つよがりひつじ

真面目に生きてきたつもりが心が折れて、人生をやり直しているとある大学事務員の日記。休職…

つよがりひつじ

真面目に生きてきたつもりが心が折れて、人生をやり直しているとある大学事務員の日記。休職、退職、うつ療養中の思いや社会復帰に至るまで、そしてこれからどう生きようかと人生、仕事、結婚と離婚、恋愛やらについて書いています。

最近の記事

友人の妊娠報告に何を思う

 中学からの友人と一緒にライブに行った。彼女は現在妊娠4ヶ月だと言う。妊娠4ヶ月でライブに行くのがどれだけ大変なのかあるいは大変でないのかは、経験のない私にはよく分からない。でも、幸いなことに悪阻はおさまり気分は良いとのことで安心してライブを楽しむことができた。  友人からの妊娠や出産の報告はもう何度目だろう。32歳にもなると、数え切れないほどの回数であるはずだ。  周囲からの妊娠報告に対する私の感じ方は、時期によって異なっていた。目まぐるしく変化してきた。 「仕事はど

    • 目標を達成していない新人が、有休を取りたいと言ったら

       「目標達成していないのに期末に有休を取るなんて有り得ない。義務を果たしていないのに権利を主張することは許されない。」  新卒1年目も終わりに差し掛かった頃に先輩から言われた言葉です。先輩二人に。朝から小部屋に呼び出されて。  あの日のことは10年近く経った今でも覚えています。当時の私はまだギャルみたいなメイクをしていたので、先輩二人に詰められて泣いた結果、つけまつげは取れるわアイラインは消えるわでメイク直しが大変でした。と、そんなことはどうでもよくて、先輩の言葉の是非につ

      • 穏やかな暮らし

         お久しぶりです。気がつけば前回投稿してから3ヶ月半も経っていました。  近況としては、3月から勤め始めた仕事には早々に慣れることができて、毎日至極穏やかに暮らしています。  唯一穏やかでなかったことと言えば、先月末新型コロナに罹患してしまったことくらい。世間は久方ぶりの規制のない大型連休に賑わう中、私は都内の小さなビジネスホテルの小さな部屋の中で一週間療養に努めていました。とは言っても、発熱もさほどではなく至って軽症だったので、病状よりも隔離状態をどう耐え忍ぶかのほうが

        • 春からの仕事が決まりました

           ここ1〜2週間ゆるく就活を続けてきました。面接を4回。4回もすれば慣れてきて緊張もしなくなりますね。前回の記事で面接に行き始めたことを書いていたので、ここでご報告を。  昨日、採用のご連絡をいただき、就きたかった仕事に就けることになりました。あぁ、よかった。  約1年半ぶりの社会復帰になります。不安もありますが、新しい生活に向けて楽しみな気持ちです。そして一番は、ほっとした気持ちが大きいかな。  ひとまずは残りの無職生活を謳歌していきたいと思います。とても短いですが今

        友人の妊娠報告に何を思う

          きっと誰かに話を聞いてほしかった

           クリスマスが訪れ、年の瀬を感じながら、ぼんやりと今年を振り返っています。noteを始めたのは10月でした。まだ始めてから二ヶ月半ほどですが、こうして想いを綴る場所を持てたことは今年の出来事の中でも上位に入るくらい良いことだったと感じています。  うつに苦しむようになってから、どんどん私の世界は閉じていきました。狭く、暗く、閉じていた。そこから少しずつ世界の扉を開けていって、自分の心情をオープンにできるような場所と文章を書く習慣を持とうと、noteとTwitterにこのアカ

          きっと誰かに話を聞いてほしかった

          うつ病を克服することは、もとの自分に戻ることではない

           「○○ちゃんが、前みたいにまた元気になったら・・・」。  先日、友人と話していて、そう言われたことがありました。そこで私はハッとしました。私の中では「うつ病を克服すること=以前と同じように暮らすこと」ではないためです。しかし、周りにはそう思う人もいるのかもしれません。むしろ、そう思う人の方が多いのかもしれないとも思いました。  私は、たしかに元気にはなりたい。でも、「以前と同じように」という気はさらさらありません。だからこそ復職することを選ばず退職し、思い切って「なにもし

          うつ病を克服することは、もとの自分に戻ることではない

          自分を甘やかすことと許すことは何が違うんだろう?

           現在、17時25分。友達との夜ごはんの待ち合わせは19時なのに、もう約束の店の近くのカフェまで来てしまっています。時間を持て余していますが、仕事を辞めて時間ができてからはよくあること。余裕を持って行動しようという思いから、こんなに早く着いてしまいました。  でも、私にとっては都合のいい時間です。noteをゆっくり書くことができるから。  最近考えていたことは、自分を甘やかすことと許すことの違いってなんだろうということです。  私はうつになってから、思いっきり自分を甘や

          自分を甘やかすことと許すことは何が違うんだろう?

          私の背中を押してくれる名言

           最近知って心に響いた名言があります。それは、「始めは全体の半ばである」という言葉。哲学者プラトンの言葉だそうで、物事を始めれば、それは半分終わったも同然だということです。それほど、物事を始めるのは決断できなかったり怖気づいたりして難しいものなのだと。  私は、すごく気分が乗っているときでない限り、物事を始めるのを後回しにしてしまう癖があります。でも、この言葉が名言として残っているということは多くの人もそうだということではないでしょうか。  ちょうど、一昨日からダイエット

          私の背中を押してくれる名言

          経験したから分かる、離婚の痛み

           離婚してから三回目の誕生日を迎え、ついに元夫からの誕生日祝いメッセージが来なくなりました。そういえば今年は連絡が来なかったなと気が付いて、なんとなく自分の離婚のことを思い出しています。  離婚することは今の時代あまり珍しいものではないけれど、当人にとってはすごく大きな事で、そして苦しくて、結婚の何十倍、いや何百倍もエネルギーを消耗することだと思うのです。少なくとも私にとってはそうでした。  そして、私が離婚後も苦しんだのは、結婚という誓いを叶えられなかった自分への大きな

          経験したから分かる、離婚の痛み

          弱さを認めたその先には何がある?

           今日ずっと考えていたことがあります。「自分の弱さを認めたら、その先は何があるのだろう?」と。答えは出ていません。今は、今日のこの思考を記しておこうという気持ちだけでキーボードを叩いていますので、これといった結論もなくとりとめのない文章になると思います。  これまでの私は、他人より優れていたいという気持ちで生きてきましたし、常に強くありたかったですし、周りから強い人に見えるように振る舞っていました。でも、自分の弱さを受け入れたとなると、そんなふうに強く見せる必要はもうないと

          弱さを認めたその先には何がある?

          こうなったら休んだほうがいい「心が弱っているサイン」

           休職してから一年が経ち、じっくりと自分のことを見つめて過ごしているからこそ見えてきたものがいくつかあります。その中で今日は「心が弱っているサイン」をまとめておきたいと思います。  心が砕けてしまうのをなるべく未然に防ぐために。 ・自分のことを話すと、涙が出てきてしまう 私はよくメンタルクリニックでの診療で涙が出てきてしまいます。表面張力を超えて溢れるコップの水のように、抑えられない。こうなっている時は、限界まで頑張って堪えていた証拠なのかなと思います。 ・うまく笑えな

          こうなったら休んだほうがいい「心が弱っているサイン」

          誰かの道具になりたくない

           私は、二人でいるのにわざとボケをかます人がちょっと苦手です。なぜって、強制的にこちらにツッコミをさせようとしているから。  会社の飲み会で、女性社員に男性社員のお酌をさせる文化も、とても苦手です。社員同士対等なはずなのに、いつの間にか女性は男性を喜ばせる役回りにさせられる。  過去に好意を伝えてくれた男性に理由を問うたら「結婚するのに最適だと思ったから」というニュアンスのことを言われた時も、言葉にできない違和感を覚えました。  それらはなぜかというと「他者を自分の目的

          誰かの道具になりたくない

          31才バツイチの、こじらせ恋愛観

           私の恋愛は、2〜3年で終わってしまうことが多い。それは、「相手が自分に何をしてくれるか」で相手を選んでしまっていたからです。 「〜してくれる」には期限がある 過去の恋愛について「なぜ彼を選んだの?」と問われたとしたら、「私のことを好きでいてくれたから」「私のために頑張ってくれたから」「私のことをたくさん笑わせてくれたから」・・・これらがまず出てくる答えです。全部「〜してくれる」構文です。どれだけ受け身なのでしょう。それに、なんだか傲慢に聞こえますね。  でも、そういう「

          31才バツイチの、こじらせ恋愛観

          うつで内向型な私の取扱説明書

           これは、自分が周りに流されずに、心を守って過ごすことができるようにするための説明書です。  私は、うつになって自分と向き合う時間が増えてから気が付くことがたくさんありました。自分の気質と上手に付き合っていくために、箇条書きで簡単にまとめてみました。 自分の取り扱い方1)一人で過ごす時間が必要です。誰かと会うのもよいですが、一人で過ごせる時間を作るようにしましょう。 2)大人数での行動は気を遣いすぎて疲れます。なるべく避けましょう。 3)大人数の会話に参加している時は

          うつで内向型な私の取扱説明書

          無職だからこそ、贅沢してみる

           私は無職だけれど、今日のランチは1,200円のカレーを食べたし、今はブルーボトルコーヒーで550円のブレンドを飲みながらこれを書いています。  無職だから慎ましく過ごさないと金銭的に生活がままならなくなるけれど、ひもじい思いはしたくない。わがままですが、今は人生の休み時間なので好きなようにしようと思って過ごしています。もちろん、お金に限界はありますが・・・  「美味しい」とか「楽しい」「気持ちがいい」と思えることはとても大切にしたいのです。だからこそ、そこはちょっと贅沢

          無職だからこそ、贅沢してみる

          自分のことを一緒に考えてくれるって嬉しい

           今日は百貨店に化粧品を買いに行きました。コスメカウンターでスキンケアについての悩みを聞かれたので相談したところ、美容部員さんは専門的な知識で商品の成分やケア方法について教えてくれました。そこで強く思ったのが、「誰かが自分のことを一緒になって考えてくれるのって嬉しい」ということ。  先日、とあるところで赤の他人から全く求めていないアドバイス(とも呼べないようなものだったが)を唐突に受けたことがあり、なんとなく他人って面倒だと思っていた矢先。今日の美容部員さんのアドバイスは面

          自分のことを一緒に考えてくれるって嬉しい