「子どもの学費が払えない」という理由で転職活動を始めたので、収入は必須条件。ただ今の給与を維持するというよりも、早期退職でプラスになった分を含めて今と変わらない生活水準を維持するには…という観点で考えていたので、希望年収は今よりも低いラインを設定していました。

加えて、定年の時期によって得られる報酬がかなり異なるので、できれば「65歳が定年」もしくは60歳で定年しても再雇用などで「65歳まで待遇が変わらない企業」という条件を定めていました。

そうなると、必然的に今までのキャリアが活かせる仕事しかない…という形で3つ目の条件が決まりました。

SES企業の重要ミッションを任される。

ー今回の転職の満足度は何点ですか?
95点です。typeで出会えた今回任されることになったポジションは、企業に向けたコンサル業務に加えて、営業活動やエンジニア育成におけるスキームを構築する仕事なのですが、実は当初は違うポジションに応募していたんです。面接を重ねる中でエンジニアと営業の経験があることや、前職で取り組んでいたことを評価してもらえて、「こんなこともできるんじゃない?」と提案いただいて。その結果、元の求人広告に記載されていた年収よりも高い報酬のポジションとして採用してもらえることになりました。

結果的に魅力的な仕事に就くことができ、大満足の結果…なのですが、実は定年が60歳なんです。その後も契約社員としてそれまでと同様の待遇を得ながら働けるケースもあるようなのですが…。将来的に不確定要素があるというところが唯一の減点ポイントです。

キャリアの棚卸し、やっておけばよかった(反省)

ーこれから転職する方にアドバイスはありますか?
久しぶりに転職活動をして、実績を数字で表せないというのは本当に不利だと感じました。私自身、さまざまな経験をしてきたという自負はあるのですが、いざ書類に書くとなると覚えていなかったり、客観的に証明するのが難しかったりするんです。どれだけの実績を残していたとしても、それをきちんと提示できないと自分が行きたいところにはたどり着かない。これから転職活動をする可能性がある人は、定期的にキャリアの棚卸しをして自分の仕事を客観的に振り返ることを強くおすすめします。

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