#168 初めての子育て。もっと腕が欲しい！腕８本のタコに憧れて。

初めての子育て。もっと腕が欲しい。

私は人にお願い事をするとか
人に頼る事がとても苦手です。

表向きは『人様に迷惑をかけてはいけない！』と言う想いからですが

その奥には『断られて傷つくのは嫌だ！
人から嫌われたくない 皆んなから好かれたい！』

そんな気持ちが強かったと思います。

そうやって生きてきたので

《子育て》とう私1人が頑張っても

なかなか上手くいかない事に
                         ぶち当たり心が折れた。

上の子が幼稚園児の時は3階に住んでて

娘の荷物、私の荷物、晩ご飯の買い物袋。

『もう歩けないよー！！』
『疲れたー！！』と

階段の前で歩く事を放棄した３歳の娘を抱っこ。

ぐずぐず泣いている娘が  これがまた重い。

荷物をテーブルに置いた後、

私の腕には買い物袋の跡がくっきり残る。

あの時は…

『あー。タコみたいに腕が
                たくさんあったらいいのになー』と

タコに憧れていた。

でも、振り返ってみると

たくさん腕があったら

私は1人で何でもこなし、

人に頼る事もなく、

1人でできる事がどんどん増えて

家族や夫がいなくても

私1人で何でもできちゃう人になって

家族や夫が必要ない！

1人が楽だと思ってたかもしれません。

自分1人ではできないから

両親や夫に頼ったり、
お願いしたり、子育てを通して

家族の絆は深まった。

完璧じゃなくていい。
欠けててもいい。
足りない、足りない。

そんな私の
欠けている部分を埋めてくれる人がいた。

そんな人の優しさに触れることができるから私も家族や夫を快くサポートできる。一緒にいる。

階段をのぼる事を放棄した娘は
　　　　　あっという間に中学二年生になった。

『お母さん！何か手伝うよ！』

『お母さん！荷物  重いでしょ！
　　　　　　　　私が半分  持つよ！！』

あの時は、娘からこんな言葉を
もらえる日がくるとは全く想像できなかった。

『ありがとう！！
　　　半分、持ってもらおうかな！！』

今日も誰かに支えてもらいながら

そして、私も誰かを支えながら生きています。

今日という日をありがとう。

それでは今日も心穏やかに

ポジティブでありますように！！