【SLAM DUNK GI】33話 「ワイドなショー ・収録VTR」
リハビリ王として復帰への日々を過ごしていた当時に出会った少女、中道紡希。
彼女との約束を思い出した桜木花道。
しかしテルノン会長の国際試合、国際大会の出場禁止宣言は現状、解かれていない。
「紡希ちゃん 休んだら 大丈夫みたいだったな。」野間
「心臓病だってな。」大楠
「バスケかなりうまかったな。」高宮
「花道、課題がまた一つ増えたな。」水戸
「・・・・・ 確か、日本は国際大会の出場が禁止されてるんだよな、、、?」桜木
「・・・・・・・」
道があろうとも閉ざされている日本バスケット界に吉報とも言えるニュースがとびこんだ。
「おはようございます、ワイドなショー司会の東田幸司です。統合問題、国際大会出場禁止に揺れるバスケット界にコメンテーターの後園聖真さんが取材をしてきました。」東田
「後園さんはUJBリーグの三田良佑チェアマンと元チームメートなんですよね?」東田
「はい。三田選手が日本でプレーしていたころの同じチームでした。その縁もあって今回、インタビューが実現しましたのでご覧下さい。」後園
彩子がトレーナーとして担当している後園聖真、
三田良佑の補佐官を担う木暮公延の提案でこの企画が実現した。
「あれー ちょっと待って下さい! それ水割りでしょ?」
「後園さん 飲んでるんですか?」
数年前に飲酒暴行で問題を起こした後園をいじるのは、この番組で発言すればすぐさまネットニュース
になるというお笑い界の重鎮、
タウンダウンの松田雅志である。
「飲んでないですよ!」後園
「あーそこにあるグラス、ウーロンハイじゃないの?」松田
「ウーロン茶です!」後園
「そうなん? バーテンダーの格好してるからやなー」松田
「衣装です。ブイ振りしていいですか?」後園
「タクシーで行ったん?」松田
「行ってないです。タクシーには乗りますよ! タクシーNGじゃないですから!」後園
「えっ!?」松田
「後園さん 遊んでないでVTR早くしてもらえますか?二人の遊び場じゃないですよ。」東田
三田と後園は旧知と仲とあって昔話にも花が咲いた。そして話は本題へと向かっていった。
「改革は順調ですか?」後園
「ええ 課題はありますが、概ね順調だと思いますよ。」三田
「日本のバスケ界に必要なことは何だと考えていますか?」後園
「うーん。後園さん、アルゼンチンのマッシっているでしょ?もう連続で世界優秀選手賞をとってますよね? 日本人があのような選手になれると思いますか?」三田
「いやぁ難しいんじゃない。いい若手は出てきているけど。」後園
「僕はなれると思っていますよ。」三田
「世界の壁はないと?」後園
「ただし、僕が今からマッシのようになるのは無理です。」三田
「というのは?」後園
「技術がものすごく向上する時期を僕はゴールデンエイジと呼んでるんですが、大体6歳~15歳くらいなんですけど、その時期マッシが身につけた技術を僕らがもし過去に戻れて同じこと、同じ練習、同じ努力、同じ環境で、出来るんだったら僕はそんなに差がなくなれると思っているんですよ。」三田
「なるほど。それはバスケにおいても日本とアメリカの差もなくなると考えているんですね?」後園
「そうです。ただそのために必要なのは、環境だと思っているんですよ。質問の答えの戻りましたけど。」三田
「まさにその環境整備をおこなっているのですね?」後園
「そうです。日本のトップリーグに夢が持てないのでは、ゴールデンエイジも育たない。ゴールデンエイジの未来を変えたい。そこにサッカーもバスケも競技は関係ないです。その手助けになるなら喜んでやってますよ。」三田
※こちらを参考にさせていただいております。
「興味深いお話ありがとうございます。最後にバスケを今、やっている選手が気になっていることは、国際大会の出場禁止の撤回だと思いますが、テルノン会長とはお話はされているのでしょうか?」後園
「そうですね。今アメリカで僕はプレーしてるので会談の機会をつくっていただきました。結果から言うと撤回の方向で進んできてると思いますよ。会長も何もただの意地悪をしたいわけではないので、根本にバスケを愛し、リスペクトし、最高のものをつくっていきたい。その一心なんです。」三田
「日本国民も一安心かと思います。ありがとうございました。」後園
統合改革を実践した暁には宣言撤回の方向で話は進められている。