「ヘンゼルとグレーテル」- ヒーローズジャーニーの視点から
今日はジョセフ キャンベルによるヒーローズ ジャーニー (Hero's Journey)セオリーの視点から物語をみてみたいと思います。
はじめに、キャンベルの『ヒーローズ ジャーニー』は、ユング理論を物語の展開パターンに当てはめたものです。
ヘンゼルは継母の計画を盗み聞きした時点で彼女を殺しておけば、あるいは、話し合いを持ちかけ交渉に成功していれば、魔女を殺すことで継母のいない家に帰る、という辛い旅をせずにすんだものの、とうっかり思ったりするのですが、旅に出て様々な経験を