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tumugi
2016年1月3日 10:10
明日この左手を失い明後日この視力を失い明々後日この声帯を奪われるより いずれ思考回路を失う事の方が恐ろしい あんた誰ご飯まだあ、どうもお久しぶりですご飯まだあんた誰 なぜ一度に全てを奪わないどうして少しずつ壊れていくのなぜこんな事にどうして私が分からないの あんた誰?ご飯まだ? 生きていたいの?それでも生きていたいのね 生への執着が怖
2016年1月4日 10:10
あたしの憧れシンガーソングライターあなたに抱かれるアコースティックギターあたしの胸にはあなたの悲鳴 ロックあなたの汗にも魂ロックあなたの純白な心ロックあなたに母性本能ロックあなたは夢の真実ロックあなたは溢れるロックあなたの愛に優しさロックあたしも雨のなかロックあなたと打たれっぱなしロックあなたは傷だらけロックあなたは正しく対処ロックあなたに嘘なしロックあなたを信じ
2016年1月6日 11:54
私にも少しずつ増えているフォロワーさんですが私がフォローさせて頂いた方々の中で気軽に対応して下さった方々です。なかには突然フォローして去って行く方もいて当初は戸惑いましたがやり方は人それぞれなのでありがたく思っています。 ごくごくわずかな方々とのコメントのやり取りで相手の人柄を垣間見る事が出来る事。まだ見慣れないアイコンを私の作品のスキ欄に見かける日。それは私を驚かせ小さな幸せを
2016年1月8日 11:39
初めてロバを見た子供の頃を思い出す鳥が餌をついばむ程に頭を垂れていて視線は動く事なく一点を見つめている顔を見せてくれないので地に手をついて覗き込む長く密集したまつ毛に守られた瞳は真っ黒で大きく美しく潤んでいた ねぇどうしたのお馬さん。なぜうつむいてばかりいるの?なぜ泣いているの?大人が教えてくれたお嬢ちゃん、そいつは馬じゃないんだよ。人間の荷物を運ぶロバっていう動物でね、こ
2016年1月11日 12:15
いつも通りに迎えられた朝子供と簡単な朝食を済ませ慌ただしく身支度を終えて向かう玄関先「今日のママはどう?可愛い?」子供は目線を上げて応える「うん!ママはね、〇〇ちゃんのママより〇〇君のママよりうーんとかわいい。だからね、一番かわいいのはママ!」「へへっありがとう!じゃあ出発!」玄関の扉を開け外へ出て鍵をかける歩きだした途端子供が何かに怯えるように私の足にしがみ付く「ママ今日はダメ。今
2016年1月13日 11:30
適当なこじつけ誕生日があなたと近いからきっと仲良くなれるわよそう紹介される友達の友達しぶしぶ 性別問わず気が合ったためしがない「普通に合わない」より過剰に合わない不快な気持ち誕生日が近いから合うはずよ、この強迫に危機感合うはず合うはずと必死だがやっぱりいちいち癪にさわる どうでもいい押し付けこの映画絶対泣けるからおすすめしぶしぶ 結局泣けないわ楽しくないわ本当
2016年1月15日 10:42
私の場合である青年期原因ある寂しさは音楽が助けてくれたミュージシャンが奏でる音と詩さえあれば思うままに涙を流す事も出来た原因ある怒りも死にたくなる気持ちもボリュームをあげて陶酔し踊り狂う事が出来た 私の場合である中年期原因ある虚しさは音楽だけでは救われず思うように泣く事も難しくなり原因ある怒りはあれどボリュームを上げる事もしない何一つ夢中になれない時期を迎え途方に暮れる
2016年1月17日 11:15
もう閉店してしまったが駅前通りを二本ずれた脇道にあった本当に小さな花屋新鮮な花に溢れているというよりは仕入れで余った花をかき集めてきたような種類も本数も少ない花がまばらに置かれた縦長の銀バケツの水に浸かっていて僕は外観も内装もどこか古びた印象を醸し出すその店が好きだった 花を飾る趣味も贈る相手もいない僕が通った花屋店内に流れる音はなくディスプレイのように置かれた白く丸い鳥籠の中に
2016年1月23日 11:21
絵本に描いてあるような真っ白でまん丸な雪そんな雑念が僕の心に はらはらと舞い降りる小さなまん丸が ふわりふわりと舞い散る光景 ただ降り止まないものだから少しずつ僕の心は小さな雑念に埋もれてゆくただ降り続けるものだからすっかり僕の小さな心は雑念に埋もれてしまった 真っ白な雑念でいっぱいになった僕の心 僕の心ごと言葉ごと見失ったどうしよう僕の心を感じることが出来ない
2016年1月27日 13:57
私にとってnoteは初めてのSNSです。パソコンにも疎く、実生活での人付き合いは悪く苦手で逃げまくる方です。それはパソコン上でも大差なく表れるものだと知りました。褒めて頂くコメントにも最初は緊張と戸惑いしかなくせっかく頂いた言葉を噛み締める事すら出来なかった。最近やっと心が反応するようになり「うれしい」と素直に感じられます。 これまで自分がフォローした方々の作品は、くまなく読ませて
2016年1月28日 13:19
静寂を破る電話のベル 話すことは好きだけど今やっと一人になれてホッと一息 ずっと一人で過ごす安らかな時間 突然ビクッと驚かされるあの唐突さ 僕はしばらく電話を見つめる相手は誰だ今の僕に話しを聞く余裕があるのか話せる心境か いつも選択肢は決まっている聞かなかった事にする 電話のベルが鳴る 「元気?どうしてる?」元気がないのは決まって君でどうし
2016年1月30日 12:17
女の子幼い頃憧れる夢の一つにお姫様お姫様は不思議な色の大きな瞳に長い髪稀に見る美しさに映えるロングドレス優しさやら強さやら能力やら 偶像のお姫様民に自然に王に王子にとにかく愛される必ず嫉妬され必ず助けられるハッピーエンド お姫様にお姫様の友達はいない。シワシワでカサカサのお姫様もいない。 ぺージを開けば桃色の頬、微笑むような小さな唇一番美しい瞬間を切り取って眠る
2016年1月31日 12:09
ヘビー級な人生経験人災で死んだ感覚天才で復活 まてよ自己死亡推定年齢超過信じ難い現実超越ざまあみろ 減り続けるなんとかホルモン止まらないもん仕方ないもん 愛とはなんだ生徒は言った性とは一体一過性水溶性 消えない欲見えない欲浴室良くして宇宙遊中天体手に取り放り投げて輪ゴミに披露芸達者なピエロがひとり豪快愉快な真っ暗闇未来誘拐で爽快石コロ後頭部直撃ピエロイチコ