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【14冊】8月に読んだ本①

長かった夏休みが終わり、大きなため息とともに安堵が押し寄せている9月です…。

今年も本当に暑かったけど、キャンプ、プール、海、川など、夏にしかできないことをたくさん楽しめた夏でした♪

その一方で、暑かったのでやはり家にいる時間も多かったように思います。
「暑い夏は引きこもって読書を!」と、夏こそ読書を楽しむ読書好きさんも多かったのではないでしょうか。
私も1カ月で14冊と、今年一番多くの本を読んだ月になりました。

8月に読んだ本を一言の感想とともにご紹介します。
今回は数が多いので2回に分けて紹介しますね。

皆さんの選書のご参考になればうれしいです。

『ブレイクニュース』薬丸岳

自称ジャーナリストを名乗る野依美鈴。彼女は独自に取材した事件を自身のYouTubeチャンネルで投稿している。YouTubeという新たな媒体の台頭、週刊誌・テレビ報道の実情が描かれていて興味深かったです。児童虐待、8050問題、冤罪事件、パパ活の実情など、取り扱われる事件もまさに日本が抱えるものとリンクしていました。今、読むべき社会派ミステリーです!

『続・僕の姉ちゃん』益田ミリ

時々ぶっ飛んでいるお姉ちゃんに、クスっと笑える瞬間も。Amazonプライムでドラマも視聴しながら楽しんでいました。気軽にゆるく楽しめてよかったです♪

『キッチン常夜灯』長月天音

真夜中から朝にかけてオープンするキッチン常夜灯。
心のこもった温かい料理が、疲れた身体に沁み渡るようでした。そして料理以上に温かい人々も本当に素敵で…。一人悩む夜の時間にそっと寄り添い、勇気をくれる物語です。

『マリエ』千早茜

優しくすっと心に染みこむ文章、食べ物や香水の香りがふわふわと漂い、読み心地のよい作品です。恋愛・結婚・離婚まで一通りの経験をしてしまったからか、年齢を重ねたからなのか、次の恋では遠回りしたくない、でも…。前にも後ろにも行けない大人の女性の姿に、胸がチクチクしてしまいました。

『オオルリ流星群』伊与原新

高校3年生の夏、巨大タペストリー作りに挑戦した同級生たちが、45歳の夏に再結集。再会が叶わなかった友人の思いも乗せて、壮大な挑戦をする大人たちの姿には切なくも胸が熱くなりました!

『やっぱり、僕の姉ちゃん』益田ミリ

シリーズ3作目にもなると、姉のことが理解できなかった弟が、姉に寄り添ったり、共感することもあり、その瞬間にほっこりしてしまいました。

『木漏れ日に泳ぐ魚』恩田陸

別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。会話による心理戦を通して一夜にしてコロコロと変わっていく男女の関係性、徐々に明らかになっていく過去の事実から目が離せずいっき読みでした。

気になった本はありましたか?
残り7冊は別の記事で紹介したいと思います。


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