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タバコと健康とタバコ🚬


このマガジンは発達障害/精神疾患の根本治療の情報を発信しています。

つまり健康情報ということなので、喫煙ついても思うこと書いておきます。

ちなみに僕は喫煙者です。
ペースは2日で一箱。
でもタール10mg以下は吸いません。

あまり健康に悪いとは思わない

自分の治療過程で関わった医師、研究者、医療関係者は20人を超えます。

が、「タバコが身体に悪いからやめなさい」と言う人は一人もいませんでした。

初診や相談のたびに自分の生活状況は全て開示してます。
何が必要な情報か分からないからです。

にも関わらず、治療計画に関して喫煙の話が俎上に乗ることはいまだにありません。

一般的な疾患で保健医療にかかるとき、初診ならば大抵アンケートを記入します。
薬局でもそうですね。

その中に必ず飲酒量と喫煙量の項目があります。

なので「タバコはあかん」は医療業界全体のコンセンサスなのだと思っていましたが、どうやら違うらしいです。

自分の心身の状況とこれらの事実を踏まえ、僕は「吸いすぎなければ問題なし」くらいに思っています。

禁煙にチャレンジしたこともありません。

呼吸器系の疾患が特にないからです。

素人を舐めた統計はやめて欲しい

でも解説しましたが、統計ってモノは簡単に印象操作して人を煽れます。


タバコの害を示す統計の数字は、よくパッケージなどに印刷されていますね。

「喫煙者の10年間の死亡率は、吸わない人と比べて男性1.6倍、女性1.9倍」

この手の宣伝、多いですよね。
1.9倍とか言われると、なんかとてつもなく身体に悪いことをしてる気がしますが、

こういう話について僕は子どもの頃から疑問に思ってました。

死亡率と死亡率の「比率」を出す無意味さ

事故や病気、あるいは自殺などの統計において、比率同士の比率、という数学的にわけのわからない計算が出てきます。

上の場合、一定数の被験者に対して10年間の追跡調査をし、

(A)喫煙者の死亡率
= 喫煙者集団の死亡者数 ÷ 喫煙者集団の人数
(B)非喫煙者の死亡率
=非喫煙者集団の死亡者数 ÷ 非喫煙者集団の人数

というを行い、その比率、(A)÷(B)が1.6だったり1.9だったという事を言っていますが、

意味がさっぱり分かりません。

たとえばの話、

宝くじの一等三億円を本気で当てる気で買う人って、いないと思います。

じゃあ仮に、「今年から一等三億円は1人でなく2人になる」と発表されたら、そういう考えの人が出てくると思いますか?

「いや、それでもムリだろ」としか思わないでしょう。

でもほら、当せん確率は2倍になってますよ!

…といったように確率(比率)同士でさらに比率を計算するってまったく意味がないんです。

比較元の数字(この場合は(B)が何%か)が分からないからです。

比較したいなら死亡率の差をとる

たとえばの話、

死亡率10%と言われている病気にかかったらちょっとは焦りますよね?

でもその一方で、医者の言うことをきちんと聞いて正しく治療すれば自分はまあ大丈夫だろう、とも思うはずです。

が、「あなたのケースでは死亡率は50%上昇します」と言われたら60%の確率で死にます。
これ、相当焦るでしょう。

確率を比べるときには、差を取らないと明確な意味なんて伝わりません。

…以上より、「比率同士の比率」の意味のなさを分かっていただけたでしょうか?

タバコの害にかぎらず、何かの注意喚起をする統計の数字って大半がこの「比率同士の比率」を使用しています。

立ち止まって深呼吸をし、よく考えてみてください。

サンプルに絶対に偏りがある

上の式に出てきた、喫煙者・非喫煙者のサンプル集団の、双方に属する人について考えてください。

この2つの集団において、
「自分の健康管理に気をつかう人」の割合って同じなんですか?

食事や運動や定期検診などを気にかけ、自己管理している人の割合です。

「タバコの害」が宣伝され続けウン十年、知らない人などいません。

それでもタバコやめない喫煙者の集団と、非喫煙者の集団。

前者に多くいるとは思えないでしょう?

タバコの実際の害というより、
喫煙者はそもそも健康管理に気を遣わない人が多数派、これ別にアンケートとってないですが、火を見るより明らかだと思っています。

そんな集団と吸っていない人たちの集団で死亡率を比較したら差が出るに決まっています。

別に健康に良いわけではない

僕自体は愛煙家ですが、健康のために喫煙を推奨しているわけではありません。

ニコチンもタールも体にとって異物なので摂りすぎれば健康を害するに決まってます。

でも摂りすぎが悪いのは塩分や糖分も同じです。

呼吸器系に特異な疾患がなければその程度の認識で大丈夫だと思っています。

また、メディアが数字を使って印象操作をすることも当たり前と思っていますが、

個人的にイラっとするのは、その手口があまりにも低レベルなことです。

上で述べたような、中学生でも論破できるロジックで大衆を騙せると思っていること自体、馬鹿にされている気がします。

…以上が喫煙に関する僕の見解です。

あーあと、嫌がる人の前で吸うのはよくないと思います。

それはまた別の問題ですね。

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頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。