配当金だけで暮らすために、いくら投資する？【おススメの高配当株とETF】

皆さん、ボンジュール！投資家Cuberです。

配当金だけで暮らす。
仕事しなくても、勝手にお金が入ってくる。
こんな夢を持っている人が少ないと思います。
では、それを実現するためにどうすればよいのか？
今日は、配当金だけで暮らしていくために、どうすればよいのか、また何に投資すればよいのか、解説していきたいと思います。

①生活費を明確にする

配当金だけで暮らしていくためには、そもそもどのぐらいの配当金が必要なのか、明確にしなければなりません。
理想なのは、もちろん、年間の配当金は自分の生活費を全てカバーすることです。
では、最初のステップは、今の生活費を明確にすることです。
このブログで何回も言っていますが、生活費を明確にするためには、家計簿を作るしかありません！w
家計簿でしっかり毎月の出費を管理することで、必要となる生活費を明確になります。
住居費はいくら？食費はいくら？趣味はいくら？等
家計簿は自分でexcelを使って作ることもできますし、アプリもたくさんありますので、自分としての一番楽な方法を使ってください。
僕はexcelを使って、次の項目で生活費を管理しています。
ぜひご参考に。^^

１年間の生活費を明確にできれば、配当金だけで暮らしていくための金額となります。

②高配当株を探す

配当金だけで暮らしていくための金額を明確にできた後、その金額をどのように生み出していくのか見ていきます。
まず、配当金について少し説明します。
配当金は、投資した金額に対して頂く還元になります。
例えば、ある企業（銘柄）に1万円を投資して、その還元として毎年500円を頂く、というイメージです。
この例では、配当利回りは5%です：500円／1万円＝0.05＝5%
この配当利回りは、配当金だけで暮らしていくために最も重要な指標です。

この配当利回りが高いほど、必要となる投資金額が下がります。
つまり、配当利回りの高い株、「高配当株」を探す必要があります。

配当利回りの情報は公開されていますので、すぐに見つけることができます。
グーグルで「【企業名】　配当利回り」と検索すれば、一番上に出てきます。

安定した高配当株を探すのであれば、やはり米国株しかないのかなと思います。
特に、アメリカでは「連続増配」の企業もたくさんありますので、ある意味で安心して投資できます。
配当利回りも高く増配年数も長い、おススメの米国株は以下の通りです。
※株価は2021年2月1日現在です。

また、米国株の場合は、高配当株ETFもあります。
ETFは複数の銘柄に分散投資を行っていますので、更に安定した投資になります。
おススメできる高配当株ETFは次の３つです：VYM、SPYD、HDV。

超高配当利回り（7%以上）の銘柄もありますが、基本的には株価の変動が非常に激しいので、株価の暴落で大きく損する可能性もあります。
そのため、個別銘柄にしても、高配当株ETFにしても、3%程度の配当利回りで考えたらよいかと思います。
リスクについて、以下の章④で詳しく解説していきます。

③投資する金額を計算する

では、毎年に必要な生活費を明確にできました。
また、配当利回りは3%程度で妥当だとわかりました。
最後に、配当金だけで暮らしていくために、必要となる投資金額を計算します。
実際の例で見ていきましょう。

今は毎月20万円で生活しています。
つまり、年間の生活費は20万円×12か月＝240万円です。
次は、配当利回りは3%とします。
必要となる投資金額は次のように計算します：投資金額＝年間の生活費／配当利回り。
なので、年間の生活費は20万円と配当利回りは3%で、次の通りになります。
投資金額＝240万円／3%（0.03）＝8,000万円。

「8,000万円？！無理やろ！」

そうです。
配当金だけで暮らしていくために、結構な資産がないとできませんね。
もちろん、配当利回りを上げることができれば、必要となる資産金額が下がります。
例えば、4%の配当利回りだと、資産金額は6,000万円になります。
5%の配当利回りだと、資産金額は4,800万円です。

④高配当株のリスクを理解する

このブログでは、インデックス投資（ETFと投資信託）をおススメしています。
長期間（10年間、20年間）で見れば、確実に上がっていきますので、安心して投資できます。
特に、インデックス投資の場合、投資している銘柄が自動的に調整されています。
例えば、S&P500に連動するETFを購入すると、米国の優良企業500社に分散投資するとともに、どんどんダメな企業が外されており、本当に強い企業しか残りません。
自分で高配当株に投資する場合は、こういった調整を手動で行う必要があります。

また、投資信託を使うと、毎月一定の金額が自動的に投資されますので、手間がかかりませんし、利益は非課税なので、とても便利でお得です。

もちろん、インデックス投資の弱点は、インカムゲイン（配当金）をあまり狙えないことです。
例えば、、VOOという有名なS&P500のETFの分配利回りはたった1.14%です。
8000万円を投資しても、年間91.2万円だけです。
それだけで生活できませんね。

そこで、配当金だけで暮らしていきたい人は、高配当株に投資するしかありません。
ただ、高配当株にもリスクがありません。
それは、株価の暴落です。
配当利回りは配当金と株価から計算されていますので、配当金が変わらなくても、株価が下がると、配当利回りが上がっていきます。
なので、ある高配当株に投資することを決める前に、必ず直近の配当金と株価の推移を確認すべきです。
特に、最近配当利回りが高くなった銘柄に注意しなければなりません。
配当金が上がった（増配の）場合は、問題ありませんが、株価が下がった場合は、企業の状況も確認すべきです。
業績が悪くなっているのであれば、今後配当金が下がる（減配の）可能性もあります。

それに対して、先ほど紹介した、連続増配の米国企業が比較的に強いです。

次の問題は、配当金に税金がかかります。
要するに、配当利回りは3%であっても、実は口座に振り込まれるのは3%ではありません。
米国株の場合、まず米国の税金10%、その上に日本の税金20%がかかってきます。
合計28%の税金ですので、3%の配当利回りは実質2.16%になります。
なので、配当金だけで暮らしていくために年間240万円の配当金が必要な場合は、実は1億円以上の資産が必要です。

・まとめ

配当金だけで暮らしていくのは、無理ではありませんが、かなりハードルが高いです。w
特に、必要となる資産の金額が非常に高いので、毎月数十万円を投資できないと、短期間で配当金生活を実現するのは無理です。
また、配当金に税金がかかりますし、減配の可能性もありますので、あまりおススメできる投資方法ではありません。
ただ、もちろん、毎月の生活費を楽にするために、月2～3万円の配当金を狙うのは、とても実現的です。
配当金だけで食費を支払う、配当金だけで水道光熱費を支払う、配当金だけで交通費を支払うなど。
配当金生活を否定するつもりではありませんが、まず小さな規模で配当金の良さを味わいながら、進めていただければと思います。^^

2021年2月2日
投資家Cuber

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