【知らなきゃ損!】オプション取引「コールとプットをわかりやすく解説」
皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。
※この内容はYouTube動画でも説明していますので、ぜひご覧ください!^^
普段、株式の取引として、「買う」か「売る」か、この2択しかありませんが、実はそれ以外の取引もできます。
それは「オプション取引」です。
今日は、オプション取引ついてわかりやすく解説していきたいと思います。
①オプション取引とは?
まず、「オプション取引って何?」という質問があると思います。
例えば、Appleの株に対して、普段の取引としては、「買う」又は「売る」、これしかできませんが、オプション取引では、この「買う」と「売る」の権利も売買できます。
オプション取引では、満期日に権利行使価格で株を買う、又は売る権利を取引します。
満期日というのは、この取引が行う、決められた日です。
権利行使価格は、この取引が行う、決められた株価です。
ようは、「この日に、この株価で、この株を買う/売る」という約束です。
実は、オプション取引は契約となっています。
買う権利に対するオプションは「コール・オプション」と言います。
売る権利に対するオプションは「プット・オプション」と言います。
ここで大きな注意点ですが、オプション契約の対象となるのは、1オプション当たり100株ですので、レバレッジをかけています。
オプション取引は信用取引ですので、利益が爆発的に増える可能性もありますが、大きく損することも十分あり得ます。
オプションは売り手と買い手の間に結ぶ契約です。
この契約の手数料みたいなものは、「プレミアム」と言います。
売り手は、オプションを行うことで、このプレミアムを利益として受け取ることができます。
買い手は、このプレミアムを支払うことで、株に対する権利をもらうことができます。
行えるオプション取引は4つあります:「コールを買う」、「コールを売る」、「プットを買う」、
「プットを売る」。
それぞれの取引をみていきます。
②4つのオプション取引
まず、「コールを買う」のは、より安い株価で株を買いたい時に行うオプションです。
満期日まで、株価が上がると予想していて、プレミアムを支払って、将来に今は決めた株価で株を買う権利を買います。
決めた株価と実際の株価の差は利益となります。
「コールを売る」のは、先ほどのオプションの売り手側です。
満期日になりましたら、今保有している株を売って、利益として、オプション取引のプレミアムを受け取ります。
次に、「プットを買う」のは、より高い株価で株を売りたい時に行うオプションです。
今回は株価が下がると予想しています。
プレミアムを支払って、将来に今は決めた株価で株を売る権利を買います。
決めた株価と実際の株価の差は利益となります。
最後に、「プットを売る」のは、先ほどのオプションの売り手側です。
満期日になりましたら、今保有している株を売って、利益として、オプション取引のプレミアムを受け取ります。
まとめとして、Appleの株でみると、行える4つのオプション取引はこうなります。
オプション取引自体はそんにややこしくないですが、パターンがたくさんありますので、中々覚えにくいです。
また、利益と損失は、オプション取引によって異なります。
③オプション取引で稼ぐ方法
最後に、オプション取引で稼ぐ3つの方法を紹介します。
1. カバード・コール・オプションを売る
カバード・コール・オプションを売るためには、既に100株以上を保有していないとできません。
1オプションは100株ですので、最低そのぐらい保有しないと、コール・オプションを売ることができません。
満期日を決めて、オプション取引として「コールを売る」と選択します。
ここのポイントとしては、権利行使価格の設定として、満期日までに絶対に達成できないと思う株価にすることです。
そうすることで、自分の株を売る可能性がほとんどありません。
例えば、9月12日時点では、Appleの株価は$148.97です。
「2カ月後に、Appleの株価は$160にいかないやろ」と思ったら、満期日を11月12日に、権利行使価格を$160に設定します。
そうすれば、自分の株を売らずに、プレミアムを受け取ることができます。
万が一、Appleの株は$160を達成した場合は、自分の株を売る義務があります。
ただ、その分お金が入ってきますので、そのまま株を買い戻すこともできますし、どちらにしてもプレミアムを受け取ることになります。
2. プット・オプションを売って、株を買う
次は、プット・オプションを売って、株を買います。
買いたい株は今の株価で高いと思ったら、オプションで買うことができます。
満期日を自由に設定して、権利行使価格を買ってもいい株価に設定します。
そうすると、プレミアムを受け取ることもできますし、買いたかった株を買うこともできます。
ただ、ここは、本当に保有したい株でないと、意味がありません。
3. LEAPS:株式長期オプション
最後に「LEAPS」です。
LEAPSはLong Term Equity Anticipation Securitiesの略ですが、そう言われてもわかりませんね。(笑)
例えば、Appleの株をいっぱい買いたいですが、100株を買うお金がない場合は、LEAPSを使えます。
さすがにAppleの100株を買うには、150万円が必要ですので、中々その資金を用意するのは大変です。
できるだけ遠い(2年後など)満期日を決めて、「コールを買う」と選択します。
この満期日までに必ず達成できると思う株価を決めます。
LEAPSの損益分岐点としては、株価は「権利行使価格+プレミアム」になった時です。
例えば、権利行使価格「$100」のプレミアムは「$50」だと、損益分岐点は$150になります。
満期日までに、株価が$150を超えると、そのまま株を買って、お金を儲かりますが、超えないと損してしまいます。
・まとめ
今日は4つのオプション取引を紹介しました:「コールを買う」、「コールを売る」、
「プットを買う」、「プットを売る」。
それぞれの得られる利益とリスクとなる損失が異なりますので、十分確認した上に、オプション取引を行ってください。
また、オプション取引で稼ぐ方法としては、主に3つあります:「カバード・コール・オプションを売る」、「プット・オプションを売って、株を買う」、「LEAPS(株式長期オプション)」。
言っておきますが、オプション取引を推奨しているわけではありません。今回のブログ記事は参考としてとらえてください。
2021年9月16日
投資家Cuber
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