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アルミホイルで包んだおむすびを、美味しいと感じる3つの理由

【1102むすび】 道の駅赤神(輪島)もんぜんおにぎり梅
《連続1238日目!》



これまで1100回以上、おむすびの食リポートを書いてきた。
おむすびの食リポと謳っているので、自分で作るようなおむすびは含まず、全国のおむすび屋さんなどを巡って、売られているおむすびを見つけては買って食べている。


そうなると、もはやライフワークだ。


街を歩けば必ずおむすび屋さんがないかを探すし、スーパーや道の駅とかに行っても必ずお弁当や惣菜コーナーを見ている。
実は、手軽に買えるコンビニおむすびもNGにしていて、食リポには含んでいない。けれども、コンビニに行くたびに新商品が出ていないか、トレンドはどうなっているかなどチェックをし続けている。

チェックしているおむすびであれば、それこそ数千種。
いや数万種のおむすびは見てきたかと思う。


その中で、絶対にありそうなのに、ほとんど見つけられなかったおむすびがある。
それはおむすびの具や種類のことではなく、おむすびの姿のこと。

家庭で作るおむすびには普通にあるのに、なぜか売っているおむすびではほとんど見られないもの。


それは…
アルミホイルに包まれたおむすび!





コンビニやスーパーで売られているおむすびの姿を思い浮かべて欲しい。


市販のおむすびを包んでいるのはラップやフィルム、プラスチックのケースなど透明なものばかり。どんなおむすびが中に入っているか一目でわかるし、綺麗に包まれていることで安心感もある。


実は、これまでの1100回のおむすびレポートの中でアルミホイルで包まれたおむすびに出会えたのは、わずか1回。
ほんとうにレアなおむすびなのだ。


だけど…
その1回のアルミホイル包みのおむすびは、すごく美味しかった。自分の過去の記憶の中にある遠足や運動会で食べた遠足や運動会のアルミホイル包みおむすびも美味しかった。

もしかしたら、ラップやフィルムのおむすびに比べて、アルミホイルのおむすびの方が美味しく感じるのかもしれないし、保存などでも優れているのかもしれない。


ということで、アルミホイルのおむすびが優れているところを調べてみたので、まとめてみよう。






①時間が経つと味が馴染み、美味しくなる

料理界では、ラップとアルミホイルのおむすびのどちらが美味しいかということは、かなり前から議論になっていたらしい。

それに問題に対して、料理家の藤村公洋さんが、それを検証する実験(ラップ、クッキングシート、タッパー、アルミホイルの比較)を行っていた。
その結果をみてみると、包んでから5時間後のアルミホイル包みのおむすびが一番美味しいらしい。
その理由について、一度抜けた塩や米の旨みが再着地するみたいということも言われている。
なるほど!





②適度な隙間によって、雑菌の繁殖を抑えられる


実はアルミホイルには、美味しさ以外にも利点があるようだ。

ラップに比べて、アルミホイルで包んだ場合は、おむすびとの間に適度な隙間ができる。これによって水分で塗れている状態が減り、表面が乾かされることによって雑菌の繁殖が抑えられるらしいのだ。
それによって、安全に美味しく食べられるらしい。

最近では、おむすび専用の抗菌だったり吸湿紙をコーティングしたアルミホイルも売られていたりもしていて、さらに美味しさが長持ちできるようになっている。

注…
おむすびを作る際には素手で直接握らないようにし、またラップやアルミホイルにおむすびを包むときは必ずごはんを冷ましてからにしてください。また、涼しい場所で保存して、早めに食べるようにしてください。





③懐かしさを感じられる

子供の頃の遠足や運動会。その懐かしく楽しかった思い出が、アルミホイルおむすびの見た目や、匂い、味に触れることによって、脳内に呼び起こされるらしいのだ。
匂い(臭覚)は、視覚、聴覚、触覚、味覚などの他の感覚よりも強く記憶に働きかけることが分かっており、 中でも10歳以前の幼少期において、匂いは記憶と強く結びつけられることも研究でわかっている。

しかも、最近の研究では、この懐かしいという記憶を思い出すことによって、ストレスを減らしたり認知症の予防にも役立つということがわかってきているらしい。





凄すぎるぞ!アルミホイルおむすび!



でも…そうだった。
アルミホイルのおむすびは売っていないのだ。
これじゃあリポートができない。。
と思っていたら、


見つけちゃいました!
しかも・・能登半島で!


美しい水平線と趣のある街並みを眺めながら、能登半島の西側をドライブしていく。




立ち寄ったのは道の駅赤神。
バイク専用の駐車場などもあり、ライダーたちには有名な道の駅らしい。



中にはバイクの展示などもあった。
そしてレストランも。
名物は、バイ喰(バイクー)カレーとのこと。



おっ!
おむすびも発見!
大本山總持寺祖院の門前でもあるので「もんぜんのおにぎり」と名付けられている。

よし、これを食べよう!

梅干しのおむすびを注文!

嬉しいのは、出来上がりのものではなく注文してから結んでくれたこと。
数分待っていたら、アツアツのおむすびが運ばれてきた。



しかも、アルミホイルに包まれて!

あのレアなアルミホイルおむすびに、この能登半島で出会うことができたのだ!

感動~



黄昏の時間、能登の海を背景に。
いっただきまーす!



アルミホイルを少しずつめくり剥がしていく。


ふわっ

海苔と塩の混ざったような独特の匂いが広がっていく。
うんうん。この匂い。懐かしさを感じるぞ。

がぶり。
ひと口かじってみた。

「あっ、うまい!」

塩気と水分の感じがちょうどいいのだ。
ごはんの甘味もあるし、梅干しの酸味もいい。

アルミホイルの手触りもいいし、郷愁を誘ってくる。


アルミホイルのおむすび。
絶対、いいよね。

ご馳走たまでした!





過去に出会った、アルミホイルおむすびはこちらです。
(今回の記事の内容の一部はこちらをリライトしています!)

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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!