akiko ookuni

「Love and Peace for Tribes❤️」をモットーに活動するアートディ…

akiko ookuni

「Love and Peace for Tribes❤️」をモットーに活動するアートディレクター&ライター。 アートスペース&手仕事ギャラリー「ツォモリリ文庫」プロデューサー。 インドの手仕事ブランド「ツォモリリ」デザイナー。 http://tsomoriribunko.com/

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    ブルーベル柄のチュニックドレス

    ボイル地の柔らかさに包まれる。極薄のボイル地をふんだんに使ったチュニックドレスです。 ブロックプリントは、ブルーベルの花。 長袖で日焼けを防ぎつつ、風通しの良いファブリックの力で快適に。 貝ボタンを使用。ポケットは両側にスラッシュタイプです。 素材:インド綿 100% 手法:ブロックプリント サイズ: 丈 107cm 胸囲 100cm 肩幅 41cm 袖丈 44cm
    11,000円
    TSOMORIRI
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    藍染めタンクトップ バラカダム柄

    暑い夏こそ、藍染めの季節。インド綿に伝統的な泥を用いるブロックプリント(カダムという花の柄です)を施し、ミディアムな色合いに仕上げてもらいました。風をはらんで軽く、肌にまとわりつかないから、快適にきていただけます。この一枚でも、ブラウスと組み合わせても◎。 後ろ丈を少し長くして、ヒップが隠れるくらいにしてあります。 素材:インド綿100%  手法:藍染め ブロックプリント 産地:インド・ラジャスタン州 サイズ: M 着丈 (前)55cm (後)62.5cm 肩幅 36.5cm 胸囲 99cm 袖ぐり 42cm L 着丈 (前)55.5cm (後)64cm 肩幅 37.5cm 胸囲 105cm 袖ぐり 46cm お手入れ方法:おしゃれ着用中性洗剤で水洗い
    7,700円
    TSOMORIRI
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    藍染めタンクトップ 蓮のつぼみ柄

    暑い夏こそ、藍染めの季節。インド綿に伝統的な泥を用いるブロックプリント(蓮のつぼみ柄です)を施し、ミディアムな色合いに仕上げてもらいました。風をはらんで軽く、肌にまとわりつかないから、快適にきていただけます。この一枚でも、ブラウスと組み合わせても◎。 後ろ丈を少し長くして、ヒップが隠れるくらいにしてあります。 素材:インド綿100%  手法:藍染め ブロックプリント 産地:インド・ラジャスタン州 サイズ: M 着丈 (前)55cm (後)62.5cm 肩幅 36.5cm 胸囲 99cm 袖ぐり 42cm L 着丈 (前)55.5cm (後)64cm 肩幅 37.5cm 胸囲 105cm 袖ぐり 46cm お手入れ方法:おしゃれ着用中性洗剤で水洗い
    7,700円
    TSOMORIRI

記事一覧

岩切章悟のオオカミとドキュメンタリー映画「オオカミの護符」

ツォモリリ文庫での岩切章悟の個展「Buen viaje|良い旅を」は、「オオカミを描こうと思う」という画家の宣言から始まりました。 「うんうん、描いて、描いて!」。待って…

akiko ookuni
2年前
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ダイアログ | 対話

コロナと共存する道を必死に探す2020夏の終わり。握手もハグもできない私たちの最終手段は対話なのではないか、と気づいた昨日の体験について記します。昨日、私は「ダイア…

akiko ookuni
3年前
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時間は存在しない、という境地

朝目覚めると、今日のミッションがどっと頭に押し寄せる。やれやれ。それを一旦別の引き出しにしまって、今朝も淡々と太陽礼拝から始まった。 体が伸びる、縮む、を繰り返…

akiko ookuni
4年前
11

インド先住民・ゴンド族の水の話

手漉き紙にシルクスクリーンで一枚一枚印刷する絵本で知られるタラブックスの本の中に、ゴンド族のスバーシュ・ヴィャムが描く『Water』という絵本がある。 人気絵本『夜…

akiko ookuni
4年前
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一本の柱とココナツ。先住民の最強の神殿

今日はインド先住民の神様の話。ヨガの太陽礼拝をしていたら、なぜかその話を書きたくなったから。 朝から雨だったこともある。家族はまだ起きてこない。シンとしたリビン…

akiko ookuni
4年前
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ワルリダンス。みんなで回って獲得するもの

インド先住民ワルリ族の村へ通い始めて9年。行くたびに強烈に自分の身体に刻まれるもの、それはワルリ族たちのダンスパワーだ。 ワルリ画は昔の暮らしを表現しているの?…

akiko ookuni
4年前
5

ノコプロジェクトのノコは、十分ですの意味

本日20:00~オンライントークセッション「ノコチームのビヨンド・コロナ」をYou Tubeでライブ配信します。配信URLはこちら。番組登録してもらえるとスムーズにチャット参加…

akiko ookuni
4年前
9

ヤシの木酒、飲み放題。ここは天国?

インド先住民ワルリ族の村へ通いはじめて9年。ここまで読んでくださった方は、‘足るを知る’彼らの生活、早朝からの禅僧めいた掃除などストイックな人たちの村という印象…

akiko ookuni
4年前
6

掃き清めから1日が始まる。まさに禅の境地

インド先住民ワルリ族の村にホームステイをさせてもらうようになって知ったこと。ニワトリのコケコッコ〜は、あたりが真っ暗なうちから響き渡るということ。そして土間で啼…

akiko ookuni
4年前
6

そこにあるものを使う、だから牛糞の床

今このコロナの状況下、先住民をお手本にしたいことがたくさんある。その一つが牛糞の床だ。 インド先住民、ワルリ族の村へ最初に行ったのは2011年だから、瞬く間に9年。…

akiko ookuni
4年前
16

ワルリ族の村にはオバケがふつうにいる

インド先住民ワルリ族の村に最初に行ったときに見せてもらった絵に、髪の毛がバサバサに長くて、空中を飛んでる人が描かれていた。 なんだろう? それはゴーストだよ、と…

akiko ookuni
4年前
6

コロナを超えた先を予言するワルリ画『Recreation』

現在、ロックダウン中の村で、彼らは牛糞を塗ったキャンバスにこんな絵を描いた。ビヨンド・コロナ=コロナ禍を超えた先にあるものは何か、そんなテーマで描かれた絵。タイ…

akiko ookuni
4年前
11
岩切章悟のオオカミとドキュメンタリー映画「オオカミの護符」

岩切章悟のオオカミとドキュメンタリー映画「オオカミの護符」

ツォモリリ文庫での岩切章悟の個展「Buen viaje|良い旅を」は、「オオカミを描こうと思う」という画家の宣言から始まりました。
「うんうん、描いて、描いて!」。待ってました! この画法に出会って4年。お願いし続けてきたのだもの。−とんでもなく時間のかかる画法だと知ったのはあとのこと−

モチーフには様々な存在理由があると思います。作家は細かいことを考えて作っているわけではないし狙っているわけで

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ダイアログ | 対話

ダイアログ | 対話

コロナと共存する道を必死に探す2020夏の終わり。握手もハグもできない私たちの最終手段は対話なのではないか、と気づいた昨日の体験について記します。昨日、私は「ダイアログ・イン・ザ・ライト」を体験しました。

一筋の光もない暗闇を体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」についてはご存じの方も多いはず。視覚障害者に導かれ、歩き、食べ、対話する。そんな未知の領域に身を置き、新しい気づきを得ようと世界全体

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時間は存在しない、という境地

時間は存在しない、という境地

朝目覚めると、今日のミッションがどっと頭に押し寄せる。やれやれ。それを一旦別の引き出しにしまって、今朝も淡々と太陽礼拝から始まった。

体が伸びる、縮む、を繰り返す。ゆっくりゆっくり5回。背骨の一つ一つがいろんな形になる。筋肉が動いている。三半規管がバランスを取ろうとする瞬間を感じる。じわーっと汗が出てきて、ふとしたポーズの中で自分の体から立ち上る体臭をかぐ。と、次の瞬間はシャワーで石鹸の香りに埋

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インド先住民・ゴンド族の水の話

インド先住民・ゴンド族の水の話

手漉き紙にシルクスクリーンで一枚一枚印刷する絵本で知られるタラブックスの本の中に、ゴンド族のスバーシュ・ヴィャムが描く『Water』という絵本がある。

人気絵本『夜の木』に比べてサイズも小さいし、オフセット印刷だからあまり目立たなけれど、この物語には、先住民の視点が示されていて、コロナ禍にいる私たちに突き刺さってくる。

ゴンド族は、前回の記事「一本の柱とココナツ。先住民の最強の神殿」で紹介した

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一本の柱とココナツ。先住民の最強の神殿

一本の柱とココナツ。先住民の最強の神殿

今日はインド先住民の神様の話。ヨガの太陽礼拝をしていたら、なぜかその話を書きたくなったから。

朝から雨だったこともある。家族はまだ起きてこない。シンとしたリビングでヨガのポーズを続けていたら、雨音がしとしとと耳に響いて、そのままさーっと体に染み入ってきた。そして雨の向こうに太陽があった、と言うと引かれるかな。でもそこでなぜか全身に万能感が漲ってきた。太陽の光が暖かかった。人はなんて不思議な存在な

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ワルリダンス。みんなで回って獲得するもの

ワルリダンス。みんなで回って獲得するもの

インド先住民ワルリ族の村へ通い始めて9年。行くたびに強烈に自分の身体に刻まれるもの、それはワルリ族たちのダンスパワーだ。

ワルリ画は昔の暮らしを表現しているの? と聞かれることがあるけれど、そんなことはなくて、現代の暮らしがそこに描かれている。人々はかまどに薪をくべてご飯をつくるし、パチンコ(スリングショット)を手にジャングルを散歩して、ときに食糧の鳥を落とす。20代の友人たちの話だ。

ワルリ

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ノコプロジェクトのノコは、十分ですの意味

ノコプロジェクトのノコは、十分ですの意味

本日20:00~オンライントークセッション「ノコチームのビヨンド・コロナ」をYou Tubeでライブ配信します。配信URLはこちら。番組登録してもらえるとスムーズにチャット参加していただけると思います。https://www.youtube.com/watch?v=W1F_6lg1Cdo

ノコチームとは、ノコプロジェクトにコミットしている人たちのユルい集まりのチーム名です。

ノコプロジェクトと

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ヤシの木酒、飲み放題。ここは天国?

ヤシの木酒、飲み放題。ここは天国?

インド先住民ワルリ族の村へ通いはじめて9年。ここまで読んでくださった方は、‘足るを知る’彼らの生活、早朝からの禅僧めいた掃除などストイックな人たちの村という印象かもしれない。しかし、実はここはヤシの木酒飲み放題。昼間、眉間にシワが寄るようなことが起きたとしても、夜はやいのやいのでハッピーハッピーなのである。

昼間から「ターリー(ヤシの木酒)、どうぞ」と言われることもある。「え? 昼間から?」と言

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掃き清めから1日が始まる。まさに禅の境地

掃き清めから1日が始まる。まさに禅の境地

インド先住民ワルリ族の村にホームステイをさせてもらうようになって知ったこと。ニワトリのコケコッコ〜は、あたりが真っ暗なうちから響き渡るということ。そして土間で啼く声は鼓膜直撃の爆音だということ。

コケコッコ〜の次に訪れるのは、シャッシャッという終わりなき環境音。謎だった。しばらくして、執拗とも思える早朝のシャッシャッは、ホウキで掃く音だとわかった。

ワルリ族の村に訪れるようになって瞬く間に9年

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そこにあるものを使う、だから牛糞の床

そこにあるものを使う、だから牛糞の床

今このコロナの状況下、先住民をお手本にしたいことがたくさんある。その一つが牛糞の床だ。

インド先住民、ワルリ族の村へ最初に行ったのは2011年だから、瞬く間に9年。少なくとも年に2、3度は通ったし、ワルリ画家を日本に招いて壁画を描いてもらったこともある。狭い我が家に泊まったワルリ族もひとりやふたりじゃない。本当に長い付き合いになる。長すぎて、当たり前になってしまっていることもたくさんある。でも、

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ワルリ族の村にはオバケがふつうにいる

ワルリ族の村にはオバケがふつうにいる

インド先住民ワルリ族の村に最初に行ったときに見せてもらった絵に、髪の毛がバサバサに長くて、空中を飛んでる人が描かれていた。

なんだろう?

それはゴーストだよ、と画家。

楽しそうに輪になってダンスをしている人たちの横で空中浮遊しているオバケはどこか淋しそうだ。ときに火を吹いてみたりしているけれど、雨が降ってきて、かき消されている。

なんかカワイイな。

そんな絵を描く人たちが私はいっぺんに好

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コロナを超えた先を予言するワルリ画『Recreation』

コロナを超えた先を予言するワルリ画『Recreation』

現在、ロックダウン中の村で、彼らは牛糞を塗ったキャンバスにこんな絵を描いた。ビヨンド・コロナ=コロナ禍を超えた先にあるものは何か、そんなテーマで描かれた絵。タイトルは『Recreation』。

なんて美しい村だろう。最初に村を訪れたときの印象だ。インド、先住民のワルリ族の村を最初に訪ねたのは2011年だった。

ワルリ画という壁画文化をもつ先住民ワルリ族の村。ムンバイからのアクセスということはわ

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