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2019年8月の記事一覧

ブランディングネイティブ世代のブランディング戦略

広がりつつあるブランディングという言葉の幅ブランディングというワードが、一般的になり急に幅広く使われるようになった昨今。最近では「デザイン」や「編集」に続き、「ブランディング」は一般的に広く使われる言葉になってきた感じがします。マーケティングの専門用語として限定的な意味の「ブランディング」と、多くの人が使う何にでも取ってつけられる「ブランディング」。同じ言葉を使っていても、両者具体的に指すものが異

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戦後74年、内田祥文「紀行・原子爆弾被害調査行」を読む

戦後74年、内田祥文「紀行・原子爆弾被害調査行」を読む

広島というところは死んだ人のゆくところでもあったようだ。人が死ぬとあの爺さんも広島へたばこを買いにいったげな。とうわさするものがあった。広島という土地は一つの幻想の世界だったのである。 宮本常一(*1)

内田祥文が行く長崎敗戦から間もない1945年11月(*2)、東京帝国大学講師・内田祥文(図1)は、朝の急行で長崎へと向かいます。

図1 内田祥文

同行するのは東大助教授M氏、鉄道官Y氏のほか

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