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個別株投資よりはインデックス投資が十分なわけ

皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。

※この内容はYouTube動画でも説明していますので、ぜひご覧ください!^^

今年だけで、S&P500や日系平均といった指数に連動する「インデックス投資」は10%前後のリターンを出しています。
悪くないですが、アメリカでも、日本でも、多くの個別銘柄は20%、30%、あるいは40%以上のリターンをあげています。
こんな状況の中で、「個別株の方がいいじゃん!インデックス投資は辞める!」と思う方も少なくないと思います。
ただ、そんなに簡単に考えてほしくないです。
今日は、個別株式投資とインデックス投資を徹底的に比較していきます!

① 個別株式投資

 1.1. メリット

  1.1.1. リターンの可能性はほぼ無限

アメリカ株の上昇率ランキング(2020年)を見ますと、本当に驚きます。

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上位10銘柄は余裕でリターン1000%を超えています。w
そんなリターンはどうしても個別銘柄しかできません。
ぴったり当てれば、わずか1年間で資産を10倍以上にする可能性があります。

  1.1.2. 自分が理解できる、好きな企業を選択できる

指数として、世界中に最も注目されているのは、アメリカの「S&P500」です。
S&P500はアメリカの優良企業500社で構成されており、アップル、マイクロソフト、フェイスブックなども含まれています。
ただ、上位10社以外の企業は言えますか?

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例えば、石油・ガス関係の企業は23社、タバコの企業は2社も入っています。
インデックス投資では、どんな企業で構成されているか決まっていますので、投資したくない企業も入ってしまいます。

また、先ほど紹介した「リターン1000%以上企業」はもちろんインデックスにまだ含まれていませんので、自分の判断で投資するしかありません。

  1.1.3. ファンダメンタル分析も、テクニカル分析も可能

個別株では、様々な分析ができます。

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ウォーレン・バフェット氏流のファンダメンタル分析もできますし、短期のチャート分析(テクニカル分析)もできます。

 1.2. デメリット

個別株にはもちろんデメリットもいくつかあります。

・機関投資家の方が強い(個人投資家が不利)
個人投資家の資金力はもちろん機関投資と全く違います。
また、財務状況など、情報収集能力も違いますので、投資のタイミングが遅れる可能性があります。

・ファンダメンタル分析:時間がかかる、直ぐに利益が出ない
ファンダメンタル分析では、その企業の将来を予想しようとしていますので、分析の結果が出るまでに長いかもしれません。
2年間、5年間、10年間も、全く利益が出ないこともあります。

・テクニカル分析:判断を間違える可能性は十分ある
それはテクニカル分析も大きな落とし穴です。
「これから上昇トレンド!」でも、必ず上がるというわけではありません。
また、常に相場やニュースを確認すべきです。
そうしないと、知らない間に損してしまう可能性があります。

② インデックス投資

おさらいとして、インデックス投資はある指数に連動する商品に投資することです。
指数というのは、S&P500、NYダウ、日経平均株価、TOPIXなどといったものです。
投資信託やETF(上場投資信託)でインデックス投資できます。

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 2.1. メリット

  2.1.1. 同時に多くの企業に投資できる

先ほど説明した「S&P500」はアメリカの優良企業500社で構成されていますが、全500社に自分で投資しようとすれば、かなりの金額になります。w
その問題を解説するのは、インデックス投資です。
S&P500に連動する投資信託やETFに投資すれば、同時にこの500社に投資できます。
また、特にS&P500は色んなセクター(業界)でも構成されていますので、積極的な分散投資にもなります。

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  2.1.2. 少額で分散投資、メンテナンス不要

特に多くの投資信託は100円から投資可能です。
また、基本的には、インデックス投資は分散投資に適していますので、投資のリスクを下げることができます。
その上で、該当指数に入っている銘柄は自動的に入れ替えされますので、自らの銘柄のメンテナンス(売却など)は不要です。
インデックス投資は本当に楽ですね。w

  2.1.3. 長期投資に最適

資産形成に向けて、10年間、20年間のスパンで考えなければなりません。
そうなると、コツコツと時間をかけて、投資するには、はやりインデックス投資の方が安心です。
20年後、世界はどうなるのか、誰も予想できません。
今は投資している企業は、20年後にまだ存在するのか、誰もわかりません。

 2.2. デメリット

インデックス投資はもちろん凄いですが、デメリットも紹介します。

・投資したくない銘柄も含まれる
先ほど話しましたが、S&P500でも、石油・ガス関係の企業は23社、タバコ企業は2社が入っています。
投資したくなくても、インデックス投資では投資するしかありません。

・種類が多く、選定しにくい
どんな国(日本、米国、新興国、先進国)に投資するのか、どんな銘柄の種類(グロース株、バリュー株)、テーマ型にするのか、色んなインデックス投資があります。
選択肢がたくさんあるのは、いいところでもあれば、悩ませてしまいます。

・短期で大きなリターンを狙いにくい
インデックス投資では、長期で見れば、安定的に年間5~7%程度のリターンを期待できます。
それ以上のリターンが欲しい方は、個別株しかありません。

③ 資産形成にはインデックス投資が適切なわけ

資産形成は、老後の資産を用意する目的ですので、長期保有は大前提です。
個別株式の場合は、売却のタイミングが本当に重要になりますが、インデックス投資の場合は、そのままほったらかししても問題ありません。

また、歴史を見ると、インデックス投資は個別株投資に圧倒的に有利であることがわかります。

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緑色はアクティブファンド(個別株に投資している投資家)が勝利している時、グレー色は
パッシブファンド(インデックス投資)が勝利している時になります。
一目瞭然ですね。

・まとめ

個別株式投資とインデックス投資の比較をまとめますと、次の通りです。

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投資の初心者であれば、絶対にインデックス投資に集中していただきたいと思います。
投資の経験をある程度積んでから、株式投資に挑戦しても良いかと思います。

また、インデックス投資でも、十分資産形成ができて、FIREも可能ですので、ご安心していただければ幸いです!^^

2021年6月12日
投資家Cuber

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