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積読人たち

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「積読」と検索したらひっかかってしまった幸運の記事を収集します。きっと、お家が積読であふれている徳の高い方が執筆された記事ばかりでしょう。
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2023年3月の記事一覧

千積読記2月第5週-3月第4週(2/26-3/25)

2月第5-3月第1週(2/26-3/4)  読めなくなった、という事実と十数年間格闘し続けてきて、それで漸進以上の成果が出ていないのだとしたら、いつまでもそれを「もっと頑張ればできるはずのこと」として考え続けるよりも、「機能的に難しい挑戦である」という現実として受け止めた方が良いのだと思う。  気持ちの問題だとか、記録をしてみるだとかで解決するぐらいなら、当然とっくに解決しているに決まっている。  はた目には、この読書記録も早々に空中分解しつつあるように見えるかもしれないが

Q.作品を作る過程で考えてることを覗いてみたい/幸せアピールを自分のためにしてみる

こんにちは!いきなり質問に答えようとしていて「んんん?」ってなる人もいるかもなので、簡単に説明させてください。 実は最近、ぼくは自分から「あれ話したいこれ書きたい」ってよりも、どちらかと言えば『聞かれたことに答えて』『人の話を聞かせてもらって』お返事を送る方が好きなんじゃないかと気づき、ここ数回のnoteのお尻にマシュマロを貼りつけていました。 (お尻にマシュマロってとこだけ見ると、異様な文章ですね) そんなわけで、さっそくお返事をお送りしたいと思います。 「作品を作る

表現者になろう

 積読でパワーを得られるという君の気持ちが分からない。積読は、やりかけで放置している事柄のかたまり。君が読んでいないあれやこれやが君の部屋を占有し、さらにはその本の存在が君の頭の中にもどっしりと構えそうなものだが、君はむしろそこからパワーが得られると言う。正気で居られるのだろうか。  逆に、僕が変なのかもしれない。モチベーションが湧かなくても、読みかけのものがあればそれを読むまで次に移れない。しかしなかなか読み進める気にならないので、ずっと読み終わらない。これって単純に僕が読

「積読パラドックス」by Mochiya

ふだん2~3冊を並行して読む。1冊だけ読んでいると、例えば悲しい物語に息が詰まり過ぎたり、難しい人文書に脳が疲れ過ぎたり、すごくハマったものだとすぐに読み終わりたくなかったり(笑)するからだ。さて、こういう読み方だと、2~3冊をほぼ同じタイミングで読了してしまうことがある。すると何が起こるか……「読む本がなくなってしまう!」という焦燥感に襲われる。そして、読み終わったのと同じ、あるいはそれ以上の数の本を購入。まだ自宅には積読は十分に残っているにも関わらず、だ。こうして読んでも

ちゃんとしなきゃ感捨てたい

最近活字というか物語を読みたい欲が強いので、小説や漫画や シナリオゲームの実況(Vtuberが好きなので見たい、物語も読みたいという欲を両方満たしてくれて良い)を見て過ごしている 精神が不安定になる日を手帳につけているのだけど、やっぱりなんとなく周期がありそうなかんじで 2週間おきくらいにpessimistic 調べると反復性うつとかが出てくるけど、でも生きていればネガティブになることもそりゃあるでしょうということでふーんと思っておく 前はしにたいなーだったんだけど最近

『積読』積んどく?

こんにちは。 今週は、とにかくAIが話題でしたね!様々なAIがオープンに使えるようになりました。ググるから時代は一気にチャトるへ。かなり便利になりました。 そんな日々で、変わらないものがありました。 あなたのお家にもありませんか? それは『積読(つんどく)』です。なんとも言えない手に入れたという安心感。これらは図書館本のような返却期限もありません。時間があれば次に読みたい!いつも目にする愛すべき本たち。今日はその積読本のお話です。 あります私の『積読』たち。 というわけ

ゆるやかな、U字回復

最近、気分が落ち込んでたのが、だいぶ晴れて来ました、関仁 です。 1月から、ずっと頭の中がハッピーお花畑だったので、なおさら、気分の格差を感じたのかもしれません。 しかし、そのおかげで、作詞モードに入ることができ、どうにか友人に送ることが出来ました。 どんな感じになるのか楽しみです! 昨日、届いたテキストと一緒に、本の買取チラシも入っており、ダンボールに詰めて送るだけで買取をして下さるそうな。 タンスいっぱいに本がまだあったので、積読の整理もして行こうと思います。

現実の世界で、鋭い感度を持っているであろう青年に遭遇した話。

今日は私が住む地域は、冬が逆戻りしたような、肌寒さがあった。 私は、最近は特にテレビをあまり見ない生活になったので、日本全国の細かな状況や、現実的な世の中の出来事などにとても疎いのだけど、どの地域に住む皆さまも今日は、私と同じように季節の逆戻りを体感されたのかな~??とか考えたりしていた。 そうして日頃オンライン上で交流のある方々に思いを馳せたりしつつ、日中は子供たちと穏やかに、マイペースに過ごしていた。 そしていつものタイムスケジュールの通り夕方に仮眠を取り、そして目

【私的読書生活】週刊読書録 vol.61

ツレアイと2人で、近場での読書泊 楽しんできた週でした。 恒例にしたくなるくらい最高でした! そんな今週、紹介する本は… 世界を見る目を変えたいならば 残念ながら読書泊の間には読みきれず、今ちょうど半分くらい。 単なる楽観主義ではなく、データを正しく見ることの大切さ、思い込みに惑わされない方法を伝えてくれる。 著者は2017年に他界されたため、コロナもウクライナ侵攻もご存知ない。 でもきっとFACTFULNESSは今を乗り越える力を与えてくれる。 実はこの本を

やっぱり本が読みたい

正直最近、本を読めなくなっていました。読もう読もうと本を開いても全然集中できない、なんてことが続く。 仕事上読まなければならない本など、必要に迫られたものをなんとか読むのが精いっぱい、といった具合でした。 けど色々ときっかけがあって、また少しずつ「読みたい!読むぞ!」という気持ちが膨れがり、自分のための読書を再開しました。 *** 2023年3月19日、4年ぶりの開催となったつくる人の古本市『ツドイ文庫』に遊びに行きました。 30分に満たないほどの短い滞在時間でした

絶望に気がついて、読書を始めました。

こんにちは! なかじまです! サクッと結論です↓ ぼくが読書を始めたきっかけの話です。 読書をすることで幸福度はアップしました。 それでは本編へどうぞ! 本への憧れぼくは本を読むのがとても苦手でした。 でも、本にとても憧れていました。 本はとてもキラキラしていて、憧れていました。 あの本を読んだら、どんなことが学べるんだろう。 この本を身につけたら、人生はどうなるんだろう。 本に強く魅力を感じていました。 そして、誘惑に負けて、たまに買ってしまうんです。 ウキウキし

【超ショートショート】本が読みたい

 家で本を読めない日がある。  ソファに腰を下ろして本を開いた途端、あのヨーグルトの消費期限いつだったっけ? 気になって立ち上がり冷蔵庫を開ける。風の音が強くなる。洗濯物は早く取り込んだほうがいいかしら、と窓の外をうかがう。ふと床に目を落とすとホコリが。この前掃除したのは……指折り数える。  ひとり暮らしで誰の邪魔も入らないのに、よりにもよって自分の思考が邪魔をするなんて。自宅は意外と気の散る要素が多い。最後の約70ページ、できれば今日中に読み切りたい。そんな日は本と財布

パンとスープとネコ日和

昨日の午後は本を少し読み、夕方からアマプラで「パンとスープとネコ日和」を観た。数年前に全て見終わっていたから観るのはこれで2回目。ゆったりと流れるやわらかな空気感がとても心地良いドラマ。なかなかの秀作だと思う。もたいまさこさんや光石研さんもかなりいい味出してて、見てると気持ちがほっこりする。小林聡美さんは年を重ねても可愛らしさは昔と変わらず。あんな年の取り方ができたら素敵だと思う。 パンとスープとネコ日和 -Amazon prime video- 夕方になってお腹が減って

斎藤環 / 「自傷的自己愛」の精神分析

最近本をかなり買っている割に,あんまり真面目に活字を追えてない気がするので(少し読んでは積読,の繰り返しです),ここはケジメとして本を読んで考えたことをしばらくnoteに書いていこうと思います.今回は,斎藤環『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書) についてです. きっかけ斉藤先生の本を最初に手に取ったのは『生き延びるためのラカン』で,フランス現代思想をかじり始めたときに,現代思想が精神分析の系譜を踏まえているというのが分かり,フロイトまで読み込む気にはなれないけどラカン