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積読人たち

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「積読」と検索したらひっかかってしまった幸運の記事を収集します。きっと、お家が積読であふれている徳の高い方が執筆された記事ばかりでしょう。
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2023年10月の記事一覧

草野心平詩集/草野心平

積読本📚の中から、草野心平さんの詩集を拝読しました📖´- (2023,10,20 読了) 前に拝読した「お探し物は図書室まで/青山美智子」の中で65歳で定年退職した男性にレファレンスがオススメしたのが草野心平さんの詩集でした。 定年退職した男性が草野心平さんの詩から少しずつ気付きを得ていく姿を見て、私もぜひ草野心平さんの詩を拝読したいと思ったのです。 そこでオススメされていたのは「げんげと蛙」でしたが、草野心平さんの著書で今回の詩集の装丁が私好みだったのでこちらを購入。

積読というよりもはや積メモ【2023読書】-10月編 

 昔、大学2年の、Facebook(以下FB)を始めたばかりくらいの時、全部ではないけれど、趣味で読んだ本を途中からつけはじめた。  当時は大学2年で、ゼミが多忙系のゼミで、課題が毎週こんもり出る上に、そのゼミの先生の別の講義として「翻訳セミナー」という講義を受講していて、そちらは、そのこんもり出るゼミの倍くらい毎回課題が出るゼミで、大学2年だから卒業必修だけでまだ44単位、そのほかに教職の講義をとっていたような、そういう時代だけれど、  課題や授業のため以外で、完全に趣

神保町ブックフェスティバルに行ってきた!

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。 土曜日は仕事があったのですが、日曜、意外に時間ができたので行ってきました。神保町!!! もともと、この投稿をみましてね。 いいじゃん、いいじゃん、気が合うじゃん! 仏検の試験会場みたいな、尖った選書してくれるとうれしいニッチな客、それは私です。ご期待に応えなくては!(自意識過剰) というわけで、急遽行くことにした神保町。 そしたらフラ語友達でカレー友達でもあるSちゃんも行くよと言うので、じゃあ、カレー食べてブックフェス見よ

「怖い」の正体を内に見た

「怖い」と思って足がすくんでしまう経験はないだろうか。対象は必ずしも、暴力的なものや、恐怖心を煽るものとは限らない。 例えば、私は高校で習ったはずの理系科目に対して苦手意識を持っている。そう、「理解出来ないこと」が「怖い」のだ。 その次に、高校を出た人であれば出来るであろう、と思われていることを基盤として生計を立てているにも関わらず、「出来ないかもしれない自分」が露見することが「怖い」。 いや、もしかすると環境によってはこの順番は逆転するかもしれない。 そんな時、たまた

本は何冊買ってもいい

そう、本は何冊買ってもいい。そういうことになっている。 我々夫婦は教養を愛しているから。 たとえシノビガミの流派ブックであっても、遊んでくれる人がいなくても、本なら咎められない。 まあ、何買っても夫に咎められたことないんですけど。 でっかい本屋をぷらぷらして、タイトルとか表紙とか店員さんのポップとかだけで気になった本を買うことはとてつもなく楽しい。 たとえ、中身が期待していたものとは全然違っていたとしても。あまり自分には合わない本を引き当てたとしても。 体感8割くらいあたる

読みたい本を、読みたいように読む。

本の読み方を、一気喰い方式からつまみ食い方式に変えた。 「やりたいことをやりたいようにやる」という映像研の浅草氏の言葉に感銘を受けてから、ことあるごとにこの言葉を思い出して日々を過ごしてきた。そしてついに、本を読む時も「読みたい本を読みたいように読んでみよう」と考えるようになった。 これまでの読書スタイルは一冊集中型で「今日はこの本を読むぞ」と決めて一気に読み進めると言うことをしていた。でも今思えば、集中力のない私には明らかにその方法は適していなかった。 集中して読もう

ただ複雑にそして不便になるだけの世界【エッセイ】一三〇〇字

セルフ式ガソリンスタンドで給油をしながらいつも思う。給油に至るまでの工程が多過ぎる。 待機中のタッチパネルをタップする。すると10近くのアイコンが現れる。支払い方法やアプリの使用や各種ポイントカードの使用などを選択しなければならない。その10ほどのアイコンを瞬時に認識し選択しなければならない。 いつもクレジットカードを使うのでカードを選択する。「カードをお通しください」と女声に似せた電子音が流れる。カードを通すと端末がセンターに問い合わせを行う。約5秒の沈黙。素数の暗号情

月に一度、自分へのプチ贅沢

お給料が出るとやっぱり嬉しいですよね。 で、BOOKOFFに行って、好きな本を何冊か買うのを毎月の楽しみにしているんですが、ちょっと待て、積読が積み続けすぎて雪崩になったら大変じゃ!とブレーキがかかり、それでも何かプチ自分嬉しい!がしたいぞ!というわけでない頭を絞って、おおそうじゃお昼を食べたらええんじゃ!となったわけです。 (1文が長すぎ笑) で、短い時間でリラックスできて嬉しいの、ここよここ。 と相変わらずのフレッシュネスバーガー。 1人だしね、充分なのです。 値段と

ワーママ生活の1年5ヶ月を振り返る②|自分業について考える

\前回の記事はこちら/ 前回のワーママ生活についてモヤモヤを書き出してみましたが、自分の働き方について見つめるきっかけになりました。 自分業を見つけるvoiceのパーソナリティで有名な尾石晴さん。 恥ずかしながらvoiceを聞いたことが数回しかなく、尾石さんの名言?を部分的に把握しているだけだったのですが、こんな書籍を出版されているそう。 今の私だ!! 最近本を買いすぎては積読状態なので、まだ購入には至っていませんが、Amazonのレビューを読み漁って要点は把握しま

積読のメリット

正直言って、私は「積読派」です。 増えていく一方の積読に、いったいいつになったら読めるのだろうと思うことは、多々あります。 「積読をなくすための断捨離術」のような言葉もあります。 ただ、少し調べてみたところ、積読にもメリットがあるようです。 ▪️積読本は “買うこと”自体に意味がある  読みきれるか心配して本を買うのをためらうと、買わない時点で読む選択肢は消えます。 その本に二度と出会えなくなるかもしれません。だからとりあえず買っておきます。手元にあればいつでも読めます

「まるでバーに入ったような小説」。うん、そういうの好きです。:読書録「世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。」

・世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。 著者:林伸次 出版:幻冬舎(Kindle版) 毎日のnoteで楽しませていただいているbar bossaの林さんの新作。 ファンタジー系の作品を集めた短編集です。 ちょっと積読があったり、audibleの積聴もあったり、新刊ミステリーのシリーズもんにハマったり…で、購入後少し経ってしまいましたが、読み始めたらスルスルスル〜っと一気に読んじゃいました。 寝る前に一篇ずつ読んだりするのがいいかな〜とか思ってたんですが、思惑は

ちょっとだけ忙しい

忙しいというか、バタバタとしています。最近になって始めたアルバイトが、まだ不慣れで手間取っています。それでも楽しくやれているので、まぁいいかと思いながらやっています。 ちょっとそのバタバタのせいで、生活リズムがバラバラになってきてました。そのせいか朝にちゃんと起きられず、論語の朗読をすっかりすっぽかしちゃいました。朝にちゃんと起きられるようアラームでもかけようかな。 この頃、そのアルバイトのせいで本を読む時間があまり取れていません。ちょっと由々しき事態です。せっかく買った

積読が減らない人に捧ぐ『失敗の本質』

普段から本を読むことが好きな人の悩みのひとつに、読みたい本の数に読むスピードが追いつかないというものがあります。 これを「積読」(つんどく)と呼び、読もうと思って買ったけれど読んでいない本が棚に詰まれていく状態を指します。 この積読状態に対して「買ったにも関わらず読まないのはもったいない」と思ってしまうことも多いでしょう。 そして既に相当量の読んでいない本を持っている状態でも尚、また読みたい本が現れて買ってしまう時、「読めないとわかっているにも関わらず本を買うのはもった

【読書記録】とわの庭/小川糸

順調に積読を消化中。 そろそろ積読が少なくなってきたので本屋さんへ行かねば~と思っているきょうこの頃です。 今回は、小川糸さんの『とわの庭』をご紹介したいと思います。 小川糸さん、初めて読ませていただきました。 前からずーっと『ライオンのおやつ』が気になっていたのですが、そちらではなくこちらから初挑戦。表紙がとても好みだったからかも。 物語のあらすじは以下のとおり。 沼にはまっていくような壮絶感・・・ 冒頭、美しい詩から始まり、母と盲目の娘・とわの穏やかで幸せな暮ら