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きっと誰かに話を聞いてほしかった

 クリスマスが訪れ、年の瀬を感じながら、ぼんやりと今年を振り返っています。noteを始めたのは10月でした。まだ始めてから二ヶ月半ほどですが、こうして想いを綴る場所を持てたことは今年の出来事の中でも上位に入るくらい良いことだったと感じています。

 うつに苦しむようになってから、どんどん私の世界は閉じていきました。狭く、暗く、閉じていた。そこから少しずつ世界の扉を開けていって、自分の心情をオープンにできるような場所と文章を書く習慣を持とうと、noteとTwitterにこのアカウントを持つようになりました。すると、身の回りにはいなかったような、自分と同じ病気や悩みを持つ方々を知ることができました。あぁ、私は独りではなかった。心に優しい震えが起こるような感覚でした。

 そして最も私の心を震わせてくれたのは、私の心情を明け渡すかのように綴った文章が、誰かの心に確実に届いたんだと思えるようなリアクションをいただいた瞬間です。コメントやリプライから溢れる共感や優しさ。いいねを押してくださる方のページを覗きに行ったときに感じる共鳴。あぁ、私は独りではないし、誰かの心に何かを届けることができるんだ。そう思うことができました。

 きっと私は、誰かにただただ話を聞いてほしかったんだと思います。こんなことを考えて、こんなことが辛くて、でもこうやってそれを受け入れたり乗り越えたりしているんだよ、と。

 身近な人に実際に直接聞いてもらうのってなかなか難しい。相手を聞き役に徹させるわけにもいかないですから。そんな中で、こうして私の文章を読んでくださるどこかのどなたかがいらっしゃることが本当に本当に嬉しいです。

 まだ今年も数日残っていますが、2021年、私の文章を読んでくださった皆様、いいねやコメントをくださった皆様、心から感謝申し上げます。どうか良いお年をお迎えください。

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