なり*フリーランス在宅ワーママ

30代/夫・子2人 専業主婦をへて在宅フリーランスになって4年目。 時間や場所にとらわ…

なり*フリーランス在宅ワーママ

30代/夫・子2人 専業主婦をへて在宅フリーランスになって4年目。 時間や場所にとらわれない働き方で自由に生きていくため、 読むことと書くことを頑張っています。 読書記録メイン、ときどき日記。

最近の記事

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【最新】自己紹介 2024ver.

2024年が始まって1カ月がたちました。 noteを始める際、意気込みとして自己紹介の記事を書いたのが2023年5月のこと。 あの記事を書いてからこれまでの約9カ月間で、私自身にとって非常に大きな変化があり、年も変わったということで、このたび自己紹介記事をアップデート版と称し、私の現在をお伝えしようと思います。 目標であった、扶養を外れることができました! noteを始めたときに、「夫の扶養を外れてフリーランスとしてひとり立ちすることが一つの目標なんです」とお伝えしてい

    • 【14冊】8月に読んだ本②

      前記事に引き続き、8月に読んだ本を紹介していきます! 『年下の男の子』五十嵐貴久 大手乳業メーカーに勤める37歳独身、晶子。勢いでマンションを購入し、ますます仕事に打ち込む彼女の前に現れたのは、14歳年下の契約社員・児島でした。結婚はもうとっくに諦めたはずなのに、彼の出現により晶子は再び今後の人生を考えるようになり…。女性が年を重ねていくことへのリアルな重みがのしかかるようで、2人の今後から目が離せなくなっています! 『ももこのまんねん日記』さくらももこ さくらももこ

      • 【14冊】8月に読んだ本①

        長かった夏休みが終わり、大きなため息とともに安堵が押し寄せている9月です…。 今年も本当に暑かったけど、キャンプ、プール、海、川など、夏にしかできないことをたくさん楽しめた夏でした♪ その一方で、暑かったのでやはり家にいる時間も多かったように思います。 「暑い夏は引きこもって読書を!」と、夏こそ読書を楽しむ読書好きさんも多かったのではないでしょうか。 私も1カ月で14冊と、今年一番多くの本を読んだ月になりました。 8月に読んだ本を一言の感想とともにご紹介します。 今回は

        • 【9冊】7月に読んだ本📚

          生命を脅かす暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。 私のほうは喜んで家に引きこもり、気付けば9冊の本を読了していました! 本当は1冊ずつご紹介したいところですが、今回は簡単にご紹介。 『アルプス席の母』早見和真 夏にぴったりの作品。こちらは図書館で借りて読みました。 甲子園を目指す強豪野球部に所属する息子を持つ、シングルマザーの物語です。部活動といえど、甲子園を狙うとなると、親の役割はこんなにも重たいのかと、唖然としました。 子どもを応援する気持ちから、親はど

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          【読書記録】透明な夜の香り/千早茜

          こんにちは。1カ月ほど更新があいてしまいました。 劇的な環境変化があった5月。心も体もすり減ってしまい、何もかも投げ出したくなる日々でしたが、そんなときこそ読書に逃げて、なんとか振り回されることなく、自分を保つことができたかな。 忙しい日々でも、読書量を増やせたことはうれしい^^ 6月に入り、少し自分のペースが戻りつつあるので、また気持ちを切り替えるつもりでnoteの執筆も続けていくつもりです! 本日は、そんな怒涛の日々に読んでいたこちらの一冊をご紹介します♪ 切なく

          【読書記録】透明な夜の香り/千早茜

          【読書記録】父の声/小杉健治

          こんにちは!ちょっと更新が空いてしまいました・・・ 今回はこちらの作品を紹介したいと思います。 実生活でもこの頃、個人的にも父親の偉大さを感じる出来事があり、内容が気になって手に取ってみました。自分自身の父親に対する思いとも重なることが多く、読後には胸が締め付けられる思いでした・・・ また、重厚感ある内容にもかかわらず、非常に読みやすい本作です。 これだけの重たい内容を扱ったミステリー作品が、間延びすることなくきれいに完結し、またメッセージ性も強くまとまっていて驚きました

          【読書記録】父の声/小杉健治

          【読書記録】ツバキ文具店・キラキラ共和国/小川糸

          こんにちは!今回はシリーズ作品をご紹介したいと思いす。 すでに3作目も出ているということで、前の2作品をいっきに読んできました! 文具店を営むかたわらで、先代である祖母が始めた「代書」のお仕事。 お客さまに代わってお手紙を書く、というお仕事です。 この「代書」というお仕事、初めて聞いたので気になって少し調べてみました。 江戸時代頃、実際には「手紙」ではなく専門書類や公文書を主に作成する「代書屋」というお仕事があったようで、現在の行政書士の前身ともいわれています。 この「

          【読書記録】ツバキ文具店・キラキラ共和国/小川糸

          【読書記録】無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記/山本文緒

          さて、本屋大賞の発表が終わりました。 発表直前までノミネート未読作品を読んでいたここ数ヶ月。 今年はなんだか分厚くて読み応えのある作品が多かったので、その反動で手軽に開ける文庫本や薄い本を積読しています。 本屋大賞期間中もすごく楽しくて充実していたけど、自分の読みたい本を読んでいける日々もまた最高~♪ そして本日は、ずっと読みたいと思っていた中の一つ、こちらの作品をご紹介します。 私が山本さんの作品と初めて出会ったのは、2020年に出版された『自転しながら公転する』でし

          【読書記録】無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記/山本文緒

          勝手に予想!本屋大賞2024【1位~5位】

          前回に引き続き、本屋大賞上位に食い込むと予想している5作品を紹介していきます! 5位『星を編む』凪良ゆう 昨年の本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』のスピンオフ作品、異例のノミネートです!凪良ゆうさん、強い・・・!私としても、前作・今作合わせて一つの作品と言っても過言ではないと思うので、書店員さんがおすすめするのも頷ける気がします。ただ単体で見ると、あくまでスピンオフのため、この順位と予想しました。 こちらは過去に詳しく感想を載せていますので、よかったら覗いてみてください♪

          勝手に予想!本屋大賞2024【1位~5位】

          勝手に予想!本屋大賞2024【6~10位】

          少々ご無沙汰しておりました! 気が付けば3月も終わり、新年度が始まっちゃっていました・・・ 本屋大賞発表を間近に控え、3月はノミネート作を中心に読み、読み、読みまくってました! それ以外の図書館貸し出し本も急いで消化していたため、読んでいたら3月が終わっていました。 ギリギリではありますが、 今年は本屋大賞ノミネート10作品を読了することができたので、順位予想に挑戦してみようと思っています! その前に、本屋大賞の選出基準をもう一度おさらいしておきましょう。 本屋大賞と

          勝手に予想!本屋大賞2024【6~10位】

          【読書記録】なれのはて/加藤シゲアキ

          3月一冊目に読了した本を早速ご紹介します! 今回の作品、本当にすごすぎて・・・読後の感想冷めやらぬ間に、読書記録をしたためています。 骨太で読み応え抜群!重厚ミステリー作品 テレビ局員の男女が一枚の絵の存在をめぐり、その作者にまつわる真相を追いかける・・・というストーリー。 この絵をめぐっては、著作権・戦争・石油化学、そして報道の在り方など、あらゆる要素が含まれていて、骨太なミステリー作品となっています。 こんなにたくさんの要素が一つの作品に詰め込まれているのに、そのど

          【読書記録】なれのはて/加藤シゲアキ

          【読書記録】スピノザの診察室/夏川草介

          前回に続き、本屋大賞ノミネート作からのご紹介です。 今回ご紹介する作品はこちら。 主人公は消化器内科医の「マチ先生」こと雄町哲朗。 かつては大学病院で難しい症例をこなし、医師としては乗りに乗っていた30代で大学病院を退職し、移った先は終末期の患者を多く受け入れる「原田病院」。 原田病院の患者に対し、彼は一体どう向き合っているのか――。 『神様のカルテ』シリーズに続く、現役の医師が描く、温かみに包まれた医療物語です。 それぞれの立場で医療と向かい合う二人の医師 かつて

          【読書記録】スピノザの診察室/夏川草介

          【読書記録】君が手にするはずだった黄金について/小川哲

          こんにちは! 今月頭には、今年の本屋大賞ノミネート10作品が発表されましたね。 全国の書店員さんがおすすめするだけあって、通常は手に取らないような作品にも出会える賞なので、毎年楽しみにしています。 本日はその10作品のうちの一つ、こちらの作品についてご紹介します! ノミネート作発表後、最初に本屋さんで購入した一冊になります。 一見すると「おかしな」あの人が・・・ 著者自身を連想させる小説家の主人公、小川と呼ばれる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する6つの連作短編集です。

          【読書記録】君が手にするはずだった黄金について/小川哲

          【読書記録】生きるぼくら/原田マハ

          本日ご紹介する作品はこちらです! 冒頭から引き込まれる、不思議な文章! 「痛いような空腹」で主人公・麻生人生が目覚める場面から物語は始まります。 そこで彼が、今の自分とは全く異なる「ふつうの人間」へ想像を膨らます場面。この一文がなんだか私にはとっても印象的でした。 自宅に引きこもっているにしては、非常に豊かな想像力。 彼自身が見聞きしたことから想像を膨らましているだけではなく、もしや彼自身の回想なのでは、と思ってしまうような場面でした。 始めの1ページから、彼の生い立

          【読書記録】生きるぼくら/原田マハ

          【読書記録】可燃物/米澤穂信

          こんにちは!本日はこちらの作品をご紹介したいと思います。 こちら1月中旬の読了です。 1月に読んだ本は紹介したいものが多くて、読書記録待ちが渋滞中。 ミステリー絶賛入門中の私。 『このミス』など、ミステリー作品のベストランキングで1位に輝き、今、最も注目を浴びているミステリー小説を選びました。 警察が主人公の、警察による事件解決短編集です! やはり評判なだけあって、本当に面白い作品でした! 魅力的な主人公、葛警部 主人公は刑事部捜査第一課の警部、葛。 彼の、淡々とした

          【読書記録】可燃物/米澤穂信

          【読書記録】夜明けのすべて/瀬尾まいこ

          こんにちは! 本日は、つい最近読んだこちらの作品をご紹介します。 PMSを抱える女の子と、パニック障害を抱えるその同僚の男の子の物語。 瀬尾まいこさんは好きな作家さんの1人でもあり、今回は映画化をきっかけに先に原作に触れておきたいと、手にとりました。 経験あるから共感できる?と思いきや・・・ PMS(=月経前症候群)。 程度こそ人によりますが、私も生理前には訳もなくイライラすることはよくあるので、同じ女性として美紗の気持ちには共感できるんじゃないかな、と読み始めました。

          【読書記録】夜明けのすべて/瀬尾まいこ