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*超考察・村上春樹作品における"名前"の法則
村上春樹作品を一通り全部読んで来て、見えてきた村上春樹作品の登場人物の名前に関する法則と考察です。
また、作品ごとに
・僕三部作や「世界の終り〜」までの名前を持たない小説の作品群
・「ノルウェイの森」「国境の南・太陽の西」「色彩を持たない多崎つくる〜」など、だいたい名前が付いてる作品群(名前を持っていない人もいる)
・「ねじまき鳥クロニクル」「1Q84」の緻密にまでほぼ全ての人物に名前が付いてる
村上春樹 / 『街とその不確かな壁』 感想*何度も何度も繰り返された物語の終止符と、"信じること"
***極力ネタバレは無い感じでの感想を書いたつもりですが一応ネタバレ注意⚠︎でお願いします***
村上春樹 /『街とその不確かな壁』 #読了
ずっと唄が流れていた。
何度も、何度も、繰り返し続けられた物語と、
不確かで、不思議な壁の中の街と。
そして、40年の時を経た決着と。
懐かしくて、眩しくて、その憧憬に胸の奥から締め付けられるような、
真っ暗な影と闇の中に光る、獣たちの金色に輝く毛並みの
「センス・オブ・ワンダー」/ レイチェル・カーソン いまを生きているこの世界のすべて、を感じられる人の持つ掛け値ない稀有な感性
「センス・オブ・ワンダー」/ レイチェル・カーソン上遠恵子 訳、川内倫子 写真 #読了
村上春樹作品の読書会経由で、お貸しして貰った本でした。
川内倫子さんの自然の写真や本の装丁も素敵な一冊だった。
「沈黙の春」の作者として知られるレイチェル・カーソンの遺作の本でもあって、未完となっていることが悔やまれる。
著者レイチェルがアメリカのメイン州のブースベイで、小さな子供の甥のロジャーと一緒に海
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』/ 村上春樹 #読了 感想及び、色彩をめぐる考察・釈迦の四門出遊の巡礼と四方位の四聖獣の色について
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』/ 村上春樹
白を欠いてしまった青と赤と黒との巡礼
「あなたはナイーブな傷つきやすい少年としてではなく、一人の自立したプロフェッショナルとして、過去と正面から向き合わなくてはいけない。自分が見たいものを見るのではなく、見なくてはならないものを見るのよ。」
そう言って彼女は彼を「巡礼の年」へといざなう。
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自分がこの小説