なみき つきこ

動画を作ったり絵を描いたりして暮らす人|セクシュアリティの話とか|noteも書く|漫画…

なみき つきこ

動画を作ったり絵を描いたりして暮らす人|セクシュアリティの話とか|noteも書く|漫画も描く|目標:自作アニメ|勉強中:イラスト・CG|色々な人とつながりたい|かがやきたい

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  • 生きづらい世の中のセーブデータ集

    生きている中で思ったこと、考えたこと、起こったことをセーブしておくためのマガジン

記事一覧

固定された記事

20代後半になって気づいた自分のセクシュアリティのこと

noteを始めてから、いやnoteを始める前からずっと書きたかったテーマがある。 むしろ、それを書くためにnoteを始めたといっても過言ではないくらいだ。 それほどに書きた…

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ゆりちゃんのこと #呑みながら書きました

つきこです。 以前も参加したお祭り「#呑みながら書きました」に参加することにしました。 前回参加したときはまだ気兼ねなく居酒屋に行ける社会情勢だったけれど、いまは…

31

結局僕はガンダムのジムでしかないという話

思えば社会人になってから5年以上、休みの日に「何もせずに休む」ということをしたことがなかった。 僕は常に何か目的に向かって身体や頭を動かしていないと落ち着かない…

18

こっちがほんと

仕事中にスマホが震え、見ると中学の同級生のLINEグループに誰かが投稿したメッセージが、ぽつりと白く光っていた。 「先輩のお店で新メニューを作るらしいので、アンケー…

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「セクシュアリティ」なんて言葉は聞きたくもなかった

セクシュアリティという言葉を初めて聞いたのは、大学生になってからだった。 大学で知り合った仲の良い女友達が過激派のフェミニストで、そいつの話を聞いて「はあ、そん…

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歩いて

ただ外に出て歩き回ることがこんなに不健康なことのように思えたことは今までになかった。 家の中に閉じこもる毎日の中で、外を歩く時間はとても健康的なはずなのに、涼し…

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イラスト「歩く少女」

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虫の息

春や秋という、過ごしやすい季節の夜が僕は嫌いだ。 静かな夜道を街灯に照らされて一人歩くと、夜に冷やされて澄んだ空気に乗って、アスファルトと草を混ぜたような「夜の…

漫画「『あつまれ! どうぶつの森』は僕にとってやさしいゲーム」

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かがやきたい。

noteとTwittterのプロフィールに「かがやきたい」と書いた。 「有名になりたい」でも「お金が欲しい」でも「毎日遊んで暮らしたい」でもなく「かがやきたい」。 (お金は…

漫画「生きることを諦めた友達の話」

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「私は私の世界の実験台」

リーガルリリーというバンドが好きだ。 2年くらい前にライブに行ったときに偶然聴いて、それから僕のお気に入りのガールズバンドになった。 バンドをやっているようには全…

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普段ちょっと思っている髪型のこと

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あの日、H先生が伝えたかったこと

高校にH先生という先生がいた。 H先生はヤバい人だった。 鋭い目つきの強面で、髪はパンチパーマ。推定180センチ100キロの熊みたいな体格で、ドスの利いた低い声で話す先…

「人生つまんねえな」って思ったことと、その後の目標について

「人間って人生における目標がないとだめだと思うんだよな」 かつて、こんなふうに言った人がいる。誰か。 高校生のころの僕だ。 偉そうだ。めちゃくちゃ偉そうだ。 だけ…

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noteを始める前からずっと書きたかった記事を書いた。
言葉遣いは悩んだけれど、もう頭の中にあったから、内容では全く悩まなかった。
書きたいことを書くって、こういうことなんだな。

今日は投稿したので、明日の朝にでも投稿します。
(達成感のあまり普段使わないつぶやき機能を使う)

20代後半になって気づいた自分のセクシュアリティのこと

20代後半になって気づいた自分のセクシュアリティのこと

noteを始めてから、いやnoteを始める前からずっと書きたかったテーマがある。

むしろ、それを書くためにnoteを始めたといっても過言ではないくらいだ。

それほどに書きたかったことというのが、20代後半になってやっと気づいた僕のセクシュアリティについてのことだ。

noteに書くというのは前から決めていたことなのだけれど、「いつ書くか」「どう書くか」ということは決めかねていた。
noteを始

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ゆりちゃんのこと  #呑みながら書きました

ゆりちゃんのこと #呑みながら書きました

つきこです。

以前も参加したお祭り「#呑みながら書きました」に参加することにしました。
前回参加したときはまだ気兼ねなく居酒屋に行ける社会情勢だったけれど、いまは落ち着いてきたとはいえ、さすがに手放しに外で飲めるほどの安心感はないのが現状。

髪を切りに行くついでに寄ったマックスバリュで見かけたサントリーのジンが美味しそうで、普段ウイスキーばかり飲んでいるのに試しに買ってみたから、今日はこいつを

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結局僕はガンダムのジムでしかないという話

結局僕はガンダムのジムでしかないという話

思えば社会人になってから5年以上、休みの日に「何もせずに休む」ということをしたことがなかった。

僕は常に何か目的に向かって身体や頭を動かしていないと落ち着かない人間で、休みの日も動画を作ったり、イラストを描いたり、小説を書いてみたりしてきた。

逆に遅くまで寝ていたり、目的もなくスマホを眺めていたり、黙ってテレビを見たりすることにストレスを感じてしまう。
友達と長い時間を過ごすこともよほど刺激的

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こっちがほんと

こっちがほんと

仕事中にスマホが震え、見ると中学の同級生のLINEグループに誰かが投稿したメッセージが、ぽつりと白く光っていた。

「先輩のお店で新メニューを作るらしいので、アンケートに協力してください!」
そんな無邪気な内容のメッセージだった。

高校を卒業して、大学に入るとともに関東に出た僕は、地元の繋がりをほとんど失っていた。
成人式は留学中だったために参加できなかったし、ケータイがスマホになって、「メアド

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「セクシュアリティ」なんて言葉は聞きたくもなかった

セクシュアリティという言葉を初めて聞いたのは、大学生になってからだった。

大学で知り合った仲の良い女友達が過激派のフェミニストで、そいつの話を聞いて「はあ、そんな分野があるんだなあ」というようなことを思った。

所属していた学科は哲学やら芸術やら国際学やら、お金にまつわる経営学や経済学を除き、文系学問であればとにかく何でも取り扱っているようなところだったから、ジェンダー論に言及する授業も多く、そ

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歩いて

歩いて

ただ外に出て歩き回ることがこんなに不健康なことのように思えたことは今までになかった。

家の中に閉じこもる毎日の中で、外を歩く時間はとても健康的なはずなのに、涼しい朝も、冷える夜も、家の窓を開け広げて深呼吸をすることを躊躇ってしまうのは、目に見えない空間に僕を殺すウィルスが含まれているように思えてならないからだ。

子供のころからずっと思ってた。
冬は休み時間になったら教室の窓を開けて換気をしまし

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虫の息

虫の息

春や秋という、過ごしやすい季節の夜が僕は嫌いだ。

静かな夜道を街灯に照らされて一人歩くと、夜に冷やされて澄んだ空気に乗って、アスファルトと草を混ぜたような「夜の匂い」が鼻孔をくすぐり、肺の奥に溜まっていく。

暑すぎず寒すぎない、心地よい季節が神経を敏くするのか、そんな「夜の匂い」にあてられていると、感傷的に昔を思い出して、苦い唾液が口の中にじわりと染みる。

誰も入り込めない静けさの中で、思い

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かがやきたい。

かがやきたい。

noteとTwittterのプロフィールに「かがやきたい」と書いた。

「有名になりたい」でも「お金が欲しい」でも「毎日遊んで暮らしたい」でもなく「かがやきたい」。
(お金は欲しいし毎日遊んで暮らしたいけれど)

そう、僕は輝きたいのだ。

* * *

昨年末からの思いがいまも消えない。

ちょうど1か月前に別のnoteでも書いたけれど、仕事中心の毎日がどうしても虚しくて、ただ時間と命を消費して

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「私は私の世界の実験台」

「私は私の世界の実験台」

リーガルリリーというバンドが好きだ。

2年くらい前にライブに行ったときに偶然聴いて、それから僕のお気に入りのガールズバンドになった。
バンドをやっているようには全く見えない風貌の、というより雑貨屋とかで働いているほうがしっくりくるような雰囲気と、鋭い歌詞、強い歌声にはまってしまった。

朝に聴くと、何でもない憂鬱な満員電車の中でも、ドラマのワンシーンに入り込んだような気分になれる。

リーガルリ

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あの日、H先生が伝えたかったこと

あの日、H先生が伝えたかったこと

高校にH先生という先生がいた。

H先生はヤバい人だった。
鋭い目つきの強面で、髪はパンチパーマ。推定180センチ100キロの熊みたいな体格で、ドスの利いた低い声で話す先生だった。

生徒が不届きをすると、激高するタイプの人だった。
一度、昼休みに校則を破って学校を抜け出した人を見つけた際に、あまりに大きな声で怒鳴りつけるものだから、近所の人が「高校生がヤクザに恫喝されている」と警察に通報を入れた

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「人生つまんねえな」って思ったことと、その後の目標について

「人生つまんねえな」って思ったことと、その後の目標について

「人間って人生における目標がないとだめだと思うんだよな」

かつて、こんなふうに言った人がいる。誰か。
高校生のころの僕だ。

偉そうだ。めちゃくちゃ偉そうだ。
だけど、半分くらいは間違っていないように思える。

当時の僕は出版業界に入って編集者の仕事をすることを夢見ていて、部活の合間を縫ってやたらと小説やら漫画やらを読んでいた。

「バクマン。」にも影響されて、漫画家志望の友達の漫画にあれこれ口

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noteを始める前からずっと書きたかった記事を書いた。
言葉遣いは悩んだけれど、もう頭の中にあったから、内容では全く悩まなかった。
書きたいことを書くって、こういうことなんだな。

今日は投稿したので、明日の朝にでも投稿します。
(達成感のあまり普段使わないつぶやき機能を使う)