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激動の2021年。ファン・サポーターの熱量を上げるために書き綴ってきたこと


ファンベースという考え方がある。
ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高めるという考え方だ。

ここで言うファンとは、企業やブランドが大切にしている価値を支持してくれる存在。
その根底にあるのは、共感・愛着・信頼と言ったファンの感情だ。


ファンの感情を知ること。ファンの熱量を高め、広げていくこと。
まさに自分自身のライフワークとなっている。


人々の生活も大きく変わり、社会としての変動も大きかった2021年。
スポーツ業界にとっても、大きな節目になるはずだった東京オリンピックもあった。

このnoteでは、Jリーグ開幕以来ずっと応援している浦和レッズのことや、以前、公式ファンサイトでキュレーターをさせていただいたJリーグやスポーツ全体のことを書き綴っている。
2021年にスタジアムでなにを見て、なにを感じ、なにを残そうとしたのだろう。

その時に書いた言葉を含め、振り返ってみたいと思う。



☆2020年に綴ったことは、こちらにまとめています。





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【1月~4月】緊急事態制限下でどうやったら熱量を高められるのか

5000人、10000人と人数制限が続き、これまでに経験のしたことがないくらいの寂しいシーズン開幕となった。
だからこそ、どうやったら熱量を繋ぎとめていけるかをテーマにし、スタジアムの様子や新しいツールなどを紹介していった。



①クラブハウス(Clubhouse)は、Jリーグのサポーターの声をつなげられるのか

音声版ツイッターとも言われるクラブハウス(Clubhouse)が、瞬く間に広がっている。
果たして、Jリーグのサポーターにとってこの新しいツールは活用できるものなのか。もしそうだった場合、今後どのように使っていけばいいのだろうか。
実際に使ってみた感想も踏まえ、考えてみたいと思う。


②緊急事態宣言下のJリーグ開幕!スタジアムの熱量を上げていくために出来ること。

緊急事態宣言中で、観客上限5000人という、Jリーグや自分の応援している浦和レッズのこれまでの歴史にもなかった開幕戦だった。

チケットが入手できずにスタジアムに行きたくても行けなかったサポーターも多かったに違いない。
だからこそ、運良くスタジアムに行けたひとりとして、スタジアムの今の状況を多くの人に伝えていかなくてはと思っている。



③「99.72%の想い」熱狂のスタジアムを取り戻すヒントはここにある。

自分たちに出来ることはなんだろう。
今であれば、できる限りスタジアム行って選手たちに精一杯の拍手を送り、鼓舞し、盛り上げていくことが必要だと思う。
そして、この先…

ワクチンが行き渡りコロナの状況が回復した時に、あの熱狂のスタジアムを取り戻すためにしっかりと動けるようにしていきたい。熱量を高め、周りを巻き込んでいくことをしなくてはならない。



④サポーター目線で感じた「スタジアムの感染対策のイマ」を記録する

果たして…
コロナウイルスの感染は食い止められるのか。
東京オリンピックは無事開催できるのか。
以前のような熱狂のスタジアムは取り戻せるのか。

今の時を記録し次の時代に残すために、スタジアムの現状をリポートし残しておきたいと思う。



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【5月~8月】オリンピック開幕。ファンの存在の大切さと熱量が高まるトリガーを探る

ぎりぎりまで有観客開催になるか無観客開催になるかで揉めた東京オリンピック。
結局、無観客開催となる、ファンの姿はなかったけれど、逆にその存在の大切さを感じることになった。また、過去の記憶を振り返り、ファンにとって熱量の高まるきっかけをテーマに書き綴った。




⑤【熱狂の記憶】浦和レッズが初めてヴェルディに勝利した28年前。スタジアムに「ハンドコール」が沸き起こった

応援するファン・サポーターの熱量を上げるためには、どうしたらいいか。その熱量が上がるトリガー(引き鉄)は何かということを深く考えるようにもなってきた。

そこで、ファン・サポーターの熱量が上がる瞬間を探るために、まずは自分が浦和レッズの存在を無二のものと感じるようになった体験を思い出し、そこで何が起こっていたのか、そこで心はどう動いたかを自分なりに紐解いていきたい。



⑥【五輪シミュレーション】観客上限1万人のスタジアム。その雰囲気は?感染対策は?

ビール会社がスポンサーとしてついていることもあるのかもしれないけれど、この状況下ではスタジアム内でのアルコールの販売は考え直してもいいのかもしれない。

ひとつのアイデアだけど、特製のビールグラスなどを試合後に販売(本当はビールの6本パックとか欲しいけど法律で無理かな)して、おうちに帰って乾杯しようみたいな施策はできないものだろうか。
ビール会社のロゴをサッカークラブのロゴとダブルネームで入れられれば思い出の品にもなるし、酒屋やスーパーなどでのブランドの指名買いにもつながると思う。




⑦"浦和レッズ平川忠亮引退試合"で、スタジアム観戦の幸せを噛みしめた

これがスタジアムだ。

選手とサポーターがひとつになれる、特別な場所。
そこには、どちらかひとつでも欠けてはいけない。
2021年7月22日"平川忠亮引退試合"
スタジアムで応援できる幸せを、噛みしめて。



⑧3位決定戦の舞台!オレたちの埼玉スタジアムへ必勝の念を送る

さあ、舞台は整った。

自国開催のオリンピックである。
こんなチャンスは、この一度しかない。
応援してくれるファン、サポーターはスタジアムにいないけれど、テレビの向こうの多くの仲間が応援をしてくれている。
選手たちには、メダルを狙って全力でチャレンジをして欲しい。悔いの残らない思い切った試合を。



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【9月~12月】人数緩和のスタジアムの素晴らしさから、守るべきルール、大切にしたい価値を考える

スタジアムの人数緩和によって改めて感じることになったファンの存在の素晴らしさをテーマに書き綴った。また、ルールや大切にしたい価値を守っていくことの大切さを深く考えている。



⑨日本代表の劇的勝利!noteでも反応が大きかったですよね。

東京オリンピックの男子サッカーの3位決定戦の時の記事は、残念ながら無観客開催となった埼玉スタジアムへ応援の念を送るという内容だった。
このオリンピックの時と今回の試合が大きく違うのは、観客の存在の有無だ。
スタジアムの中に勝てるという空気を醸成するのは、ファンやサポーターのチカラが大きいことをあらためて感じている。




⑩Jリーグ来季ホームタウン制撤廃の報道から「失ってはいけないもの」について考えてみる

コロナもあり、各クラブチームが財務的に厳しい状況にあるがために話し合われていることだと思うけれど。
理事会などで話し合うのも大事だけど、Jリーグを愛していて、それを支えてくれている人に話を聞いてみるのをやるべきだと思う。

ファンが本当に価値を感じているのがどこなのか。

それを知り、その価値を伸ばしていくことが、これからの時代に求められていることなのだ。
ここを無視したような進め方は多くのものを失ってしまう。



(11)【天皇杯決勝直前】観戦ルールを守ること。それは応援するチームを守ること

スポーツのファンやサポーターは、実はとっても繊細だ。
周りへの推奨行動もやみくもに行うのではなく、基本的には、心理的安全性が確保できるような相手にしか行わない。

あるいは、推奨を誘発するような大きなきっかけがあったときに、推奨行動が起こることもある。
そのひとつが、タイトルのかかった決勝戦なのだ。




(12)新国立競技場の売店とスタジアムグルメのいまを記録しておく! 【2021.12.19 天皇杯決勝観戦記】

新国立競技場。

本当は東京オリンピックの陸上の決勝種目が当選していたので、8月に観戦に来るはずだった。
残念ながら見ることはできなかったけれど…

それから、僅か4ヶ月後にこんな形で来ることができて、しかも最高の勝利を見られたなんて。
幸せすぎるぞ!




☆1年を通して伝えたかったこと

「虫の目」「鳥の目」「魚の目」で、物事を見ていくのがいいと聞いたことがある。


「虫の目」は複眼であり、近づいた距離でクローズアップして物事を自分ごとと感じること。
「鳥の目」は、高い位置から俯瞰して全体を見ていくこと。
「魚の目」は、潮の流れや群れを見ていくような、世の中の流れをみること。

ファンの存在やその感情を知りながら、世の中全体を見渡し、未来につなげていくこと。これが、2021年に自分が書き綴ってきたことになる。

2022年は、より深く、より広く、より面白い内容で伝えていきたいと思う。

1年間お付き合いいただきありがとうございました。



今回載せられなかった記事などは、こちらに収録しています。



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