【SLAM DUNK GI】24話「赤木先生の独り言」
「赤い髪、、、ピアス、、、。」
校内に部外者が立ち入ったという目撃情報がそこらの生徒から流れれば、教員として見て見ぬふり等出
来ないだろう。
嫌な予感は当たった。
「何遊んでんだ!! バカタレが!!」
「靴を脱げ!!」
「ゴン!」
二人の頭にげんこつをみまいする。
「いって~ なんだよ いきなり。」宮城
「ゴリ!?」桜木
「それはこっちのセリフだ! 何だ お前ら 不法侵入だ 警察呼ぶぞ。」
ガラの悪い二人にも物怖じしない。それはそうだ。
元湘北高校バスケ部主将、現湘北高校バスケ部顧問
赤木剛憲、二人の元チームメート、戦友だ。
「ゴリ!! ゴリじゃねーか 何でここにいるんだ?」桜木
「それはこっちのセリフだと言ってるだろう。俺は新学期から湘北の教員だ。いて当然だろう。」赤木
「教員!? ちょうどいい じゃあ話は早い!
ダンナ 聞いてくれ。」宮城
宮城は、ここに至る経緯、目的を話した。
「そうだったのか、、、。それは大変だな、、、、
とでも言うと思ったか。」
「それがどうした? それはお前らの都合だろう。うちには関係ない。」赤木
「ゴリ!! つめて―じゃねーかよ この天才バスケットマン桜木の凱旋をもっと歓迎しろよ。」桜木
「ダンナ、、、、。」宮城
赤木はため息をついた。
「とにかく今日はもう遅い。帰れ。」赤木
そして二人に背を向けながら、話した。
「いいか 今から言うことは俺の独り言だ。」赤木
「?????」
桜木・宮城 顔を合わせる。
「俺は毎朝のトレーニングをかかしていない。引退したからと言って習慣は変えられないものだ。いつもは朝練の30分前には、体を動かしている。最近、歳をとったようで鈍りを感じてきた。」
「明日からは1時間前に変更しよう。朝練の開始時間は7時だ!」赤木
「?????」
桜木・宮城 顔を合わせる。今度は笑顔だ。
翌朝、早朝5時55分、体育館のドアを開ける桜木と宮城。
「ちゅーす!!」桜木・宮城
「ゴン!」
赤木、またもやげんこつをみまいする。
「おそーい!! 何やってんだ バカたれが、遅刻だ!」赤木
「いってーな 朝から まだ6時前じゃねーか」桜木
「社会人は1時間前行動だ! 文句あるのか?」赤木
「5時!?」宮城
「お前ら 本気じゃないのか・・・?」赤木
「何いってやがる。この天才には愚問だ!」桜木
こうして桜木・宮城は母校である湘北高校で体育館を使用することになった。
また一つ前に進んだ。
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