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すてきだなぁ!

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かいちょーさんの心の栄養になった記事をご紹介していきますね。
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#note

大丈夫、出発進行!

大丈夫、出発進行!

大丈夫だよ。

大抵、大丈夫じゃないから。

そんなことはわかっていて

だからこそ、大丈夫だよ。と声をかける。

なんもわかってない。

軽率だわ。

そんな風に思われて泣いて引き返してくるような

私の大丈夫は、そんなやわな子ではありません。

何が、大丈夫だ!大概にしろ!と突き返されても

帰り際、ピシャリと閉まる玄関の隙間に

大丈夫だよ!と投げ入れたいぐらいのガッツがあるのだ。

あなた

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思い出の唐揚げ弁当

思い出の唐揚げ弁当

私が小学3年生の時、両親が離婚し母親と夜逃げをした。これが小3の1学期の終わりの話。母親がはまっていた宗教の人の家に数週間住まわせてもらい、その後母親の不倫相手の家の近くのワンルームマンションに引っ越した。夏休みが明け2学期から新しい学校での生活が始まる。この話はそんな時期での出来事だった。

引っ越した初日から母親はほとんど家に帰らなくなり夜遅くまで男の所に居た。私は置かれているヤマザキの肉まん

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シンデレラ・パジャマ

シンデレラ・パジャマ

「あなた、お名前は?」

3年通っているが、名前を覚えてもらったことはない。あまりに久しぶりに尋ねられて、しばし面食らった。

彼女は私をケアさんと呼んでいる。

私も別にそれで困らないし、ちなみに毎週2回来ている看護師さん達もケアさんである。

私と看護師さんの区別がついているかも微妙だが、彼女はそこをうまく取り繕うことに長けている。

彼女の一人暮らしには、ケアさんが複数必要になってきていた。

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noteが10周年をむかえました。

noteが10周年をむかえました。

noteは2014年の4月7日にサービスを開始しました。

本当に多くの人に使っていただいていて、関わってくださったすべてのみなさん感謝しています。ありがとうございます。現在のユーザーID数は700万超、投稿された記事の数も4000万を超えています(くわしい数字は近日中に発表します)。

この機会に、あらためてなぜこのサービスをつくろうと思ったのかを書いてみます。

ぼくはもともと出版社で編集者を

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書く母さん

書く母さん

先日書いたnoteを、北海道にいる三男に読んでよ。とお願いしました。

私から、読んでよ。とおねだりすることはそんなにないので、三男は読んでくれました。

読み終わると電話をくれました。

なんか、よかったから、電話しちゃった!と言いました。

ねー、よかったでしょう。と言いました。

私は自分のnoteが好きです。好きなんです。

最近で1番嬉しかったな。と三男がいいました。

よかった、やっぱ

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夫の家事は褒めません

夫の家事は褒めません

パン屋さんがパンを作って

パン作ってえらいねぇ。とは言われません。

私が仕事をしているのを

仕事をしていてすごいねぇと言う人もいますが

まあまあ特別言われません。

夫が家事をすることを

えらいねぇとかすごいねぇ。とか言われるのは

別に悪い気もしませんが、

言ってくれるあなたの方が

毎日毎日ごはんをつくり、お掃除をして、洗濯をして、なんなら子供の送り迎えをして、得意じゃない人間関係

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小石の重さを量れる人に

小石の重さを量れる人に

今朝、チラリと糸井重里さんが特集されているswitchを何気なく見た。

私は、時々、おもむろに本棚から引っ張り出した小説のたまたまめくったページを黙読したり、漫画の数コマを眺めたりする。

乱暴だし、失礼だし、自分勝手だと思う。

ただ、その時に再会した言葉や物語にその時欲しかったメッセージが隠れていることがある。

引き寄せたのか、授かりなのかわからないが、
自分的には欲しい気づきを受け取るこ

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