SebsLA1223

15年間のコンサル稼業から足を洗い、会社経営を細々とやっており、2022年から米国法人…

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15年間のコンサル稼業から足を洗い、会社経営を細々とやっており、2022年から米国法人に移籍したのですが、会社を買収されて、日本に帰ることに。今はいくつか会社を立ち上げて、こじんまりと経営中。 2人の息子と妻との日常の中から、心にとどめておくべきことをメモとして、ここに記します。

最近の記事

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#017 お父さんになりたい。

今日も、息子たちの話を書きます。 我が家には小6と小4の息子がいます。彼らは最近、よくお父さんみたいになりたいと言います。お父さんみたいに、何になりたいのでしょうか?社長になりたい、そうです。 そういえば、私も、彼らと同じくらいの年の頃、社長になりたいと思ってました。私の父は、田舎で土建屋を営んでいました。まー、一応、社長の端くれと言いましょうか。最盛期には20人くらいの従業員はいたと思います。しかし、下請けの下請けのような会社だったので、経営状況は厳しく、会社を維持する

    • #065 次男編、はじめました。

      だいぶ、間が空いてしました。米国法人に移ってから1年過ぎたくらい頃、会社を外国の企業に買収されました。 その間の紆余曲折は、話せば、きっと小説に出来ると思いますw そして、日本人の経営陣はお役御免となり、アメリカの就労VISAが切れることになったので、日本に帰国することになりました。さて、これが2023年10月頃、さてさて困った。何が困ったか、というと、日本の小学校だと6年生になる次男がおります。 こんなに早く日本に帰ることになるとは思ってなかったので、なんの準備もしてき

      • #064 Whole Earth Catalogの裏表紙

        昨年の暮れ頃、高校のサッカー部の1学年上の先輩と、同級生と、1学年下の後輩とzoomで2時間ほど話をしました。彼らは高校、中学校、小学校の教師をしています。そのうち、2人は最近まで市の職員として教育委員会みたいなところで行政の仕事をされていました。 さて、私たちの故郷に今も彼らは暮らしているのですが、「人が育つまち」と謳って、教育分野に特に力を入れている自治体です。そんな街をリードする彼らと、アメリカのネバダの矢島美容室の近くに住んでいる私との意見交換。たしか、日本時間の1

        • #063 庭師のしごと。

          東大生は、小さい時に親に勉強しなさいと言われたことがない、と答えているアンケートやTV取材をよく目にする。 たぶん、本当のことなんだろう、と思う。絶対に、小さい頃から勉強していただろうし、小さいときはやりたくないこともあっただろうに。 たぶん、親が、子どもが何年後、何十年後かにそう答えるように、うまく道すじをつけて、子ども本人が自分自身の選択として、自らの意思として、その道を選択したように導いたのだろう、と思う。 草花を育てるとき、水のあげ方や日の当て方によって、成長が違

        • 固定された記事

        #017 お父さんになりたい。

          #062 身から出た旅。

          自分の息子たちによく話すことがある。 「学歴は大事であるが、偏差値に大きな意味はない」 学歴=勉強の歩みはとても大事である。ものごとを深く知り、深く考えれば考えるほど、するめのような深い味わいがでてくる。それはするめ、そのものが美味しいからではなく、するめを味わえば味わうほど、より濃密な唾液が自らの口から溢れ出すからだと私は思っている。 一方で、偏差値が高いとは何だろうか、中学・高校・大学、入りたい学校の難易度といって差し支えないだろう。偏差値の高い学校(大学)に入る唯

          #062 身から出た旅。

          #061 虎の威を借るつくね。

          今日は長男の友達の話から。 長男が、アメリカで出来た友達の中に、韓国人の友達がいます。彼はお母さんと一緒に住んでいて、お父さんは韓国にいる。そして、お母さんはこちらの大学で働いてるそうだ。なぜに、母子でアメリカに来ているのかというと、その彼がアメリカの大学に入学するためだそうです。 お母さんの話では、まだ本人自体はアメリカの大学にピンと来ていないそうですが、お母さんは熱心に、アメリカの各地にあるトップ大学を訪れては、キャンパスをみたり、教員や学生に会ったりして刺激しているよ

          #061 虎の威を借るつくね。

          #060 夢見るときに大切なコト

          今日は子どもたちの夢について。 彼らはかなり早いうちから、叶えたい夢、なりたい職業、どんな自分になっていたいかが明確でした。それは、小さい頃から、親から尋ねられるし、イメージが沸かなかったり、そもそもよく分からなかったら、調べる習慣がついていたので、結構、クリアな未来予想図が出来上がっています。まだまだディテールが甘いところが大きいですが、それはまだ13歳と11歳ですから。 さて、13歳の長男は、将来、投資家になりたいと言っています。投資家と言っても、トレーダーとして金融商

          #060 夢見るときに大切なコト

          #059 結果としての効果効能

          さてさて、前回の続き。 こちらの中学校に来て、スクールカーストの最下層に転落してしまった長男が再び、起き上がったという話は前回、ざっくりお伝えしました。 その過程で、中学受験をしたことが威力を発揮したことを今回はお伝えしようと思います。 自らのプレゼンスを高めるために、彼は勉強で良い成績を取ろうと決意します。なぜ、そう思ったのかは、いくつか理由がありますが、まず悪目立ちするヤツは、もうすでに見渡せば、ゴロゴロいました。そして、こちらの学校は、やるもやらないもあなたの自由です

          #059 結果としての効果効能

          #058 高ければ高い壁のほうが。

          のぼったとき、気持ちいいもんね。と彼は歌った。 今日も今日で、子どもたちの成長について記録する。 今日は長男の試練について。米国にきて、3週間くらい経ったある日、彼はお父さん(私)に些細なことで怒られました。今となっては、何の事で怒ったのかすら思い出せないですが、些細なコトだったのは確かです。少し言い合いになった後、彼は突然、泣き出しました。そして、日本に帰りたい、と。 あんなに将来はアメリカの大学に行って、アメリカの企業に勤めて、いくいくは投資家になりたい、と威勢よく言っ

          #058 高ければ高い壁のほうが。

          #057 思えば遠くにきたもんだ

          久しぶりにNoteを書くことにした。 私は日本法人の代表をしていたのだが、数か月前に米国法人に移籍してきた。実際には、日本法人の取締役も兼務なので、二刀流です、カッコよく言えば。さて、移籍に伴い、家族も連れてきたので、家族で米国に住むことになった。 これまでのことをどこまでNoteに書いていたか、忘れた上に、過去の記事を読むのも、なんだか照れくさいので、おさらいのようになってしまうかもしれませんが、元々、2人の息子を海外大学に入れようと思っていたので、この海外移籍も話が早い

          #057 思えば遠くにきたもんだ

          #056 旅立ちの唄

          ひさしぶりの投稿になりました。 さて、我が家にいる2人の息子も、一人は中1、一人は小5となり、また新たなスタートを切りました。そんな矢先、、、というより、これは既に1月には決まっていたのですが、父(私)の仕事の都合により、今夏にアメリカに引っ越することになりまして。家族も連れだって、アメリカ生活をすることになりました。 これは1月には決定していたことなので、長男が受験をする前には決まっていたということで、彼には合否が分かった後で伝えましたが、親としては受かっても、落ちても、

          #056 旅立ちの唄

          #055 我が家のかたち

          我が家の政治体制についての話。 我が家には私と妻、長男(12歳)、次男(10歳)の4人がいます。 ちょうど4年前の今の季節、我が家に民主化運動が起き、土日の2日だけ完全な民主主義を導入してみることにしました。何をするにも、1人1票の投票権をもって、多数決で決めることにしました。 まず昼食について、安定多数の意見により、2日ともにマクドナルドのランチセットが採用されました。主婦層の反発を買いました。子ども部屋に置く家具を買うことになり、行く店を決める際に、都内のお店か、家の近く

          #055 我が家のかたち

          #054 あとで気づいたこと

          我が家には12歳と10歳の息子がいます。 12歳の長男は、中学受験を終えて、この春から中学生です。 10歳の次男は、この春から5年生です。 さて、ある日のこと、1+2+・・・+9=?という話題になり、次男は計算をし始めましたが、長男は"45"、とすぐに答えました。45が正解なのですが、別に計算が速かったわけでもなく、たぶん、答えを覚えていたのだろうと思います。でも、なぜ45になるのか、長男が説明してくれました。 式で書くと、(1+9)×9÷2=45 正解です。彼は受験勉強の

          #054 あとで気づいたこと

          #053 今日は何をやろうかな

          今日は次男の話。次男は中学受験をしないことになりました。 この4月から5年生になる次男とは、中学受験するなら、そろそろ塾を決めて入ろうか、という話をしていました。塾に入る時期としては、平均的な入塾時期からすると、1年くらいは遅いと思います。でも、兄の経験を踏まえても、このタイミングがベターだと結論付けています、うちの子だと。 さて、なぜ、中学受験をしないことになったのか、というと、彼のなりたい将来、彼が目指している将来、夢を叶えるための選択肢として、中学受験よりもより確実で

          #053 今日は何をやろうかな

          #052 若い時の苦労は買ってでもする?

          前回で、中学受験の話は終わりです。 今日は、子どもが味わうべき「経験」についての話です。 私は子どもの頃に、経験しておくべきことは2つだと考えています。 ①世界は広くて、複雑である、②頑張ってもうまく行かないことはある。 一つ目のテーマについて。子どもに色々と経験させたい、と親が口にするこの言葉は、たいてい、このことを指しているのではないでしょうか。なぜ、色々な経験をさせたいのですか?と周りの親をやっている大人に話を聞きますが、あまり明確な回答は返ってきません。よく聞く答

          #052 若い時の苦労は買ってでもする?

          #051 彼がやってきたこと

          長男の中学受験シリーズ、最終巻です。 彼がこれまでやってきたこと、直接的な試験対策と、間接的な中学受験に影響を与えるか分かりにくいがやってきたことを書きたいと思います。 まずは基本学習、間接的な対策から始めたいと思います。 日々の学習として、小1から毎日、かならず百マス計算をやることにしました。時間を計って、丸付けして。最初は、足し算から、引き算、掛け算、割り算。4年以降はミックスでやっていたように思います。なぜ百マス計算なのか?簡単な演算処理は考えることなく、反射的に計算

          #051 彼がやってきたこと