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映画「ダークナイト ライジング」-ユング心理学の視点から
香港のカウンセラー、チン とクリストファー ノーラン監督のバットマン三部作の最終章「ダークナイト ライジング」についてユング心理学の視点から対談しました。
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「ヘンゼルとグレーテル」- ヒーローズジャーニーの視点から
今日はジョセフ キャンベルによるヒーローズ ジャーニー (Hero's Journey)セオリーの視点から物語をみてみたいと思います。
はじめに、キャンベルの『ヒーローズ ジャーニー』は、ユング理論を物語の展開パターンに当てはめたものです。
ヘンゼルは継母の計画を盗み聞きした時点で彼女を殺しておけば、あるいは、話し合いを持ちかけ交渉に成功していれば、魔女を殺すことで継母のいない家に帰る、という
「ヘンゼルとグレーテル」- ユング心理学の視点から
こんにちは、灘田篤子です。
今日は前回取り上げた映画「関心領域」の中で父が娘に読み聞かせをするグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」をユング心理学の視点からひもといていきたいと思います。
ユングは、寓話が内包する要素は神話や伝説よりも私たちの心理構造やパターンがより明確に反映されていると捉えていました。
寓話は、一人の作者のPsych(精神、心理、心、思考)から生まれたものではなく、数百年の時を超