見出し画像

「自腹で通ったスクール代に見合う仕事」に出会えるまで、私は諦めない【typeで見つけた!タイプな仕事vol.9】

着実にスキルアップさん/28歳/女性/3回目

Profile
新卒でアパレルメーカーに就職したが、入社時の条件と異なることに疑問を感じ1年で退職。在職中にWebデザイナーに興味を持つ。その後医療機器商社の派遣社員、正社員を経て念願のインハウスデザイナー(事業会社内でデザインを担当)として就職。しかし会社の体制が合わず4ヶ月で退職。現在は派遣社員として大手ストリーミング配信会社にて動画コンテンツの編集に従事。

※今回の記事は、「type IT派遣」を利用して転職された方の話です


Webデザイナーになるために自腹で70万円。

ーまずは1社目のアパレルメーカーから医療機器商社に転職した経緯を教えてください。
もともと服飾系の大学に通っていたこともあってアパレルメーカーに就職したのですが、実際に働いてみると入社時に提示された条件と異なる点がいくつかあって。何となく不信感が募って、1年で退職しました。在職中にWebデザインに興味を持ったのですが、その時点ではスキルも経験もないし、スクールに通うお金もない。なのでまずは資金集めのために派遣会社に登録したんです。そこで紹介されたのが医療機器商社でした。

ー2社目の医療機器商社ではどれくらい働いたのですか?
約3年間です。実は派遣社員で働き始めて1年が経ったころ、「正社員にならないか」とお声がけいただいて。2年間は正社員として働いていました。
ちょうど正社員になるのと同時くらいにWebデザインのスクールにも通い始めました。週1回、8ヶ月間。費用は70万円。今思うと結構な大金ですよね。

ースクールを卒業してからもしばらくは医療機器商社で働いていたのですね。
医療機器商社での仕事はやりがいがあり、労働条件や人間関係もとても良かったんです。このまま働き続けたいという気持ちもありつつ、せっかく大金をかけて学んだのだから、Webデザイナーになりたいという気持ちも諦めきれなくて。葛藤しつつも、年齢的なリミットもあるので「のんびりしている時間はない!」と転職を決意しました。

念願のWebデザイン。でもブラックすぎて…。

ー3社目では念願のWebデザイナーになったのですね。
はい。ドッグフードの販売を手がける会社のインハウスデザイナーでした。ただ、入社前のイメージとはかなりギャップのある会社でした。
1つ目はWebデザイナーとしての成長が見込めなかったこと。サプリメント要素がある商品だったので、薬事法の関係で自由にデザインすることができなくて。さらにワードプレスで入稿する形式だったので、スクールで学んだコーディングスキルを活かすこともなかったんです。似たような仕事ばかりで「このままでは自分のためにならないな」と感じていました。
2つ目は上司に頼れない環境だったこと。当時上司にあたる人が2人いたのですが、どちらもフリーランスだったのでなかなか連絡が取れずに困ることが多くて。かと思えば夜中の3時に連絡がくることも…。ほとんど初心者として入社したのに、頼れる人がいない点が不安でした。
3つ目は仕事量が多かったこと。デザイン性は低いものの、とにかくやることが多くて、徹夜しないと間に合わないことも珍しくありませんでした。自分が望んだ仕事とはいえ、長く続けられないような環境で働く意味はあるのだろうか…と思い、退職することにしました。

狙うのは、ホワイトなインハウスデザイナー。

ー退職後はどのように情報を集めていましたか?
ブラウザ検索で職種とエリアを入力して、出てきたなかで良さそうな求人があればその転職サイトに登録…という感じで進めていて、結果的に「転職サイトtype」をはじめ4サービスくらい利用していました。

ー「良さそうな求人」とは具体的にどのような求人ですか?
即応募していたのは、「未経験OK」「インハウスデザイナー」の記述がある求人です。くわえて、求人内に「経験が浅くてもOK」と記述がある求人はピックアップしていました。「応募資格」は経験者向けの内容でも、よく見ると「経験が浅い人も歓迎」と記載がある求人って結構あるんですよ。
逆に、クライアント先に常駐して仕事をするようなSES企業は避けていました。SESだと常駐先の労働環境に依存するじゃないですか。経験が浅い今の状態だと、常駐先の選択肢が少ないので、どんな企業に行くことになるかわからないのがイヤで。「勤務地」を見て、他拠点で採用をおこなっていたり、「各プロジェクト先」などと記述がある求人はSES企業だと判断し、候補から省いていました。
あとは「給与欄」に「みなし残業代を含む」という記述がある求人にも注意していました。みなし残業代があるということは、基本給が低いことに直結すると考えていたので。

ーこれだけのチェック項目があって、4つのサービスを併行するとなると、かなり大変だったのでは?
そこまで入れ替わりの激しい職種ではないので、すべてのサービスを毎日チェックするというよりは1日1サイトをチェックする感じで利用していました。ただ経験年数が1年未満だとヒットする求人が少ないんです。最初は正社員求人に絞っていたのですが、途中から派遣社員求人も選択肢に入れたので、「type IT派遣」も利用するようになりました。

将来のキャリアにつながる仕事を選択する。

ー理想とする転職先の条件は何でしたか?
①インハウスデザイナー
②キャリアが積める
③ホワイトな労働環境

前職では念願のWebデザイナーになったものの、自由度が低くWebデザイナーとして成長できる環境ではありませんでした。また、慢性的に残業が多く、メリハリがない生活だったため勉強に充てられる時間がない点が不満でした。今回の転職では、その部分を叶えたいと考えていました。

ー面接に進んだ5社はどのような会社だったのですか?
SESや医療系のWebサイトを制作する会社などがありました。自分で選考を辞退した企業もあれば、ご縁がなかった企業もありましたが、最終的には派遣社員として大手動画ストリーミング配信会社で働くことを選択しました。今は主に動画のサムネイルデザインや動画コンテンツの編集を担当しています。

ー派遣社員として働くことを決めたのですね。雇用形態にはあまりこだわりはなかったのですか?
できれば正社員で働きたいとは思っていましたが、前職で派遣社員から正社員登用された経験があったので、それほどこだわりはありませんでした。経験が浅い場合、正社員として入社できる会社よりも派遣社員で働ける会社のほうが大手だったり、オフィスが綺麗だったりと労働環境が良い場合も多いんです。「むしろ派遣社員として働くほうが将来につながるのでは?」という気持ちもありました。

良い会社だけど、理想にはまだ届かない。

ー今回の転職の満足度は何点ですか?
当初希望していたWebデザイナーにはなれなかったので、80点です。ただ、将来的にWebデザインの仕事をするチャンスがあることや、これまで学んだことがない分野でチャレンジさせてもらえているという点では、とても満足しています。確実に自分のスキルが上がっていることは感じているので、視野を広げて次のキャリアにつなげていきたいと思っています。

私は転職し続けます、理想のキャリアが実現するまで。

ーご自身の転職活動を振り返ってみてどうですか?
自分が何をやりたいのか、自分が何のスキルを持っているのかを見つめ直す時間を、ちゃんと取れたのが良かったです。自己分析をしっかりしたおかげで、志望理由やアピールポイントが明確になりました。また、やりたいこともはっきりしたので、選考時にきちんと確認してお互い納得したうえで働くことを決めたのも良かったと思います。
ですが、仕事の希望がすべて叶ったわけではありません。ずっと派遣社員でいいと思ってませんし、簡単なデザインや動画編集だけで満足もしていません。何より自腹で通った70万円のスクールに見合う、リッチなデザインを手がけるインハウスデザイナーになるまでは、まだまだ転職したいと思っています。不満のなかった職場を捨ててまで選んだ道ですから、私は絶対に諦めません。

ーこれから転職する方にアドバイスはありますか?
自分ができることやできないことの棲み分けをすることは大切ですが、それは「できないことにはチャレンジしない」ということではありません。今はできないことなら、まずはその経験を積むために転職先を考えるという選択もありますよ。私もまだ道半ばですが、少しずつ、着実に、理想の自分に近づいていく日々は、結構楽しいものですよ。

■転職サイトtype

■AI機能であなたに合った仕事を提案します!

■無料10分!あなたの転職力を診断してみませんか?

■精度の高いスカウトが届くから、内定率も高い!

■技術者のキャリアを考えるWebマガジン


この記事が参加している募集

転職してよかったこと

仕事について話そう