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#142『もう働けません』人と仕事が怖い。私が仕事を辞めた理由。


大好きで毎週のように通っていたお店で
 働く事が決まりました。

私の憧れのお店。

21歳の私は入り口のドアノブに手をかけた瞬間

ドキドキが止まらなくなる。

コーヒーとスコーンのいい香りに心踊る。

特にこれと言った能力も才能もない。

同じ毎日をただただ時間が過ぎるのを待つだけの毎日がここにくると生き返ったように

私はワクワクドキドキした。

その念願のお店で働ける事になったのに

私は一年半後に泣いて辞めることになる。
辞める…というより 逃げた。

とても忙しいお店での毎日は充実してて

・このお店がよくなる為に頑張ろう!!
・もっと仕事ができるように頑張ろう!!
・お客様の為に頑張ろう!!大好きなお店で
働ける幸せを噛み締めていましたが…

少しずつ私は

・同期の人より私は劣ってる。
・働く仲間から自分はどうみられているのか?
・『つかえないな!』とか『仕事ができない』と
思われるんじゃないか??
・後輩に指導する事が苦手、私にはできない。
・後輩からどう思われてるのか??

私の目線はお店やお客さまではなく

自分がどう見られているのか??という
自分の事しか考えられなくなりました。

すると…私は足りない!私は欠けてる!

誰かが話している姿が私の悪口を言っているように感じるようになり、

周りが皆んな敵に見えるようになりました。

この頃から休憩時間に、母に電話をして
『私、もう○にたい…。消えてなくなりたい』と

母に言うようになってました。

『頑張りなさい』と言っていた母も
これはまずいと思ったのか

『もう、辞めてもいいんじゃないの?』

その言葉に
ホッとしたのか私は声をあげて泣いた。

休憩時間が終わると

泣きべそをかきがから

私はそのまま店長の元へ行き

『もう働けなません』と伝えた。

今でこそ こんな風に言えるけど

当時は人が怖くて半年くらい自分の部屋から
出られずご飯も一人自分の部屋で食べていた。

大好きだったはずの お店と人が怖かった。

周りの人が
皆んな私の事をあざ笑うように感じた。

あの時の泣いてばかりの私には

まさか!!こんなダメダメ人間の私が

今、大好きなヨガを仕事にしているなんて

そんな未来は想像できなかったし

こんなにも
心穏やかな自分がいるなんて信じられないけど

どうにか生きていれば いい事がある!!

全ては学び!!だと今は思う。

生きていると色んな事があるけれど

その時は消えてなくなりたいくらい辛いけど

自分がより良い方向に行くためのメッセージ。

変わらなくていい。

今の自分ができる事をコツコツと。

そのままの自分と一緒にいる事を諦めない。

私は私の一番の親友です。

自分と喧嘩しても自分が嫌になっても

最後には手を繋ごう!!

それでは、今日も心穏やかに

ポジティブでありますように。

おまけ…

一年後に私はこのお店にまた

働かせてください!!と伝えられるまで

心と体が回復した。

人がまだ怖くて接客は怖くてできなかったけど

ケーキを作るサポートをしたり

お菓子の袋詰め担当として仕事復帰した。

その後、後から入社してきた男性が

私の今の夫です。

大丈夫!!人生。いいことあるよ。

#創作大賞2024 #エッセイ部門

    

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