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「上流階級 富久丸百貨店外商部」[1巻]を読んで

「上流階級 富久丸百貨店外商部」[1巻]を読んで

[1巻]上流階級 富久丸百貨店外商部
著者:高殿 円
オーディブル版を読んでの感想です。

百貨店外商部での物語。小売業の仕事をしていた経験から、百貨店の仕事とはどんなんだろうと興味を持ちました。百貨店での仕事、とくに外商員の接客販売の内容があり面白そうだと感じ読んでみました。

物語の主人公であるアラフォー女性の鮫島静緒が、神戸の老舗百貨店の外商員として奮闘する物語です。主人公と登場人物のそれぞ

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「じい散歩 妻の反乱」「団地のふたり」を読んで

「じい散歩 妻の反乱」「団地のふたり」を読んで

「じい散歩 妻の反乱」「団地のふたり」
著者:藤野千夜
オーディブル版を読んで。

「じい散歩」を読んだとき、日々の生活を綴られている文章のテンポが読みやすく感じていました。それで続編の「じい散歩 妻の反乱」も気になり読み始めると一気に読み進めてしまいました。

藤野千夜さんの作品は、日常の生活のリアル感が感じられて共感できるところも多数あります。やはり、実在のモデルがあるようです。

雑誌のイン

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耳読書のすすめ

耳読書のすすめ

「耳読書」って聞いたことがありますか。
「耳読書」については、過去に友達からすすめられたことがありました。
しかし、その時は「耳で聴いても頭に入ってこない(内容を理解できない)だろう」と敬遠していました。

最近リスキリングに興味があり、あたらしい知識を得ようとなると「やはり本を読むことも必要だな」と感じている時でした。

たまたまCMでみた「Amazonオーディブルの30日間無料体験」がきっかけ

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Amazonオーディブルのおすすめ本「ドキュメント日記」シリーズ

Amazonオーディブルのおすすめ本「ドキュメント日記」シリーズ

Amazonオーディブルで「耳読書」を始めてというもの、さまざまなジャンルの本を読んでいます。その中で最近ハマっている「ドキュメント日記」シリーズを紹介します。

それぞれの業界特有の日常や裏話など、著者の目を通して赤裸々につづられています。さまざまな「職業人生のストーリー」に引き込まれてしまいました。

まだシリーズ全作品を読み切っていないですが、現時点で印象的だったものを厳選して紹介します。

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「じい散歩」を読んで読書感想文

「じい散歩」を読んで読書感想文

「じい散歩」著者:藤野千夜 
双葉文庫
オーディブル版の感想です。

「じい散歩」の主人公の明石新平は88歳。その何気ない日常を描いた小説です。小説の冒頭から、新平の日常習慣の話が出てくる。健康を意識しているため、毎朝四十分から四十五分の体操を続けている。それも健康講座で教わった、ストレッチ体操をベースにした自身のオリジナル。

朝食のメニューも、独自に考えて毎朝続けている。そして、散歩に出かけ

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「夢をかなえるゾウ」を読んで気づいたこと

「夢をかなえるゾウ」を読んで気づいたこと

「夢をかなえるゾウ 1」
「夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神」
著者:水野敬也
オーディブル版を読んでの感想文です。

「夢をかなえるゾウ」はシリーズ累計発行部数460万部(2023年6月時点)と有名な作品で、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

最初に読んだのは、10年ほど前になります。会社でパワハラを受けていた時、うつ病になりかけていました。その時読んだ、「夢をかなえるゾウ」で

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「スピノザの診察室」を読んで

「スピノザの診察室」を読んで

「スピノザの診察室」
著者:夏川草介
オーディブル版を読んで(聴いて)の感想です。

毎年この時期になると本屋大賞ノミネート作品が気になります。2024年ノミネート作品のなかで気になったのが「スピノザの診察室」です。
「スピノザって、何?」というところから興味を持ちはじめて、この作品を読むことに。

「老い」「病気」「幸せ」について「スピノザの診察室」を読み進めていくと、人の「老い」「病気」「幸せ

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