tumugi
初期作品
個人的な書き物です。
みんなと同じなんてつまらない 私という好き嫌いとこだわり ずっとそんな私だった 歳を重ねてもそうありたいと思っていた 心境の変化と自信のなさ みんなと違うことがさみしい 自分だけみんなと違うことを恐れている 私はみんなとは違うからだめなんだ 私には素敵なあれやこれがないからだめなんだ 私には自信がないからだめなんだ もしかしたらみんな同じなのかな? みんなと違うことが怖いから同じになろうと必死なのかな いつからか自分の人生からはぐれてしまった みんなのように人
怒っていいときに怒れない わめいていいときにわめけない 嘆いているあなた 教えてくれてありがとう 助けを求めてくれてありがとう あの頃 理想は親になく なぜか 優しかった他人も変わっていき また 置いてけぼりの私 本音に辿り着けないように意地悪するのね ごまかしたい思いが濃い霧を生む 私はまだ気持ちに嘘をついていますか 私はまだあなたのために生きてないですか あなたの喜びとはなんですか あなたを笑顔にしたいのです あなたに愛を贈りたいのです
自分に似た過去や経験のある他人を探してしまう 似た人はいるだろう だけど同じではない 同じ家、同じ親、同じ環境で育ち、同じ経験をしたとしても、その時、その後、本人がどう生きていこうと決めたかは違う 誰かの経験と私の経験 私の気持ちと誰かの気持ち 共感と理解がほしくて同じを求めてきた 分かり合えるかもしれない 仲良くなれるかもしれない 過度な期待と少しの違い やっぱりうらやましくてすねてしまう気持ち 他人がくれる幸せと妬み 違って当たり前が飲み込めなくて寂しく
道を塞ぐ大きな岩 少しずつ削る 穴があき大量の空気通る 岩の向こうは憧れの世界 多くの人やもの 色んな香り楽しげな笑い声に音楽 少しずつ塞ぐ ずっとここにいる私 削っては諦めて嫌になる それでも向こう側へ行きたくて焦る 私は生きている 一秒でも早く向こう側へ 体はまだ抜けない? まだ? 陰道進んで半分 この先は陽道へ
例えば 私が欲しいものを持って生まれる人がいる 私が叶えたいことをたやすく叶える人がいる 比較癖 それは私にないものしか見えなくする もう何も叶わないのではないかと気持ちを沈ませる 思い出にひたる 若い頃はよかった楽しかった幸せだった いま積み上げている日々を忘れる こんなに頑張ってきたのに報われていないという嘆き 思い出にひたる 幸せしかなかったか? 辛さや苦労もあった都合よく忘れている それでも これからこれから来年こそはきっと良くなると言えた そこに戻ることは
感情のない銀河空間 登って沈む宇宙の火 誕生した生きものたち 時間を作った星 時のタイミング 消えていくもの出会うもの 果てるまで懸命に生きる偶然たち 闇を知り光を知る 必ず回る宇宙の光 感情のない世界では生きられない時々わたし風前の灯火 普通じゃない世界で普通じゃない経験を投げ合う 経験から生まれた気持ちがゴトリと落ちてゴツゴツした寝床をこしらえていく 個性は楽しい孤独 普通の環境が当たり前にあった人たちは普通が一番だと口にする 仕事があり 家庭
生まれて初めて立ち上がろう 生きようとしていた頃があった 短い人よりは長めに 長い人よりは短めにある今 自分の足で立つことが怖い もう一度 ただ立つ 生きることを楽しむ どんなことも恐れずただ楽しんできた自分は飛んでいたのだろうか 横になり終わりを待つほうが楽だなんて 期待するより諦めるほうが楽だと決めつけてしまった そこには変化がないと気づいてもいる 変わりたいという本音 変わりたくないという本音 ただ立ち上がる その勇気 集まれ
一番外 乾いていく 地に落ちていく より低い気温を耐え抜くため 超えていくための営み 小さきもの 集い笑う時あり ほころび 枯れゆく 小さきもの ぽつりきて 家族きて 仲間きて バラバラに感じ 刻み 去る 時来ればまたぽつり ザクザクと音を立て ただ生き残る様を眺めにやってくる ひとりでもよく語り触れ笑む 集えばより笑う ここに残らず超えていけ 暮れても暮れても小さきものよ
手摘みの距離でずっと一緒にいられたらよかった ただそこに在るものたちと踊るように遊び回った記憶 手つかずのものたちは変わらずにいた そのことを忘れて過ぎたわたしの時間 壊す前から分かっていたこと 壊すのは簡単で短すぎた 過ち 止まらなかった なくしたあとに気づくこと 便利さの後ろめたさ 失った規模の大きさ わたしもあなたの一部だった 記憶の奥深くに刻まれた祈り 手つかずの存在への祈り 物言わぬものに合わせてきた両の手のひら 感謝から謝罪へ 霧が晴
いつも顔色をうかがっていた女の子 不機嫌な母の期待に応えようと一生懸命がんばり続けた女の子 笑ってほしかった ずっと笑顔でいてほしかった 大好きだよといってほしかった 優しく抱きしめてほしかった 安心したかったの 母の機嫌がいい日、ごめんねと謝ると「いいよ」と優しく言ってくれた。 大切な記憶 もっと 優しくされたかった もっと 欲しいものは手に入らないまま 今日を作り出すことが怖い女の子 笑ってね、大好きだよ、優しく抱きしめる、ぬいぐるみ、温かい飲みもの
幼い頃は神さまの存在を信じていた 神さまにたくさん助けを求めてきた 願いが叶わないと神さまなんていないんじゃないかと疑うようになった 辛いことをいくつも経験すると神さまなんていないんだと思うようになった 経験から失った信じる気持ち また変えようのないことで落ち込む日 掬い上げてほしい気持ちだけが舞い戻る もう僕は神さまを信じていない 身勝手に整えられていく思い出に浸る時間 一生懸命自分のために生きた人の数 雲でおおわれた空 空でため息をつく神さまたち ため
水色にペイントされた板の上 上手に乗っけた小さな足 鉄の鎖を握りしめ奇声をあげて勢いよく空へ 母親らは緊張した面持ちで小さなベンチに横並び この先新しく生まれる気持ちはあるだろうか 恋をして人生に夢をみた 私があなたの あなたが私の 肩を支え足元に注意をはらいながら歩く日 同じ人に恋をして、また共に人生最後の夢をみる そんな日を迎えてみたい 見つめ合える最期には、おぼろな姿 私には私の あなたにはあなたの 深部のわだかまりだけがユラユラと揺れて過ぎた時間 私た
私が感じる気持ちをあなたも感じているのでしょうか 同じように感じていたい あなたと一緒に喜びを感じたい 私は他の誰でもないあなたとつながりたいと思っています 間違えているときにはまた気づかせてください 似たような失敗を責めない みんなと違うことを恐れない 人は嫌い、怖いと決めつけない 制限だらけにしてきた私の失敗を許してくれるでしょうか あなたはまだいてくれるのでしょう? あなたという存在がなにを呼び込むのか教えてください これまでの経験を辛いものだと決
見飽き 聞き飽き 言い飽きて 普通がなにかもわからないまま 満足を探して迷い込むこころ 退屈する 贅沢な時間つぶし 他人は他人といいながら好奇心に忙しい止まらない目 生きるためでなく遊ぶために食べる子供 その美しい顔は無表情 無言のまま忙しい指先 命あれば歳をとる いくつかの役割終えて放心し また生まれた頃に戻っていく 見飽き 聞き飽き 言い飽きない気持ちを求めて 死ぬまで巡る幼い感情 寂しいときには抱きしめてもらう 安心というぬくもりを手に入れよう 大丈夫
生まれたての風に飛ばされて 過去雑念の全てを投げ捨てる 彼方に吹き上げる風に憧れ 追いかけたいのに走れない 私にも吹いてほしい追い風 不自由になったがまだ目が見えることに感謝する そして忘れる 慣れ親しんだ負水に身を沈める私は新鮮な風を必要としている まだ足りない 舞い上がり感動したい 歳はとったがまだ五体満足であることに感謝する そして忘れる 慣れ親しんだ負水にこころ沈める私は新鮮な風を必要としている まだ足りない 舞い上がり感動したい 人の数だけある苦楽
あなたが私を置いていくことを恐れていた ぶつかり合い波打った長い時間 違うスピードで老い続けるあなたと私 目を合わそうとしないあなたから伝わる 迷惑をかけてごめん その小さな姿は、私がいてごめんねと、あなたの幸せを願い続けた過去の私 あなたのことなんか知らないよと言える側になり、あなたがあなたなりに私を愛してくれた思い出が苦しい。 許せなかった思いまでもあなたへの想い 懸命に個を生きて風化するこころとからだ 私と交わらない あなたの不器用さが分かるほど伝う涙