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「おとなのランドセル」〜防災をもっとポジティブに!〜

東日本大震災から10年になる。

未曽有の大災害を私たちは絶対に忘れてはならない。

東日本大震災の直後、自分は防災士の資格を取得した。防災士とは防災や減災のためのあらゆる活動をしていく資格。本来ならば2011年の2月にその資格を取得をするはずだったけれど、当時の仕事が忙しく、直前で講座受講を断念。その直後に震災が起こり、何もできない自分が本当にくやしくて、くやしくて。
それからも、災害のボランティアや地域の防災アドバイザーなどを務めて来たけれど、もっと自分にはやらなければならないことがあるとずっと考え続けてきた。

(男鹿半島に行って活動した災害ボランティア)


その中で、ある防災のプロジェクトを企画することになった。
残念ながらコロナの影響で足踏みしているけれど、もう一度、出来ることから前に進もうと思い、ここで紹介させていただくことに。




幸せ視点の新規事業アイデアセッション


(2019 年12月)

満員の会場。緊張する…!

この日は、「hint幸せ視点の新規事業アイデアセッション」。自分は満員の参加者の前で新規事業をプレゼンするひとりに選ばれていた。
会場は、日比谷ミッドタウンの中にあるBASE Q。
様々なイノベーションが生まれる空間だ。

hintとは、幸せ視点の経営や事業アイデアを、企業家であり大学の講師でもある斉藤 徹さんが、最新のメソッドを取り入れながらわかりやすく教えてくれる社会人ゼミ。

学びっていいなあと、大人になってからも感じられる場になっている。



防災をもっとポジティブにする2つの企画


自分がプレゼンしたのは、「防災をもっとポジティブに!」を合言葉にした、幸せ視点の2つの企画。


・地域や企業と個人を結び、防災備蓄を進めるとともに、防災ビッグデータの活用を促すプログラム「おとなのランドセル」

・SDGs視点から、防災備蓄のフードロス問題を解決し、若い人の参加を促し、地域の防災コミュニティをつくる「カフェ・ド・リユース」



実際のプレゼン資料は40ページもあるので、今回は、ひとつ目の「おとなのランドセル」企画について紹介をしたいと思う。



おとなのランドセル


防災士の資格を取ったのは、2012年。実は2011年1月に取得するはずだったのに…
東日本大震災の時に、もっと役に立てたはずだと心残りに…



家庭用の備蓄の目安は1週間分。
でも、なかなか進まんでいないのが現状。




8割の家庭では3日分の備蓄もできていない。
若い世代の8割は、自分の身も守れないというアンケートも。
これだけ、災害に直面しているのになぜなんだろう。



大人への意識を強く感じる時、それは成人式。
その日を起点に若者の防災意識を高め、地域社会へのつながりを作ることはできないだろうか。



災害が起こると防災グッズが売れる。
防災ビジネスのジレンマ。
でもこれは幸せ起点の事業創造とは違う。



押しつけはしたくない。
方向や役割を自分で決めることで、モチベーションを高めていくことはできないだろうか。



モバイルで管理をすることで、自分のステイタスを公開したり、他者とのつながりを創出することもできる。救命救急講習などへの意識も高められる。



地域の災害時の連絡手段に、このネットワークが活用できれば。若い人たちの力が必要。



登録者が増えることで、今まで知ることのできなかった個人備蓄や個人の防災力を可視化。地域防災計画の最適化につなげることができる。
もちろん自治体だけでなく、学校や企業でも導入することは可能。



少し長くなってしまったので、もうひとつの企画についてはこちらに。


発表の後


この発表の後、おかげさまでたくさんの賛同をいただくことができ、その後も大企業の防災担当の方や国立大学の防災専門の教授や自治体職員の方などとお会いすることができた。他の会場でもプレゼンをさせていただくことができた。
ぜひ実現に向けて動いてほしいと嬉しい言葉もいただいている。

コロナの状況で少し止まってしまったけれど…
いつの日か、この事業を実現すること、それが社会や多くの人の生活にも役に立てるはず。

ということで、ご興味を感じた方、もう少し詳しいお話を聞きたい、一緒に取り組みたいという方がいれば、なんなりとご連絡ください!


東日本大震災の後にやった取り組みの話



防災おむすびについて、書いた記事はこちらに。



※この企画を作ったのが、幸せ視点の経営学を学ぶhintゼミ。
現在8期生を募集中。(私は1期&2期で学んでいます。



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